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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 001:名刺代わりの一曲

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第1回(2021年10月1日(金)20時~
(再放送:10月3日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

何はともあれ、記念すべき第1回、「名刺代わりの一曲を」と思いましたが、せっかくですからいろいろなアーティストのファースト・シングル、ファースト・アルバム収録曲を集めて、特集的にお送りしてみようと考えました。

1曲目
「ラッキー・マン Lucky Man」エマーソン・レイク&パーマー Emerson, Lake & Palmer(1970)

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まずはELPのデビュー曲「ラッキー・マン」です。そう、ラジオ番組をやらせていただける私自身に重ねてこの曲を選びました。また今後の選曲に関して、どうしても自分が最も熱を入れて聴いていた時代、1970年代前半の曲が中心になるだろうということで、ここをスタート地点にしてみました。

1970年という年がどういう年か、少々御託を並べつつも、ジミヘン、ジャニスが亡くなった年ということにとどまらず、3月に24歳という若さで亡くなったタミー・テレルにも言及、番組のカラーをいきなり打ち出していきます。

2曲目
「雨よ降れ Let It Rain」エリック・クラプトン Eric Clapton(1970)

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ヤードバーズ、クリーム、ブラインド・フェイスときて、ついに出たファースト・ソロ・アルバムからの一曲、デレク&ザ・ドミノス「いとしのレイラ」もリリースされた年、全盛期のエリック・クラプトンの渋いデビュー曲です。アルバムとは別テイクの7インチ・シングル・ヴァージョンでお届けしました。

3曲目
「サン・フランシスコ・ベイ・ブルース San Francisco Bay Blues」フィービー・スノウ Phoebe Snow (1973)

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素晴らしき才能ある女性シンガーのデビュー盤に収録された一曲。アメリカでは「グッド・タイムス・ロール」がこけ、日本ではこの曲をデビュー曲にして「グッド・タイムス・ロール」をB面に回したわけですが、2曲目「詩人 Poetry Man」の大ヒットで一躍有名になります。その前のデビュー・シングル、名曲のレア盤としての条件がバッチリ揃っております。ズート・シムズ、テディ・ウィルソンといったベテラン・ジャズ・プレイヤーの参加も嬉しい名曲です。

4曲目
「真夜中のオアシス Midnight At The Oasis」マリア・マルダー Maria Muldauer (1973)

こちらも悶絶もののエイモス・ギャレットのギターが印象的な一曲、アメリカ盤7インチでお届けしましたが、国内盤は何故かわわかりませんが超レア、そういった7インチ盤情報もお届けしていきます。

5曲目
「ザ・ウェイ・イット・イズ The Way It Is」ブルース・ホーンズビー&ザ・レインジ Bruce Hornsby & The Range (1986)

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アナログ盤、しかも7インチ盤の音のよさということをご紹介するために、いよいよCDにメインの座を明け渡した1986年の名録音盤をご紹介、デビュー曲とはいえ代表曲でもある最高レベルの録音の一曲です。

6曲目
「ホールディング・バック・ジ・イヤーズ Holding Back The Years」シンプリ―・レッド Simply Red (1985)

ファースト・アルバムからのサード・シングル、デビュー曲ではありませんが、中途半端な評価に終わったことに納得できず、再度シングル・カットしたこだわりの一曲です。サンプラー7インチの素晴らしい音質に驚かされた一曲です。


7曲目
「コーリング・ユー Calling You」ジェヴェッタ・スティール Jevetta Steele (1988)

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映画「バグダッドカフェ」のサントラ盤からのシングル・カット。ジェヴェッタ・スティールにとって唯一のデビュー・ヒット曲。嬉しいお便り第1号をくださった「ラジオネーム:暑い時はやっぱりマンゴーでしょ」さんにプレゼントということにした一曲です。

8曲目
「ユー・リアリー・ガット・ミー You Really Got Me」ヴァン・ヘイレン Van Halen (1978)

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2020年10月6日に他界したエドワード・ヴァン・ヘイレンの死を悼み、少々場違いではあるものの、アナログ盤7インチのガッツある鳴りでご紹介しました。もう一年になるんですね。合掌。

9曲目
「グッド・タイムス・バッド・タイムス Good Times Bad Times」レッド・ツェッペリンLed Zeppelin (1969)

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今更ですが、これも結構レアな7インチ盤シングル、モノラル録音のオリジナル盤でのご紹介。偉大なるロック・バンド、今後もことあるごとにかけることにはなると思われるレッド・ツェッペリンですが、デビュー曲はコレ。

10曲目
「ドゥ・ユー・ラヴ・ミー Do You Love Me」ザ・コントゥアーズ The Contours (1962)

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終盤は短めの曲でたたみかけるような展開になってしまいましたが、最後はこの曲をお時間まで。モータウンの社長ベリー・ゴーディ作の軽快な一曲ですが、この曲がヒットしたことでモータウンを軌道に乗せることができたという、縁起物の一曲で〆となりました。

次回は早くもゲストの登場です。声優の松浦裕美子さんをお招きして、音楽談義をお届けします。

また、番組へのお便りをお待ちしております。■voice@fm840.jp■まで、よろしくお願いいたします。

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