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7インチ盤専門店雑記910「オモチャか…お宝か…」
ポール・マッカートニーのファン/マニアは自宅に相当なコレクション・スペースを設けていらっしゃると思いますが、レコードだけでも博物館ができそうです。毎度いろいろな形態でリリースしてくれますから、楽しませてくれますよねぇ…ホント。オタクの経済学の好例です。
以前80枚組ボックス・セットが出たときにも記事にしておりますが、最近では推し活とかいう言葉が幸せな響きを伴って使われるではないですか。マニアが楽しめるアイテムが豊富にあるというのは、いいことだと思うわけです。ポール・マッカートニーは金儲けが上手いというようなことを言われますが、私はそれは僻みや妬みを伴った否定的な一面しか見ていない意見かと思っております。だって推しのアーティストの新盤レコードを買うのって幸せな気分ですもん…。
この「Run Devil Run」の7インチ・ボックス、検索すると今でも出てきますが、発売当時は手に入るかどうかも分からずにとりあえず申し込みましたけどねぇ…。届いてみてビックリもしましたが、作りは粗いし、…これわざとなんですかねぇ。レトロ感の演出というヤツなんですか?以前の記事でも書いておりますが、こういうのは日本人に作らせたらもっともっと良いものを作ると思いますけどねぇ…。
スポンジのスペーサーが何とも気に入らないのですが、せっかくなら7インチ盤のそれぞれにデザインを凝らしたジャケットが欲しかったですねぇ。そういうところもレトロ感の演出なんですかねぇ…。
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あわせの部分で絵もズレてるし…。
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こういうヤツのリミテッド・エディションのシリアル・ナンバーとかそそられるんでしょうね。数量限定販売というヤツですね。期間限定発売とか弱い人、いらっしゃるでしょ…。ウチにも一名おりますね。…私も好きですけどね。
ビートルズの古い音源とかにあたっていると、ダブりが多くて「マッタク~」とか思うわけです。でもジャケット・デザインが違うだけでも買う人は買うわけで、別ジャケットに騙されたということではなく、あえて騙されに行くような、承知のうえで両方買うんですよね。それがマニアというものです。まあ、アイドル商法とかいった言い方もされますが、再発時にジャケット・デザインを変えてリリースするのは昔からよくあることですな。
「Run Devil Run」はマニア心をくすぐるものでもありましたが、ギターがデヴィッド・ギルモアとミック・グリーンですし、ドラムスはディープ・パープルのイアン・ペイスだったりしますからねぇ。ビートルズ・マニア、クレジット・マニアでなくとも気になります。
動画もYouTubeにいろいろ載っていて楽しませてくれます。この世代のミュージシャンは特にそうなんですけど、古いロックンロールとか嬉しそうに演るんですよねぇ…。素に近い別の顔が見えるようで、観ている方も楽しくなると思うのは私だけでしょうか。