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7インチ盤専門店雑記353「ブリタニー・ハワード」

アラバマ・シェイクスのブリタニー・ハワードって最近活動しているんですかね?自分もすっかり忘れておりましたが、お店を始めた頃だから2015年頃、アラバマ・シェイクスのレコードを買おうとして、なかなか手に入らなくて、そのまま忘れておりました。実を申しますと、昨日触れたシェイキー・グレイブスはアラバマ・シェイクスと勘違いして見つけた人でした。

グラミー賞にはやたらとノミネートされ、受賞も何度かしている人ですが、やはり高校の同級生と立ち上げたアラバマ・シェイクスでは収まらない人でしたかね。ヴォーカルとギターということでしたが、ギターはまあフツーです。ヴォーカルが異様に上手いというか個性的で、ジャニス・ジョプリンとも比較されるようなパワフルなスタイルです。ジャニスと比較したくなるというのは、歌の上手さもありますが、バンドの演奏レベルがヴォーカルのレベルと合ってないという部分もあるように思います。アラバマ・シェイクスの演奏は素人くさいなと思っていましたからね。

アラバマ・シェイクスで2枚のアルバムをリリースしていますが、ソロでも1枚「Jamie」を2019年にリリースしております。子どもの頃に亡くなったお姉さんの名前が「Jamie」だそうで、パーソナルな内容のアルバムだというのですが、評価はやたらと高かったように思います。アラバマ・シェイクスではなくて、上手い人たちとやったということなんですかね。

ただその後の情報は全く無くて、活動しているのかどうかも分かりません。YouTubeで観たりすることはできるのですが、意外にアーティストの近況って分からないものですね。YouTubeでフツーに観られるから今でもやっているかと思ったら随分前に亡くなっていたりして驚いたこともありました。時系列に捉える機能がないというか、古いものもどんどんリマスタリングされてアップデートしていたりしますから、分からなくなってしまうんでしょうか。いつの間にか「リリック・ヴィデオ」なるものが大量に載っていて、文字通り歌詞が出てくる動画ですが、音質は妙に良かったりするもので、スルーするのは勿体ない気もしてしまいます。

まあ、ブリタニ―・ハワードさん、アナログで聴きたい声質の人ですが、アラバマ・シェイクスの10周年記念盤だか、デラックス・エディションが2枚とも出ていて、今なら買えるようなのですが、…結構お高いんですよねぇ。まあ、高音質な動画が載っているので、そちらで済ませますかね…。


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