見出し画像

FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 030:プロコル・ハルム特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第30回(2022年4月22日(金)20時~
(再放送:4月24日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週のお題は「プロコルハルム」特集です。今年の2月19日に亡くなったプロコル・ハルムのリーダー、ゲイリー・ブルッカー追悼を兼ね、日本ではあまり人気がないものの、聴くべき曲がいろいろあるプロコル・ハルムを特集します。

1曲目
「Grand Hotel」Procol Harum (1973)

まずは大好きなアルバムのタイトル・チューンです。メンバー・チェンジの多いバンドにあって、第4期から5期のメンバーで作られています。演劇的要素が濃く、歌詞で聴かせるバンドは日本で受けが悪くなるのですが、聴かないのはもったいないアルバムです。

2曲目
「A Rum Tale」Procol Harum (1973)
3曲目
「A Souvenir Of London」Procol Harum (1973)
同じく「グランド・ホテル」収録曲です。ファンには好評な美メロの「ア・ラム・テイル」そして英国では放送禁止になった「ア・スーベニア・オブ・ロンドン」を2曲続けてご紹介。ロンドンみやげは恐ろしい性病というわけで、ロクな土産物がないという意味ではないようです。

4曲目
「Bringing Home The Bacon」Procol Harum (1973)
これも歌詞で聴かせる曲ですが、実に英国的なユーモアがつづられている「ブリンギング・ホーム・ザ・ベーコン」もご紹介しました。アルバム単位ではやはり最も出来のよい一枚でしょう。

5曲目
「Conquistador」Procol Harum (1967)

ファースト・アルバムからのシングルですが、当初全くヒットしませんでした。デビュー曲「青い影」が売れ過ぎた影響でしょうか。つまらない曲とも思えません。ライヴ盤からシングル・カットした際は中ヒットとなりました。

6曲目
「A Salty Dog」Procol Harum (1969)
7曲目
「Juicy John Pink」Procol Harum (1969)
名盤の誉れ高いサード・アルバム「ア・ソルティ・ドッグ」からタイトル・チューンと、バンド内に居場所がないブルージーなギタリスト、ロビン・トロワ―が作った「ジューシー・ジョン・ピンク」をご紹介。第2期のメンバーです。なにはともあれ、第1期は「青い影」1曲のみですから…。

8曲目
「Pandora’s Box」Procol Harum (1975)

第5期のメンバーで作った「プロコル・ナインス」というアルバムは意外に評判はいいのですが、売れたわけではありません。でもこれはいい曲だと思います。

9曲目
「The Angler」Gary Brooker (1982)
10曲目
「The Cycle」Gary Brooker (1982)

ゲイリー・ブルッカーはアナログ期に3枚のソロをリリースしております。セカンドが高山的には名盤です。セカンド・アルバム「リード・ミー・トゥ・ザ・ウォーター」から2曲ご紹介。「ジ・アングラ―」と「ザ・サイクル」です。プロコル・ハルムがいったん解散した時期に、エリック・クラプトンのバンドに加入していたので、ここにはクラプトンやジョージ・ハリスン、フィル・コリンズなどといった面々が参加しております。

11曲目
「Old Manhattan Melodies」Gary Brooker (1979)
12曲目
「Say It Ain’t So Joe」Gary Brooker (1979)

ジョージ・マーティンがプロデュースしてエアー・スタジオで録音されたファースト・ソロ「ノー・モア・フィア・オブ・フライイング」からも2曲ご紹介。ジャケットはヒプノシスです。

13曲目
「A Whiter Shade Of Pale」Procol Harum (1967)

ラストはこれを外すわけにはいかない「青い影」です。オリジナル・ファーストには未収録だったのですが、追加プレス時にアルバム冒頭に収録されました。でも音がかなりうねってますけどね。まあ名曲です。

次回は1975年の音源特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?