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7インチ盤専門店雑記230「Happy Heavenly Birthday, Jeff!」
ジェフ・ポーカロのお誕生日だそうで、TOTOの7インチ盤を14枚ほど、通販サイトにアップロードしてみました。これまでも半分くらいは載っていたのですが、ずっと深い深いところに掲載されていましたし、売切れ状態のまま放置されていたタイトルもあったので、手元にある盤をすべてアップし直してみました。意外に状態のいいものが多いのですが、「I'll Supply The Love」と「Without Your Love」の2枚はまあまあです。
相変わらず「Georgy Porgy」は売切れです。以前に一枚売れましたが、その後、売りやオークションに出ているものすら見かけません。玉数が少ないのでしょう。まあ(デビュー盤からの)3rdシングルですし、高音質で聴きたくなる曲ですから、レア盤の条件は揃っています。
そもそもTOTOを7インチ・シングルで聴くという行為がどういうものなのかというところですが、「Africa」と「Rosanna」以外はDJさんが使うタイプでもなさそうですし、やはりオーディオ趣味的な聴き方になるだろうなとは思います。そして、どの盤も期待を裏切ることなく、素晴らしい鳴りだったりします。以前に「I'll Be Over You」の国内盤と米国盤を同時にお買い上げいただいた方がいらっしゃいましたけど、その気持ち、凄くよく分かります。聴き比べしてお楽しみいただくのもありでしょうよ。まあ、そういうご利用目的の場合、輸入原盤仕様でないことはお確かめの上でないと、無駄金になるでしょうけどね。
それでなくても、アナログレコードの場合、マトリクス違いでどれだけ音質が変わるか、聴き比べるのも面白いでしょうけどね。TOTOに関しては、「Hold The Line」は少し鳴りが違って聴こえる盤があるように思います。これまでの経験では、サヴァイヴァ―の「Eye Of The Tiger」に関しては、マト違いでエラい音の違いがあります。若いマトはかなり生々しい、いい音で鳴ります。マト番が大きいと随分引っ込んで、大人しい鳴りになります。私の知り得る限り、最もマト違いが顕著な曲です。
個人的におススメは「Live For Today」です。アルバムでも随分生々しい鳴りを聴かせますが、ルークのギターがこれでもかと前面に出ている曲ですから、音圧高めの7インチ盤で再生してみたくなります。お客様のリクエストとかではなくて、個人的にスピーカーから音を出してみたいときにかけたりします。随分分離がいい録音なので、ジェフのドラムスもよーく聴こえます。ルークの曲では、しっかりハードロック・スタイルで叩く、実に器用な人でしたね…。
TOTOの7インチ盤、オーディオ趣味的な聴き方でのご利用をおススメします。
ちょっとアップテンポなミュージック・クリップでの演奏も好きですけどね。