FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 028:はみだす緑特集
さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第28回(2022年4月8日(金)20時~
(再放送:4月10日(日)19時~)
清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。
今週は路上園芸学会会長の村田あやこさんをゲストにお迎えし、新刊本「はみだす緑 黄昏の路上園芸」のご紹介も含め、路上園芸の鑑賞やお散歩の楽しさなどについてお話を伺いながら、おススメ曲を披露していただきます。古い曲がお好きな村田さん、大学ではブルーグラス・サークルだったとか。渋い選曲に驚かされます。
1曲目
「Show」Sugar Babe (1975)
まずは山下達郎さんのシュガーベイブのオープニング曲です。こんなお高いレコード、しかもオリジナル盤を持ち込まれるなんて…ということで、急遽オープニングを変更させていただきました。
2曲目
「Street People」Bobby Charles (1973)
渋いところで、高山はボビー・チャールズをオープニング用に用意しておりました。セットリストをご覧になって、「スモール・タウン・トーク好きです。」というメッセージが。只者ではありません。そういえば、旦那様とライヴ活動もされている方でした。
3曲目
「Walking After Midnight」Fairground Attraction (1988)
高山セレクション2曲目はお散歩ネタを続けていきます。パッツィ・クラインのカヴァーですが、マデリン・ペルー版はもうかけてしまいましたので、エディ・リーダーの素敵なヴォーカルでお届けしました。
4曲目
「ウォーカーズ・ブルース」細野晴臣 (2011)
村田綾子さんのセレクションに行きます。まったりした細野さんのヴォーカルがいい感じです。この番組のために購入されたというアナログ盤、いい音で鳴っておりました。
5曲目
「Ac-cent-tchu-ate the Positive」Oscar Peterson (1959)
小学生の頃からオスカー・ピーターソンがお好きという村田あやこさん、お育ちがよろしい証拠でしょうが、高山には理解できない部分でした。嫌いではないのですが、オスカー・ピーターソンを小学生が…。凄い人です。
6曲目
「東京の屋根の下」灰田勝彦 (1948)
こういう曲を聴いてポジティヴになれるとおっしゃいます。50歳くらい年齢をさばよんでいないかと思いたくなりますが、状態のいいアルバムをお持ちで、ビックリしました。
7曲目
「Side By Side」吉田日出子(上海バンスキングOST) (1984)
本来なら江利チエミさんのSP盤を持ち込むということでしたが、局に蓄音機がないのであきらめ、吉田日出子さんのバージョンでお許しいただきました。このあたりで語りも絶好調、メチャクチャ面白い方でした。内容はラジオで!ぜひ!
8曲目
「道草」スーマー (2016)
残念ながら高山は存じ上げないアーティストさんでしたが、いい感じの、いかにもアナログで聴きたくなる音でした。ライヴでご一緒されたこともあるとか。ジンジャーではトーク・イヴェントを何度かやっていただいたこともあるのですが、知らない世界で活躍されていらっしゃる方なのでした。
9曲目
「Meadows」Joe Walsh (1973)
お時間が尽きてきまして、高山セレクションに戻ります。ジョー・ウォルシュの草原というタイトルの曲ですが、結局植物は何でも好きみたいです。あまり面白い展開は得られませんでした。
10曲目
「East Of Ginger Trees」Seals & Crofts (1972)
ラストも高山セレクションですが、バハイ教の広報担当、シールズ&クロフツの名曲です。ジンジャーは木なのか、ジンジャー・トゥリーズの東には何があるのか、イスラム穏健派とも位置付けられる人々のメタファーは難解かつ奥が深く、いまだ研究中です。
次回は21世紀に聴くアナログ特集の2回目です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
実はヒプノシス・ジャケのピンク・フロイドなんぞも持ち込んでおりましたが、またの機会に!