7インチ盤専門店雑記440「ブリティッシュ・インヴェイジョン」
明日がトーク・イベント開催日でして、50年代60年代の世相やカルチャー、そしてサブカルについて語らないといけません。当然ながら60年代のブリティッシュ・インヴェイジョンに関してはそれなりに時間を割いて語り、何曲かかける予定です。
ブリティッシュ・インヴェイジョンといえば、ビートルズにローリング・ストーンズにキンクスにアニマルズにホリーズに…といったあたりでしょうか。…でもそこから先は簡単には出てきませんね。生まれてはおりますが、リアルタイムで経験したはなしではありませんからね…。
そこで、東芝系に限られますが、ヘッダー写真のようなコンピレーション盤だと「どんなラインナップかいな」と参考がてら見てみました。これ、珍しくビートルズが3曲入っているので、実は重宝する盤です。おー、忘れてましたのマンフレッド・マン、ジェリー・アンド・ザ・ペースメイカーズ、そして懐かしのハーマンズ・ハーミッツ。…いましたねぇ、結構売れたのに急速に人気が萎んだと言われる連中ですね。…確かに曲が面白くないかも…ですね。
ともあれ、ビートルズの曲が含まれているコンピレーション盤というのは意外にないものなんですよね。ブリティッシュ・インヴェイジョンという切り口だからという理由はあるのでしょうが、こちらとしては有り難い資料です。
また、取り立てて貴重な音源が含まれているわけでもないのですが、マンフレッド・マンは「ドゥ・ワ・ディディ・ディディ」が入っています。彼らに関しては、アースバンド期の「光に目もくらみ Blinded By The Light」は人気ですし、今でも耳にする機会もありますが、60sのヒット曲は滅多に聴く機会もありません。「マイティ・クイン」は7インチ盤の世界ではやたらと玉数豊富で、中古盤店でもしょっちゅう見かけるのですが、他はとんと目にしません。何でなんですかね?「ドゥ・ワ・ディディ・ディディ」は結構好きな曲なので、実に有り難いというわけです。
そういえば、スウィンギング・ブルー・ジーンズの「ヒッピー・ヒッピー・シェイク」も嬉しいですね。ホリーズは定番「バス・ストップ」と「アイム・アライヴ」、実に納得の選曲です。それにしても、ピーター&ゴードンとか、ルルとか、ブリティッシュ・インヴェイジョンで語るべきアーティストなんですかね?
ちなみにビートルズの3曲、「抱きしめたい」「プリーズ・プリーズ・ミー」「シー・ラヴズ・ユー」というラインナップはいかがでしょう?ブリティッシュ・インヴェイジョンの担い手としてのビートルズ、この3曲ですかね?何とも座りが悪いような気もしますが…。ヒット曲が多すぎて、何を収録しても不満は出そうですが、個人的なことを言わせていただきますと、イメージ的には「ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ! A Hard Days Night」しかないんですけどね…。
さて、イベントでは何をかけますかね…?
嗚呼、いい時代だな…。
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