春ピリカグランプリ2023に向けて
みなさまこんにちは
初めましての方は初めまして
geekです。
春ピリカグランプリ2023がやって参ります。これに向けて今日から、週に2人のペースで審査員の投稿が始まります。お見逃しなく!
さて、ピリカグランプリは、掌編小説を対象にしたnoteでの私設グランプリです。これまでに3回開催され、いずれも100作品以上もの応募が集まった、創作のお祭りです。
わたくしは去年の夏に続きまして2度目のゲスト審査員となります。
よろしくお願いいたします。
お祭りとはいえ、そこから作品を選ばせていただくことになりますので、わたしの心構えとして、ものがたりについて考えていることをお知らせいたします。
ものがたりにはふたつのことが求められるように思います。
ひとつめに、自身の思い描く世界、感性に導かれて現れる世界を過不足のない言葉へ定着させること。
言葉とはそもそもあいまいなものです。日常生活においては、同じ言葉であっても受取り方が違うことで、人は戸惑ったり失敗することもあるでしょう。その言葉のあいまいさを豊かさという次元へ引き上げて、書き手のイマジネーションを言葉へ封じ込めようと挑戦することが、すてきな創作につながるのではないかと思います。
ふたつめに、内容にふさわしい日本語で綴られること。
言葉は、ものがたりを成り立たせるために必要な道具です。その道具を尊重することで、内容にふさわしい日本語の引き出しが開き、五感を刺激するものがたりの創出へつながるように思います。
このふたつの要素によって紡がれた文章やものがたりには、それに触れた後で自己の変容を促すはたらきがある。わたしはそう思います。よい作品は読み手の意識や経験に触れ、変化を促し、何らかの形で心に残る。感想を表に出したくなる。
そういう気持ちが湧いてきて落ち着かなくなる作品を、今回もお待ちしております。
🔽🔽 募集要項はこちら 🔽🔽
◼️募集要項
お題「ゆび」
(指定文字数を始めとした詳細は、上記リンクでご確認ください)
◼️募集期間
5月5日(金・祝)0時 ~ 5月10日(水)24時
◼️受賞作品発表
6月3日(土) 予定
◼️ 受賞本数
審査員個人賞
(1000円サポート) ×9本
すまスパ賞
(500円サポート)×9本
そして今回も、
文章作品に新しい魅力を吹き込む「朗読」が副賞に!
◼️副賞 いぬいゆうたさんによる朗読
それでは、みんなでお祭りを楽しみましょう。