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宗教と世界 サクッとわかるビジネス教養 で東洋宗教の根源を知ったお話。

仏教、ヒンドゥー教は同根といえる

Q?:宗教は政治・経済に、どんな影響を与えているのか?
A?:仏教、ヒンドゥー教は同根といえる

宗教と世界 サクッとわかるビジネス教養
島田裕巳
を読みました。

仏教とヒンドゥー教は、似た神様(仏や菩薩も含む)が多い
ことは知っていました。
漫画「孔雀王」の影響です。

しかしながら、同根ということは知りませんでした。

なぜ、同根と言えるのか?

バラモン教の存在が根底にあり、
仏教はバラモン教の苦行ではなく、瞑想による悟りとし、
ヒンドゥー教はバラモン教が一時衰退後、再興した教え
といえます。

無理やり区別すると
仏教はバラモン教からの派生
ヒンドゥー教はバラモン教の後継
ということになります。

では、何が違うのか?

バラモン教が苦行で悟りを得るとしている一方で、
仏教は縁起、中道、四諦八正道によって悟りを得るとしています。

ヒンドゥー教は三大神信仰はバラモン教と通じていますが、
日常と宗教的行為に重きを置いています。

これらを踏まえて、政治・経済にどのように影響しているのか?

日本では神仏習合と政教分離が、世界的に例がないほど進んでいる。
八百万の神々を信仰していた日本に、治世の術として仏教を導入されたのは、聖徳太子の頃(神仏習合)。
政治と宗教が完全に分離されたのは、第二次世界大戦後。
いずれも、政治主導で進んできました。
一方で、神道、仏教を問わず、新宗教、新新宗教と呼ばれる宗教も生まれてきています。

中国では、儒教、道教、仏教の融和を目指す三教合一が発展し、
中国人の思想的バックグランドとなっている。
一方で宗教(思想)や民族の弾圧が行われている。

本の多様性について

先日(2022年6月3日)公開した記事と同じ本です。

今回は西洋と東洋で分けましたが、
 多神教と一神教
 世界宗教と民族宗教
など いろいろな切り口で楽しめる=多様性のある 本です。

宗教の世界とそれを生み出した人間は奥深い。
そんな今日この頃。

#読書 #紙1枚読書法 #宗教と世界 #島田裕巳

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