さらまわしネタ帳119 - ベルセバはお好き?
素人臭さが魅力のバンドって、いろいろあるとは思いますが、まあ最右翼でしょうね。ベル・アンド・セバスチャン、お好きですか?私は、分かりません。やろうとしていることは理解できます。オシャレだとも思います。1995年デビューというタイミングであっても、アナログでリリースしてくることに関しては嬉しいですね。ただ演奏や曲に関しては、全く好みではありません。ポップ好きの自分でも、「これはちょっと…」と引いてしまう曲もあります。
演奏や歌も、上手い下手じゃないんですよね、好きか嫌いか…。嫌いとは言いません。でも好きかと言われると、ちょっと首を傾げて、しばらく間を置いて、「まあ」といった程度です。ただねぇ、アナログ氷河期にアナログでリリースしてくれたものだから、気になるんですよ、もの凄く。これでねぇ、演奏が少しでも気になる上手さとか鋭さみたいなものがあればいいんですけど、どうにも。
気になるので、少しは買ってみたりしたんです。だって一応チャートにも入ってきますし、賞にもノミネートされたりしますからね。ただ1995年スタートということで、1960年代70年代のテイストは皆無です。80sのテイストすらかなり希薄です。だから私みたいなおじさん(おじいさん)には理解不能なんでしょうかね…。でもそれって別の見方をすれば斬新、本当に新しいものとも考えられますよね。でもねぇ、ジャケットを眺めている限りは新しさなんてむしろ「無い」と宣言しているようなものですから、やっぱり理解不能です。
ギター・ポップって最も好きな辺りなんですよ。ラズベリーズあたりから始まって、パイロットとかチープトリックとかって、実はもの凄く好きですから、その系譜で語れれば何の問題もないんですけど、…語れないんだ。
そもそも、ジェリー・ジェフ・ウォーカー、バーニー・レドンときてベルセバを出すなって言われるかもしれませんけどね。あ、ちなみに、ジャズ好きの知り合いなんかは、もう無視に近いです。「自分が語るべき音楽ではない」みたいな態度になってしまいます。やはり演奏面から語ることがないからなんですかね?
じゃあ、いったい何?この人たち。どうにも、謎の存在です。「じゃあ、話題にするな」と言われそうですが、7インチ・シングルとかしっかりリリースされているし、売れたとか言うし…。でも流通価格はお安いから手を出してしまうんですけどね…。
何なんだろう、この虚しさ…。