日本全国にうなぎの名店は数あれど、出会ってしまった。
水郷佐原、北総の小江戸と称される千葉県香取市佐原、創業三百年 うなぎ割烹山田
一度食べたその日から忘れられない店となる。
鰻を食べに佐原まで行ったわけではない。
ちょっとした観光気分で車を走らせ、水郷佐原の風情を楽しみ、さてと、やはりお昼ごはんは鰻でしょとネット検索、一番人気のこのお店にやってきた。
この辺かな?
おお!鰻を焼く匂いをたどるとありました!
土曜日午後一時半ごろ、待ち客は三組。
名前を書いて、一人だけここで待ち、私たちはすぐ近くの歴史景観の残る街並みを散策
ほんの二十分ほど散策していたら、順番が来たとの電話で店に引き返す。
もうお客もまばらで、少年二人を含めた五人だからか二階の個室に通してくださる。
こじんまりと落ち着いた個室で、樹齢何百年?の欅?であろう座卓がででーんと鎮座。
ここ最高に寛げるね。
二十分経ったころ、いよいよ本日の真打登場!
うな丼とじか重です。
じか重というのは何?
うな重はうなぎ蒲焼とごはんが別に盛ってあり、じか重はごはんの上にうなぎ蒲焼がのせてある、一般的に言う鰻重のこと。
うな丼もうな重もじか重も、ごはんと鰻の量は同じとのこと。
せっかくだからみんな並ではなく上にする。
わぁぁぁ~っ!すご~~いっ!!
としか言えない語彙力甚だ乏しい興奮状態。
少年たちもニコニコ顔でうなぎを平らげる。
「ここがこれまでで一番のうなぎだわ」と三女。
日本各地の鰻名店でうな重を食した三女の言葉に、私たちも大きく頷いたのだった。
ああ、すべてが素晴らしい名店。
再び小野川沿いの佐原のノスタルジックな街並みを散策
伊能忠敬記念館をゆっくり見学して、帰宅。
うなぎ割烹山田 本店の前を通ったら、すでに夜の部の待ち客が十人近く待っていて、さすが、佐原の一番人気鰻店。
次は秋に香取神宮を訪れ、一之鳥居「津宮浜鳥居」から順番に参拝し、うなぎ割烹山田でお昼ごはんをいただきたいものだ。
下総国(千葉県北部)の一宮 香取神宮
霊験あらたかな神宮です。
私の忘れられない鰻名店 note