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自戦記 第3局 相横歩取り

おはようございます。
久しぶりに自戦記を書いてみました!
棋譜は級位者のもので、記事の内容も級位者の視点のものとなります。

前回は対抗形を書いたので今回はドロドロ?の相居飛車を書きました。

序盤

本譜は筆者が先手番となります。
▲2六歩△3四歩▲7六歩△8四歩▲2五歩△8五歩
▲7八金△3二金▲2四歩△同歩 ▲同飛 △8六歩
▲同歩 △同飛 

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これは、横歩取りの出だしでここまではよくある形…とは言えませんね。
定跡形の進行ではありますけど、後手番が好む戦型ではないからです。現在は、先手番の急戦策が優秀で後手番が避ける状況が続いてます。
とはいえ後手番で選べる作戦が豊富にあるので選択肢の多い戦型ではあります。ハメ手系の戦法も多いです。
2手目に3四歩を指す居飛車党は、角道を閉じて雁木か矢倉、もしくは角交換を仕掛けて後手番一手損角換わりを好む傾向にあります。
ちなみに筆者は2手目は8四歩、コスパが悪いのも厭わず指します。そして後手番横歩取りだけは避けてます。

中盤

▲3四飛△8八角成▲同銀 △7六飛▲7七銀△7四飛▲同飛 △同歩 ▲4六角打△8二角打▲同角成△同銀 ▲5五角打△8五飛打

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本譜は後手番が主導権を握ろうとする戦法の相横歩取りです。
双方、角を手持ちにして横歩を取る派手な戦法です。ここまで定跡通りの進行です。
23手目4六角打ちは昭和60年に青野照市九段がプロ公式戦で最初に指した一手です。
歴史を感じますね。
8五飛は先手陣の弱体化を狙った利かしです。定跡の結論に影響するみたいです。
正直、そこまで勉強してないから分かりません!
事実すぐに定跡を外して泥沼化します。

▲8六飛打△同飛 ▲同銀 △2八歩打▲同銀 △2五飛打

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33手目2八同銀、大悪手です。うっかりでした。
ここからは防戦一方です。
代えて、8二角成と踏み込むべきでした。どのみち攻め込まれる進行だし、この先は覚えてなかったので仕方ないですね。

終盤

▲8二角成△2八飛成▲6八金△2九龍▲8一馬△3八銀打▲5八銀打△4九銀成

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もうこの辺で結構嫌ですね。
本譜は千日手っぽい手を指して誤魔化し続けたけど、挟撃体制とか数の足しとかもう嫌な予感しかしなかった。
4九銀成に代えて2七角打ちなら絶望的でした。

参考
△2七角打 ▲7三桂打 △4九銀成 ▲6九玉 △4八成銀 ▲7八玉 △5二金

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まず、次の2五飛が指せるかどうか、指せても互角に戻せる自信無いですね。
間違いなく折れます。

本譜
▲同銀 △3八角打▲5八銀打△4九角成▲同銀 △3八銀打▲5八角打△5五桂打▲6三馬△5二金▲同馬 △同玉 ▲7二飛打△6二歩打

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5五桂が一瞬の隙だと思ったのは良かったのか悪かった分からない。王手をかけたまでは良かったと思いますけど6二歩で完全に止められてますからね。
いや、しかし受け続けて勝ち目あるのか?と、ぴよに聞きたい。
というわけで無理攻め敢行です。

▲6四桂打△4二玉▲3四金打△6一金打▲7三飛成△3三金▲同金 △同桂 ▲7二桂成△5二金▲6二成桂△4七桂▲6九玉△8七角打

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62手目の3三金が悪手らしいです。
攻めに金駒が欲しかったからぶつけた、逆の立場ならやりそうで気持ちは凄く分かります。

▲7九玉△5四角成▲5二成桂△3二玉▲3四金打△2三歩打▲6二龍△4四歩
(以下即詰みあり)

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72手目5四角成で7二地点抑えられて困ってます。3四金ももったいないことしてる気がします。
4四歩の局面では即詰みがあります。13手詰です。興味のある方はチャレンジしてみて下さい。解答は文末に表記します。

▲5三成桂△2一玉▲3三金△3二歩打▲4二成桂△3三歩▲3一成桂△同玉 ▲2二金打△4一玉▲3二銀打△同馬 ▲同金まで91手で先手勝ち

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79手目5三成桂以降は勝勢で頓死する可能性も低いかなと思います。
本譜の解説?となります。

乱戦模様の自戦記って難しいですね。
何処をどう書けば良いのか全く分からなかったです。後手番の攻め筋ももっと書きようがあった気もするけど難しいですね。
これも実力です。

最後に拙い自戦記を最後まで読んでいただきありがとうございました。

詰将棋解答 13手詰
▲4一成桂 △4二金打 ▲同成桂 △同銀 ▲2二金打 △同玉 ▲4二龍 △3二金打 ▲3三金 △1二玉 ▲2二金打 △同金 ▲同金迄
ぴよ解析によるものなので正確だとは思いますが、もし不備があってもご了承下さい。


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