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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 048:芋蔓トーク2 - チルアウト編
さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第48回(2022年8月26日(金)20時~
(再放送:8月28日(日)19時~)
清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。
今週のお題は芋蔓トークのチルアウト編です。晩夏の夕暮れどき、体温がちょっと下がるような音楽をお届けしました。
1曲目
「Hot Summer Nights」Night (1979)
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ナイトはアルバム2枚で姿を消すバンドです。ニッキー・ホプキンス、リック・マロッタ、ロビー・マッキントッシュなど一流どころが参加しています。ヴォーカルのスティーヴィー・レインジはロバート・ジョン・マット・ランジの奥さんです。
2曲目
「If You Remember Me」Chris Thompson (1979)
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ナイトのリーダー、クリス・トンプソンはマンフレッド・マンズ・アース・バンドのヴォーカルで「光に目もくらみ」のNo.1ヒットを持つ人です。この曲はナイト名義だったり、個人名義だったりでゴタゴタしております。この曲は映画「チャンプ」に提供された曲です。
3曲目
「Blinded By The Light」Manfred Mann’s Earth Band (1976)
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クリス・トンプソンがヴォーカルをとる大ヒット曲です。ブルース・スプリングスティーンのデビュー曲のカヴァーです。
4曲目
「Mighty Quinn」Manfred Mann (1966)
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マンフレッド・マンはキーボーダーですが、60年代はバンド名もマンフレッド・マンと呼んだ時期もありました。ベーシストにジャック・ブルースやクラウス・ヴ―アマンがいた時期もあるバンドです。ちなみにこの曲はボブ・ディランから提供された曲です。
5曲目
「One More Cup Of Coffee」Bob Dylan (1975)
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1975、76年頃のローリング・サンダー・レヴュー期が好きでして、アルバム「欲望」録音時の逸話等をご紹介しながら、シングル曲「コーヒーもう一杯」をご紹介しました。スカーレット・リヴェラのフィドルがいい感じです。
6曲目
「Tennessee Waltz」Emmylou Harris (1980)
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ボブ・ディランの「欲望」のレコーディングに参加したことで一番いい思いをしたのがエミル―・ハリスと言われております。ここでは、ジーンズのビッグ・ジョンのCMで使われた曲をご紹介しました。
7曲目
「Band Of The Hand」Bob Dylan & The Heartbreakers (1986)
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トラヴェリング・ウィルベリーズ結成にも繋がるボブ・ディランとトム・ペティのコラボをご紹介。映画への提供曲ですが、一応シングルカットもされております。
8曲目
「Stop Draggin’ My Heart Around」Stevie Nicks & Tom Petty (1981)
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トム・ペティの音楽業界における功績は計り知れないということで、もう一つコラボ・ワークをご紹介しました。スティーヴィー・ニックスとは、このヒット曲の他にもコラボがいくつかあります。
9曲目
「Got A Hold On Me」Christine McVie (1984)
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スティーヴィー・ニックスに紐づけて、フリートウッド・マックのメンバーのソロ音源をいくつかご紹介しました。まずは、ベーシストのジョン・マクヴィ―と結婚し、あわせてチキン・シャックから引っこ抜いたクリスティン・マクヴィ―の80年代のヒット曲です。いい声です。
10曲目
「Cool Breeze」The Jeremy Spencer Band (1979)
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ブルース・バンド期のフリートウッド・マックにおいて、ピーター・グリーンの影に隠れて評価されることが全くなかったジェレミー・スペンサーのソロ活動にふれ、79年の中ヒットをご紹介しました。
11曲目
「Don’t Let Me Down Again」Buckingham / Nicks (1973)
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スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムが加入する前に結成していたユニット、バッキンガム・ニックスのシングル曲もご紹介しました。マックのライヴ盤にも収録されている曲です。
12曲目
「Magnet And Steel」Walter Egan (1978)
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リンジー・バッキンガムがプロデュースし、スティーヴィー・ニックスがバック・コーラスを務めたアルバムがあります。ウォルター・イーガンのセカンド・アルバム「ノット・シャイ」です。このアルバムからの大ヒット曲をご紹介しました。
13曲目
「Hot Summer Nights」Walter Egan (1978)
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ラストもウォルター・イーガンの同アルバムから、今回1曲目にナイトのカヴァーをご紹介した「ホット・サマー・ナイツ」の作者ヴァージョンをご紹介しました。
次回は1990年代のアナログ特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
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