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朝起き・正直・はたらき&感謝・慎み・たすけあい

2013年5月、私は父親のあとを受け継いで教会長になりました。41歳の時です。
その時、「この先どんなテーマで皆さんと前進しようかなぁ」と考えて、タイトルにある六つの角目を掲げさせていただきましたよ。

①朝起き・正直・はたらき

まず、「朝起き・正直・はたらき」です。
御本席様に関するご逸話を思い出しますよね。
掲載致しますね。


 ある時、教祖は、飯降伊蔵に向かって、
「伊蔵さん、掌を拡げてごらん。」
と、仰せられた。
 伊蔵が、仰せ通りに掌を拡げると、教祖は、籾を三粒持って、
「これは朝起き、これは正直、これは働きやで。」
と、仰せられて、一粒ずつ、伊蔵の掌の上にお載せ下されて、
「この三つを、しっかり握って、失わんようにせにゃいかんで。」
と、仰せられた。
 伊蔵は、生涯この教を守って通ったのである。

天理教教祖殿逸話篇29「三つの宝」

もうね、説明は不要ですよね。

あるいは、少年会の歌を思い起こす方もいらっしゃいますね。
一番の歌詞は👇

朝起き 正直 はたらきの
三つの教え 身につけて
教祖(をや)のひながたふみながら
道の子みんな 手を取りあって
共に歩こう 足並みそろえ
空の向こうに明日がある
いざひのきしん さあ行こう

天理教少年会の歌 作詞:中山もと 作曲:中山善衞

いい歌ですよねぇ。
よくよく歌詞を眺めると、これ、私たちよふぼくの心の置き処ですよね。すごぐシンプルにして奥深い歌詞ですよね❗️

私の父親も、私が幼い頃からよく聴かせてくれた愛すべき歌です。

朝、スッキリと目覚めて、「元気な目覚めにありがとう」
自分を偽らず、ウソはなく、素直な心で、「はい、喜んで」
持ち場立場で与わった仕事を直向きにつとめ、「おつかれさまです」。
朝起き、正直、はたらき、て、人として大切な日頃の姿勢ですね🤗

②感謝・慎み・たすけあい

20年近く?以前だったでしょうか、「陽気ぐらしのキーワード」として提唱されましたね。
横断幕があちこちの教会に掲げられましたね。なんか懐かしいです。
私もこのキーワードは良いなぁ、好きだなぁて印象を持ちましたよ。

関わり合う全ての方々に、ありがとう、あなたのおかげですよ、感謝感謝🙏
我を出さず、我を張らず、我が身を慎んで🤲
協力し、補い合って、支え合えるたすけあい🤝
感謝、慎み、たすけあい、これは人と人との潤滑油かもしれませんね。

③3+3=なるほどの人

そして、
元気な朝起きは、夜昼区別なくお守り下さる親神様に感謝
陰日向のない正直者さんは、自らにもウソはなく、慎み深い。
勤勉実直にはたらく姿は人の手だすけに繋がり、また、我が身を精一杯動かしてたすけあい

自らの内に向かっては
朝起き・正直・はたらき
外に向かっては
感謝・慎み・たすけあい
これら3つと3つは表裏一体というかセットというか二つで一つみたいな。

もうね、この六つの角目で陽気ぐらしはコンプリートですよね!
こんな姿を家族や身の回りの方々や世間様に映していく、これこそ、私たちよふぼくの生き方ですよね!成程の人だーー❗️

④なるほどの人

おかきさげに、

日々という常という、日々常に誠一つという。
誠の心と言えば、一寸には弱いように皆思うなれど、誠より堅き長きものは無い。
誠一つが天の理。
天の理なれば、直ぐと受け取る直ぐと返すが一つの理。よく聞き分け。
又一つ、一名一人の心に誠一つの理があれば、内々十分睦まじいという一つの理が治まるという。
それ世界成程という、成程の者成程の人というは、常に誠一つの理で自由という。
よく聞き取れ。

おかきさげ

とあります。
上記の六つの角目をしっかりと身に行って、誠一つを心に治め、成程の人を目指したいですね。

信者さん宅の講社祭祭文には、毎年、「朝起き・正直・はたらき」そして、「感謝・慎み・たすけあい」のワードを盛り込んで作成し、毎月奏上しています。祭文は親神様への奏上なんだけど、私としては、「信者さんたちにも聞いてもらいたいな、願わくば実行して頂きたいな」との切望もあるんですよね。シタタカ😆

この先もこれら六つの角目を、皆さんと共に心に治める努力を重ねて、陽気ぐらしへの道を前進したいなと、2024年の年頭にあたり気持ちを新たにしたしだいです。

本年も宜しくお願い致します🙇‍♂️

追記
令和6年能登半島地震につきまして、被災なされた方々に心よりお見舞い申し上げます。
「いちれつきょうだい」の精神で、「今の自分にできること」を心に、厚く長く救援活動に心を寄せたいと思います。
天理教石川教区から発せられる救援活動は以下です。👇
時折りご確認くださいませ。

-----お、わ、り-----

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