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推しエコノミー で推しから沼へというお話。

Q?:これからの推しエコノミーで栄るには?
A?:お金のように世の中に通用させる

推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来
中山淳雄
を読みました。

キャラクター(キャラ)の死とは、忘れ去られることです。
誰か一人にでも記憶されていたら、生きているといえますが、経済的には死んでいると等しいです。
ここでは、経済=エコノミーとして生きている必要があります。

経済の要といえば、お金(貨幣)です。
貨幣で重要なことは、長く保存できる点、簡単に同じものが出来ない点(偽造できない)、取扱が便利な点です。
このお金のように、取引され、通用していくことが重要になってきます。
しかも日本円のように日本国内だけ通用すればいいのか、米ドルのように全世界に通用するようにするのか。
金は天下の回りものと言われるように、循環させることも重要になってきます。

そして通用する世界を選ぶ、広げていくには、マルチのメディアに展開していく戦略を練っていくことが重要になります。

仮想一等地とは、デジタルの一等地のことであり、バズることにつながります。
つまり推しエコノミーでは、バズることが重要です。
その時々の世相、テクノロジーなど、使えるものは全て使っていくことになります。

そうやって、キャラを「手元においてもらう」ことが、「推し」の最大化につなげていきます。
キャラを見る機会、触れる機会を増やすことで親近感が増し、推しの気持ちを引き寄せていきます。
キャラのビジュアルやキャラが持つイメージは、思考を最短化します。つまり、わかりやすく、世界に通用しやすくします。

では「推す」人たちが、できることは何か?
それは、愚直に「推し」続けることだけ。
そして、「沼」にハマればよいと言うことです。

P110に、
若者は外したくない。皆がみているものみて、皆が話しているように話している
と言うような一文があります。
これは 映画を早送りで観る人たち の元となったウエブ記事を参照しています。

映画を早送りで観る人たちでは、「推し」は「オタク」に慣れない人たちの行為と言う意味合いが強かったです。
切り口の違い、取り扱いの違いに面白みを感じました。

最近は「推し」も「沼」もないなぁ。
そんな今日この頃。

「紙1枚」

#読書  #紙1枚読書法 #推しエコノミー #中山淳雄

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