7インチ盤専門店雑記153「ブリンズレー・シュウォーツ後」
ヘッダー写真はザ・ルーモアのセカンド・アルバムです。英国ニュー・ウェーヴ好きには「アレね」で通用しますが、日本では全然売れてない辺りでしょうから、結構説明に困ります。Wikipediaの情報もあまりあてになりません。一言でいえば、グラハム・パーカー&ザ・ルーモアが独立して2枚目、メンバーには、ブリンズレー・シュウォーツとマーティン・ベルモントがおります。この2人が、パブ・ロックの代表的バンド、ブリンズレー・シュウォーツのメンバーだったわけで、その辺が好きな方には根強い人気のある盤だったりします。まあ、ニック・ロウがいたバンドですし…。酒を飲みながら聴くにはいいです。
ただ、カテゴリー的にはパブ・ロックとはならず、ニュー・ウェーヴに括られてしまいます。あれ、ダックス・デラックスの誰かもいましたっけね…。この辺、難しいんだ。日本で売れませんからねぇ…。
まあ、そのグラハム・パーカーと別れた後のファーストは、ブリンズレー・シュウォーツの盟友、ニック・ロウの曲もあったり、いろいろ面白いのですが、このニュー・ウェーブ色が強まったセカンドとサードはオリジナル曲中心でして、CD化に際して、2枚目と3枚目を合体させて、何曲か省いて、ライヴ音源を追加したりしたもので、かなりの不評を浴びたわけです。そんな理由からも、このセカンド・アルバムのアナログ盤を探していらっしゃる方は少なからず、…少ないとは思いますが、おそらく探し求めている方はいらっしゃるとは思いますけどね。誰も知らなきゃ要らんわなぁ…。
やはり、パブ・ロック好きにブリンズレー・シュウォーツとマーティン・ベルモントが入ってますぜということを説明しながら打っていくしかないのでしょうか。…やってることはパブ・ロックっぽくはないですけどね。
それにこのジャケット、わけのわからなさではヒプノシス・レベルなんですが、面白くないです。私なんぞ、カミサンと一緒に世界の国旗一覧を見ながら、あーだこーだ語ってみて、「やっぱりようわからん」で終わってしまいましたよ。おじさん、何つまんでいるんでしょうね…。
それでも、こんなのまでアップされているYouTubeって凄いな。