島忠へのTOB合戦とは 11/1
こんにちは
昨日は首里城の祭りに伺いました。
今回はこの記事について取り上げさせていただきます。
最近よく見かける「島忠、ニトリ、DCM」
最近よくニュースで見かける島忠のTOBに関するニュースですが、どういうことが起きているのか気になっているので調べてみました。簡単に言うと、島忠をDCMとニトリが狙っているとのことです。
まず、TOBというのは、Take Over Bidの略で、日本語で株式公開買付のことです。M&A(買収、合併)の一種で、会社の株式を一定の価格で購入することを宣言してその会社の株を市場外で買い取ることを指します。
どんな企業
島忠は、関東圏や関西圏を中心に家具・インテリア雑貨、ホームセンター商品の小売業を行う企業です。「島忠HOME's」という店舗が有名です。ホームセンターと家具という二つの軸が特徴のようです。
TOBする側のDCMは、ホームセンター事業を中心とする様々な店舗を所有しています。ニトリは家具やインテリアの販売を行っており、「お、ねだん以上。」のキャッチフレーズでも有名です。
ニトリにはメリットしかない
記事の中では、ニトリは今回のTOBを行うことで、TOBに成功でも失敗でもメリットがあると考察しています。その前提としてニトリは家具だけでなくホームファッションの事業でホームセンター業界を脅かしています。
ホームセンター業界はDIYや園芸のニーズだけでなく、日用品等の販売に力を入れることに拡大しています。そのうえで、ホームファッション事業に力を入れるニトリは力もあり強大な存在です。
ニトリは家具を販売しているイメージが強く、ホームファッションというイメージを広めることが課題とされています。今回のTOBはその指針をアピールできるのです。
ニトリのひとり勝ち状態
筆者の意見では、ニトリ対DCMのTOB合戦はニトリは参入すること自体に意味があるため、ニトリが参入した時点でニトリに軍配が上がっており、DCMに関してはTOBに成功しても競合の成長や費用の拡大になるそうです。
記事の中では、似たような例としてドン・キホーテによるオリジン東秀の買収の例が出されています。ドン・キホーテはTOBには失敗しましたが、ディスカウントストアというイメージを植え付けることに成功しました。
これからのニュースに期待
島忠の買収に関する一連のニュースについて理解することができました。ニトリがこのTOBでどれほどのイメージを付けれるかによりますが、ニトリが1株当たりの買い付け金額を1000円強多い額で提示しています。
DCM側としては、どうにか島忠を傘下に収めたいところですが、このTOBに関して予想外の大打撃を食らってしまいました。このままではニトリによる買収が決まってしまうため、DCMがどこまで食らいつくかが気になります。