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7インチ盤専門店雑記541「60sはさらっーと…」

基本的に歴史語りが好きなもので、70sソウルを中心としたブラック・ミュージックのイベントをやるとしたら、出発点をロックンロール期にしてリトル・リチャードやチャック・ベリーあたりから始めるというのが常套手段でしょうか。リトル・リチャードは映画も公開になったばかりですし、ちょうどいいかもしれません。今回はこれでしょうかね…。

もう一つの候補としては、ザ・コントゥアーズ「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー」があります。今年の新年1本目の記事でも触れておりますが、自分としては縁起物的な一曲です。モータウンのベリー・ゴーディがこの曲の作者でありプロデューサーなんですが、彼はこのヒットでモータウンの礎を築いたと言われているわけです。ここをスタート地点にするのも座りがいいでしょう。まあこのどちらかでしょうね。

そこから、ロネッツやシュープリームスなどのガールズ・ヴォーカル・グループやサム・クックあたりで60sはさらっと行きたいななどと考えております。それでも、歴史的に語っておきたいあたりが、ウィルソン・ピケットがデュアン・オールマンと作った「ヘイ・ジュード」のカヴァーでしょうか。ラジオ番組でもかなりガッツリ語りましたが、サザン・ロックが生まれた瞬間などと言われる曲です。この曲を取り上げれば、当然マッスル・ショールズ関連の話題になって、アレサ・フランクリンといきたいところですが、レコードが売れてしまって今は手元にないので、ここはパスですかね…。実はアレサはあまり好みではないので、元々時間を割く気がありません…。

オーティス・レディングも語ってはおきたい人です。とはいえ、あまり時間の余裕がないイベントではかける曲が一択になってしまいますよね。テンプテーションズやマーヴィン・ゲイなどはかけたい曲がいっぱいありますが、悩まずにベタな選曲で行くべきでしょう。どうしても70s中心でしょうから、60sはさらーっと流すしかないんです。拘ると60s一回、70s一回にしたいとか言い出しますよ…。リアルタイムでの聴き出しが1970年頃なので、思い入れの強さが違いますからねぇ。

よくよく考えると、お店ではあまりブラック・ミュージックをかけてないんです。例外的にDonny Hathawayの「Live」とMarvin Gayeの「What's Going On」はやたらとかけますけどね…。今後のことも考えて、慎重に選曲したいとは思います。

あ、でもシュープリームスはやっぱり3〜4曲はかけたいですよね…、でもそんな時間はありませんよね…。え?2回?いや~、1回でしょ…。wwwwwww

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