廃棄食材で染めるファッション 7/24
こんにちは
お出かけの際は感染症対策をしっかり行ってください。
今回はこの記事について取り上げさせていただきます。
廃棄食材が心を痛める
私は飲食店でバイトをしているので、その店の一日の食べ残しの量が分かります。その量はとても多く、たった一店舗だけでこの量と考えると恐ろしくなってしまいます。
廃棄される食材には手を付けていないであろう物もあり、もったいないという気持ちになりますが、食べるわけにもいかないし、その食べ残しを使いまわすこともできません。
廃棄食材を染料に
食品廃棄物は減らすことができても、飲食店などが存在する以上はなくならないでしょう。そこで、廃棄される食材をどう活用するかという考えのシフトが重要です。
記事の中で紹介されている豊島株式会社は、廃棄される食品を繊維染料にもちいて、さまざまな企業と連携して商品を販売する持続可能なシステム「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」を行っています。
仕組みとしては、食品企業から廃棄される食材を受けとり、その食材を染色に用いて商品を開発します。その商品をコンバースなどの様々なアパレルブランドとコラボして販売しています。
記事を読んで
私が気になったのは、コラボレーション販売という点です。FOOD TEXTILEで染色されて商品の色合いは淡い色がきれいで商品の質としてもかなり高いと感じました。
しかし、FOOD TEXTILEのオンラインストアで販売している服の値段は少し高めの値段設定でした。染色に高い技術が必要な分、服の値段も必然と高くなるのは想像がつきます。
コラボレーションの効果
サステナビリティ的な観点になると、廃棄食品を染料としているだけでは一回の高価な製品の購入動機になっても、継続的に購入する動機には繋がらず、持続性が弱まってしまいます。
しかし、人気のあるブランドとコラボすることによって商品の価値を高めるとどうでしょうか。廃棄食品で染色したものという購買理由だけでなく、きれいな色のブランドの服という購買理由も付くのです。
ブランドの服は、そのブランドに価値がある限り、継続的にその服を購入する人は多くいるでしょう。それは、人間は募金的な感覚なら一回の行動で満足してしまうのが原因です。
本質的なサステナビリティ
FOOD TEXTILEで生産した服に、服としての価値が高まらないと継続的に選んでもらえなくなってしますのです。その面で、ブランドとのコラボレーションはとても効果的です。
豊島さんのような自分の持っている技術をサステナビリティに利用するという考えはこれから大きく評価されていくでしょう。また、本質的なサステナビリティにマーケティングは必要不可欠だと思います。
豊島さんに協力してくれるような企業が増えて、染色の一つの定番化していくと、持続可能な社会に近づくことができると思います。しかし、食べ残しを減らすのを怠ってはいけません。