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7インチ盤専門店雑記028「Look What You're Doing To Me」
「Look What You're Doing To Me」Professor Longhair (1957)
ニュー・オリンズの伝説的なピアニスト、プロフェッサー・ロングヘアです。まあ7インチ・シングルの世界とは縁がなさそうな気もしますが、これはお土産専門レーベルなんでしょうか。ニュー・オリンズの土産物屋で売られていたら、自分も買いますかね…。レコード会社の住所はニュー・オリンズではなくて、ウエスト・ハリウッドのサンタ・モニカ・ブールヴァ―ドになっていますけどねぇ…。
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Side Bは「Misery」です。まあこの際曲は何でもいい気がします。プロフェッサー・ロングヘアの7インチ盤が存在するというだけでかなりの驚きです。もちろん。「ティピティーナ」とか「ヘイ・ナウ・ベイビー」とかいった有名曲のものがあれば猶更でしょうけどね。実はもう一枚あります。
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4曲とも作者はRoeland Byrdとなっておりますが、ヘンリー・ローランド・バード、プロフェッサー・ロングヘアご本人です。1918年生まれで1980年に亡くなっております。私は亡くなったときのニュースで知ったようなもので、その時テレビで流れていたライヴ映像がいまだに目に焼き付いております。「この爺さん、何者?」というところから、まあ調べまくり、可能な限り音源も集めました。いまだに大好きです。ニュー・オリンズ・サウンドを語るとき、ドクター・ジョンやら最近ならジョン・クリアリーとかいろいろ好きなピアニストはおりますが、爺さんは別格です。私にとって、ニュー・オリンズ・サウンドはプロフェッサー・ロングヘアのサウンドなんです。
それなら売ることないだろうと言われそうですが、売れないだろう値札を付けて売っております。