勝率94%なのに投了するわけ 1/17
こんばんは
受験生の方はお疲れ様です。
今回はこの記事について取り上げさせていただきます。
将棋が好きなんです
2020年の最後のニュースをまとめる際に、藤井聡太の二冠のニュースを入れるほど将棋が好きです。将棋はとても弱いのですが見るのが特に好きです。YouTubeでずっと見ていられるほどです。
最近はAbemaでも将棋のチャンネルがあり、生放送が行われています。最近の放送にはAIによる優劣の評価が表示されています。将棋のルールさえわかれば、見てて面白いと思います。
私は将棋の世界の慣行となっている、一方が投了したあとの気まずい時間がとてもシュールで好きです。たった91マスの将棋盤と8種類の駒にたくさんの歴史がこもっているのにも注目です。
AIは優勢と言っているのに
記事の中では、昨年のクリスマスに行われた対局において、AIが優勢の判断をしているにもかかわらず、投了したことが話題になっていることが取り上げられています。
話題になっているのは、第79期A級順位戦の第六回戦豊島竜王と羽生善治九段の対局です。ABEMA将棋チャンネルの生放送において画面上部に表示されるAIの勝率が94%にもかかわらず羽生九段が投了したようです。
分かりやすい解説動画
「勝率94%なのに投了した」と聞くと、羽生九段が失敗したと感じるかもしれませんが、数手前は豊島竜王の勝率が94%だったのです。とても熱戦でAIの最善手連発の試合だったのです。
どれほどの熱戦だったのかという点や羽生九段が投了してしまう理由等を考察して動画を出している方がいます。この方は、とても分かりやすく解説しているので私も大好きでよく見ています。
AIの利点
問題のABEMA将棋チャンネルのAI「SHOGI AI」とは、3つのAIが同時に局面を判断しています。また、多くの将棋ソフトが評価値と呼ばれる点数形式に対して、%表記にすることによって視覚的にわかりやすくしています。
現在のAIのレベルであっても、将棋という限定された環境の中では最大限の判断ができます。事実、プロ棋士も練習に要しており、藤井聡太氏も利用しています。アプリにも評価値を出してくれるアプリが存在します。
人間らしさが出るもの
さっきの動画の投稿者の方もよくおっしゃるのですが、AIはあまりにも先読みした最善手を提案してしまうため、AIソフトの誕生によって将棋のレベルが格段に上がったようです。
つまり、AIの手は人間味がない手を出してしまいます。データや演算によって算出されるため、人間が思う危なそうな手や今までの常識からは考えられない手を候補として挙げてくるのです。
さらに疲労困憊や時間制限による緊張と大会というプレッシャーをAIには関係ありません。そういった状況の中ですごい手を出せたら面白いからこそ人間がやっていると私は思います。