FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 053:9月が命日のアーティスト特集
さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第53回(2022年9月30日(金)20時~
(再放送:10月2日(日)19時~)
清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。
今週のお題は9月命日のアーティスト特集です。
1曲目
「20th Century Boy」T.Rex (1973)
1977年9月16日、交通事故で亡くなったマーク・ボランからスタートです。「30歳までは生きられないだろう」と言っていた彼は30歳の誕生日の2週間前に亡くなりました。愛人さんが運転するミニ・クーパーで立木に突っ込んで即死だったということです。
2曲目
「Solid Gold Easy Action」T.Rex (1972)
もう一曲T.Rexです。小学校時代にヘレン・シャピロと一緒にやっていたバンドのお話などもご紹介しました。
3曲目
「Here My Train A Comin’」Jimi Hendrix (1969)
1970年9月18日にオーヴァードーズで亡くなったジミ・ヘンドリックスです。同年10月4日にはジャニス・ジョプリンも亡くなり、ビックリしました。ジミヘン1曲目は「ブルース」というアルバムの冒頭曲です。
4曲目
「Star Spangled Banner」Jimi Hendrix (1969)
ジミヘン2曲目は、ウッドストックでの名演「星条旗よ永遠に」は即興かなどと言われたことなどをご紹介しつつ、実は練習していたというわけで、69年2月の練習テイクをご紹介しました。
5曲目
「D’Yer Mak’er」Led Zeppelin (1973)
レッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナムは1980年9月18日に酒の飲みすぎによる窒息死で亡くなりました。ホームシックとフライトの恐怖をまぎらわすために酒を飲みまくっていたということで、悲しくなってしまいます。ここでは、この盤で7インチにハマったという「ディジャ・メイクハー」をご紹介しました。
6曲目
「Fool In The Rain」Led Zeppelin (1979)
ジョン・ボーナム2曲目もレッド・ツェッペリンですが、TOTOのジェフ・ポーカロが「ロザーナ」のハーフタイム・シャッフルはこの曲を参考にしているということで「フール・イン・ザ・レイン」をご紹介しました。猛烈なドラムスです。
7曲目
「Baba O’riley」The Who (1971)
ジョン・ボーナムと仲が良かったキース・ムーンは1978年9月7日にアル中の末のオーヴァードーズで亡くなってしまいました。曲はザ・フーの「フーズ・ネクスト」から「ババ・オライリー」をご紹介しました。
8曲目
「Who Are You」The Who (1978)
キース・ムーンの生前最後の録音は「フー・アー・ユー」となります。最後はロクにドラムスが叩けなくなっていたということです。悲しいです。
9曲目
「Teen Town」Weather Report (1977)
ジャズ系代表は1987年9月22日に亡くなったジャコ・パストリアスです。バウンサーに殴られて死ぬという悲しい死に方ですが、長く生きるタイプでもなさそうでした。ウェザー・リポートの「ヘヴィ・ウェザー」に収録された彼の代表曲をご紹介しました。
10曲目
「Good Bye Pork Pie Hat」Joni Mitchell (1979)
もう一曲は、ジョニ・ミッチェルのアルバム「ミンガス」から「グッバイ・ポークパイ・ハット」をご紹介しました。
11曲目
「Feeling Funky」The Crusaders (1976)
ジャズ系をもう一人、2014年9月12日に中皮腫という癌の一種で亡くなったジョー・サンプルです。ジョー・サンプルもラリー・カールトンも地味ながらツボを押さえているという「フィーリング・ファンキー」をご紹介しました。
12曲目
「Tutu」Miles Davis (1986)
ラストは1991年9月28日に肺炎と呼吸器不全で亡くなったマイルス・デイヴィスでした。
次回は番組開始から一年経ちましたから、初心に戻ってラジオでかからなくなった曲特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp