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7インチ盤専門店雑記361「Here I Go Again」

手元に何種類かのホワイトスネイク「Here I Go Again」がありまして、大好きな曲なので、つい集めてしまったのですが、よくよく聞くといろいろ違っており、面白くなってしまいました。公式にリリースされている音源は3種類ありますが、アナログだけで5種類の聴き比べができます。それなりに鳴りが違うことが面白いです。

まずはオリジナル・リリースのブルースロック然とした、悪く言えばもっさりした印象のテイクです。1982年11月にリリースされたアルバム「Saints & Sinners」のB面1曲目に収録された5分8秒のものです。国内盤シングルでは「ブラディ・ラクシュリ―」のB面でした。7インチ・シングル盤のスリーヴでは5分6秒となっております。…これ、大好きでしたね。

1987年3月にリリースされた「Whitesnake」という大ヒット・アルバムは、「Serpens Albus」とかいろいろに呼ばれます。アルバムには4分33秒のスローなイントロで始まるテイクが収録されました。ヴィデオもこれでしたから、最もメジャーなテイクでしょうか。 ↑ 上の写真はホワイト・ヴァイナルの「1987ヴァージョン」という5曲入り12インチのマキシ・シングルです。3分55秒の「Here I Go Again (New Version)」がメインです。

こちらは、「Here I Go Again」というタイトルの3曲入り12インチ・シングルです。「Here I Go Again (EDIT/REMIX)」と表記されております。3分52秒です。

国内盤7インチ・シングルはやはり「Here I Go Again (New Version)」と表記され、3分54秒となっております。B面が「Is This Love」というイギリスで大ヒットした曲とのカップリングですから豪華です。

そして米国盤7インチ・シングルですが、こちらはシンプルに「Here I Go Again」と表記され、3分52秒となっております。B面は「Children Of The Night」、こちらもなかなかのカップリングです。問題なのがこの盤でして、猛烈にいい音で鳴ります。とにかくブライトです。そしていかにも初回盤かという手書きの刻印がいっぱい入っております。

最近マトリクスが面白くて、いろいろ見ておりますから、少し目と耳が養われましたか、パッと見にいい音で鳴りそうだなということが感じられます。実際もの凄い低音が入っており、「おやおや?」となっております。でも国内盤の端正な鳴りも好きだなぁ…。低音は米盤が圧巻ですがねぇ…。

その刻印群に「♡POGO」というものが含まれており、何じゃらほいとGoogle先生に訊いたところ、「ファンタスティック・マック」に「KENDUN ♡POGO」という刻印があって、コレがいい鳴りなんだという記述がありまっせとのこと、KENDUNは有名なカッティング屋さんだがね~、「♡POGO」が何かは分からず仕舞いなんですyo。誰か教えてくださいな。


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