7インチ盤専門店雑記768「まだある…レーザーディスク編」
音楽を聴く環境は、配信サービス中心になってしまいましたが、おかげでアナログ盤も復活してくれました。手軽さを追求するか、高音質を追求するか、デジタル音源の効能でも言われることですが、両立すればいいのにねぇ…、結果的にCDも復活してきましたね。配信よりは安定して音が良いですからねぇ。パッケージ・メディアの魅力という部分もあるでしょうか。
一方映像は、ベータマックスとVHSという規格のシェア争いの後、ヴィデオディスク系が登場し、レーザーディスクの天下になるかと思いきや、DVDが出てきて、さらにブルーレイとなってからの配信サービスですかね。FOD、オン・デマンドで映画まで観られるというのは便利ですよねぇ…。アマプラやら各種サービスはシェア争いとか、どうなっているんですかね。
現時点では、ディスクユニオンも買い取ってくれないレーザーディスクですが、さっさと捨ててしまえばよかったのかもしれません。それでも段ボール2箱分、どうしても捨てられなかったというか、捨てる暇や余裕がなかったというだけなんですけど、まだキレイな状態であるんです。しかも直ぐに捨てる気になれなかったのは、もっとお手軽にデータをリッピングしてストレージに蓄えることができるようになるのではと思っていたので、将来の新技術待ちのような感覚でもありました。いまだにレーザーでしか観ることができないものもありますからね。
結局コンポジットというアナログデータを片面60分収録できるキャパは結構魅力的ではありましたが、画質がイマイチ…といっても地上波程度には良好なのですが、やれ4Kだの最新の映像規格に比べれば少々劣るわけです。…音が悪いと思ったことは一度もありませんけどね。何とかコンバートしてHDMIに接続でもできれば、近い将来やりたいなという程度の話です。
レーザーディスクのピークは1990年代前半頃かと思いますが、1980年代中盤はまだまだ高価なものでした。低価格化が結構な勢いで進み、最終的には3千円程度で買えましたからね。
1989年リリースのABWHなんて結構貴重な映像かと思いますが、定価3300円だったんですね。おそらく96年か97年頃、DVDに負けて叩き売りされていた頃、400円で購入したと記憶しております。
ヘッダー写真のガッド・ギャングのライヴは既にDVD化されているので価値は減じてしまいましたが、六本木ピット・インでのライヴで、日本のレコード会社が企画したタイトルかと思います。日本で企画されたものって、やはり日本的なんですよ。こういう上手い人達の演奏はしっかり手元を映してくれるシーンが多く、海外の会場の雰囲気を伝えてくれるものとはテイストが異っております。私も日本人ですし、演奏している手元が見たくて買っている人間なので、実は結構嬉しかったりしました。今となっては海外のものの方が好きかもしれませんけどねぇ…。
まあ、データ・コンバートできれば、今でもしっかり研究したいタイトルが多くありますから、何とかしたいものです。
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