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続・下町音楽夜話 0333「マイ・ベスト100曲」

さて、下町音楽夜話、通算第999本目である。音楽まみれ、煩悩まみれの人生も、はや61年4か月。この先どれだけの音盤を聴けるのかは分からないが、これまで聴いてきたものとは折り合いをつけておこうと思い、自分自身にとってのロック/ポップス・ベスト100曲を選び出してみた。何度もトライしたことでもあるし、何度も書いたが、恐ろしく気まぐれな人間なので、明日には何曲も入れ替わるかもしれないものだということをご承知いただきたい。今回はあえてビートルズは外した。ビートルズのメンバーのソロも、1曲以外は外した。そしてハードロック/ヘヴィメタル系も、カントリー/オルタナ・カントリーも減らした。何故かそういう気分だった。

そして、序列をつけることも試みたが、どうにも悩ましい。1位候補が20曲近くあるようで、とても無理だということが知れた。従って序列ではない、アーティストのABC順で並べただけのリストである。また、好きな100曲を選び出すというつもりで書き出して行ったら、あっさり150曲ほど出てきてしまい、そこから何を削るか、さんざん迷った挙句のものであることもご承知いただきたい。泣く泣く削ってみたものの、「もうどれも外せない」という曲が108曲残った。ちょうど煩悩の数だけ出たということで、マイ・ベスト108曲である。

ちなみに、ジャズやクラシックまで加えると3分の1ほど入れ替えなければならない。そうなると100曲などというオーダーではとても無理だ。日本人も数曲ランクインしていたが、あまりに数が少ないので、今回は除外してみた。

またマイ・ベスト100枚ということで、アルバム単位で選ぶということも考えたが、これも何かしら違和感があるのである。ここ数年は7インチ・シングルばかりターンテーブルにのせている手前、脳みそが曲単位でしか考えられなくなっているようなのだ。ちなみにアルバム単位で考えると、レッド・ツェッペリンやピンク・フロイドのアルバムが何枚も入選することになる。随分違ったセレクションになりそうだ。

なんだかんだ言ったところで、タダの好き者が好きな曲を挙げてみただけである。どうぞ読み飛ばしていただければと思う。ちょいと調子が悪くて、文章が書けない言い訳みたいなものでもある。比較的ベタなポップ・ソングを多く選んだのも、その辺に関連してのものだ。おおよそ誰もが知っているであろうポピュラーな曲ばかりで、こだわった部分など無いというスタンスで作ったリストなのである。…結局それこそが本来のベストなのだろう。

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