ヒプノセラピーを受けトラウマと向き合ってみました。


突然ですが、みなさんはヒプノセラピーをご存知ですか?


最近では某ラップ作品が流行っており、「ヒプノシス」という単語に馴染みのある方も多くなっているのではないでしょうか?

「ヒプノ」=催眠 です。

催眠と聞くと自分の心と体をコントロールされる、操られる、怪しい、怖いといったようなイメージを持つ人も少なからずいるはずです。

私もその中の1人でした。

自分は疑い深く心配性で危ない橋は絶対に渡らない…そんな性格です。

そんな私がなぜヒプノセラピーに行ってみようと思うようになったかというと、

過去のトラウマと決別したかったから

です。

私は幼い頃からトラウマを抱え悩んでいました。
将来に向けて前向きに頑張りたい、そう思っていてもそれが邪魔をして前に進むことができずにいました。

それにより自分の気持ちがコントロールできず、暴れ、自分を傷つけ苦しむことが何度も何度もありました。

これが死ぬまで続くのか…そう考えたときに、私はこれ以上この気持ちに耐えられない、このままだといずれ自分は本当に死を選んでしまう、と実感しました。

気持ちがコントロールできない私をみて母親は「病院に行きなさい」と今まで3回ほど私に言いました。

病院?心療内科?精神科?

そんな信用ならないところに私は行きたくない。

そんなふうに私は感じていました。

私が病院に行きたがらない理由は2つあります。

1つ目は

心療内科、精神科の医師に話しても私の心の問題は解決しないと分かっている

からです。

医師は赤の他人です。真摯に私の悩みを長々と聞いてくれるわけでもありませんし、頑固な私を納得してくれるような適切なアドバイスをくれるわけでもありません。(※個人の意見です)

2つ目は

病名と薬をもらいたくなかった

からです。

病名をつけられると残念ながら社会の中で良いことはないと私は考えています。

数回カウンセリングされた後、簡単に病名をつけられます。その病名は仕事に影響が出るかもしれないし、周りからの目も変わるかもしれません…。それが私の中ではどうしても許せませんでした。

そして私には鬱病と闘っている親戚がおり少しばかり知っておりますが、薬はほぼ永久的に飲み続けなければなりません。症状が軽くなれば薬の量を減らされることはあります。しかし1度薬を飲んでしまうとやめることが難しくなります。私は長い残りの人生がそうなってしまうのが怖かったのです。

そんな私ですが、約2年前に心療内科に1度だけ行ったことがあります。心が辛くて苦しくて助けて欲しい…もう駄目だ…そうなったときに勇気を出して心療内科に電話をしました…

すると、

「予約がいっぱいでして早くても1ヶ月後の診察になりますがよろしいですか?」

と受付の方から返ってきました。
正常状態の今では納得できないなと感じていますが、当時の私は苦しみでいっぱいいっぱいです。そのまま「わかりました」と応えて予約をとりました。


初診の日を迎えたときは私の心は安定しておりました。医師は「話した感じそんな風には見えないけど…あなたの心の不安定さは貧血からきてるかもしれません。血を採りましょう。」そう伝えられ、言われるがまま採血されました。

そしてでた数値は…

医師もびっくりするくらいの理想的な数値でした!やったね!

掛かった病院の合う合わないがあったかもしれませんが、私はこれがきっかけで益々病院を信用できなくなりました。

結局私のトラウマは自分の気持ちの問題…自分のことは自分が一番理解できているし自分しか解決させてあげることはできない、そう思いました。


それから数年後のある日、偶然ネットで「ヒプノセラピー」の文字を見かけました。浅い催眠状態にして自分の心と向き合う…そんなセラピー方法だとネットの情報で知りました。

昔、催眠術で前世を見るという番組を観たことがあり、催眠には少し疑いありました。
しかしこれは自分で自分を見つめ直す良いきっかけだと思い、もし詐欺でも人生経験として割り切ろう!そう思いながら資格を沢山持っていて安心で信頼できそうなセラピストを探し電話しました。

→長くなってしまったので、実際にヒプノセラピーを受けた感想はまた次で!