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みずほ、迷走の20年 で組織のあり方について学んだお話。

Q?:みずほの迷走の原因とは?
A?:無謬主義の蔓延

みずほ、迷走の20年
河浪武史
を読みました。

みずほ=システム障害の銀行
と言うイメージしかない私。

先日は、みずほのシステム障害に関する本を読みました。
今回は、その組織に関する本です。

21ページにみずほが患っている日本型の大企業病として

  • 事なかれ主義

  • 減点主義

  • 無謬主義

が挙げられています。

そして180ページにみずほ迷走の原因として

  • 統合後のグランドビジョンがなかった

  • 旧3行の縄張り争い

  • 無謬主義

の3点が挙げられています。

この2つに共通しているのが、
無謬主義
と言うわけです。

この無謬主義があるために、
誤りを誤りと認めない、認められない
状態に陥っています。

失敗は成功の母という言葉があります。
誤りが「ない」ということは、そこからの改善や学びの機会が失われているということになります。

同時に誤りがないことは、現状維持バイアスが強化されてしまうことにつながります。

私はみずほとは関係のない立場ですが、これらの内容から学ぶことは多いです。

では、どうやって役立てていくか?
まずは、自分の誤りを素直に認めることから始めます。
それと同時に、自分が間違っていないか、振り返るようにします。

その上で、必要な意見を、言うべき時に言うようにしています。
これを自分一人で行うのではなく、周りの人間を巻き込んでいきます。

そうやって小さな力を大きな力につなげていきます。

金融庁の業務改善命令にあった一文。
「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢」
みずほ社内の声だったとのことです。
こういった声を上げる存在になりたいものです。

今の私も、だんまり主義。
そんな今日この頃。

「紙1枚」

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