早大生インフルエンサー図鑑Vol.4 清水祐希 ~レンタル二郎系食べる人~

早稲田生のみんな、ラーメンは好き？

僕は大好き。ラーメン発明した人って神だと思う。

早稲田の周りにはたくさんのラーメン屋さんがあるよね。

その中でも早稲田に唯一、二郎系ラーメンのお店があるらしい。何事だっ！二郎系といえば、ライバル慶應のソウルフードではないかっ！

そんなことはさておき、そのお店でアルバイトしている清水さんという人が早稲田生ながら凄いらしい。どう凄いんだろう。さっそくTwitterで検索してみた。

「レンタル二郎系食べる人」

レンタル二郎系食べる人だと...？「レンタル何もしない人」の進化系...？レンタル何もしない人は、何もしないけど、現場に行って毎回二郎系食べるの...？それはやばくない...？どうしてそんなに食べられるの...？

いくらラーメンが好きとはいえ、僕は週3武道家が限界。

週3でもトイレ行ったらニンニクの臭いするのに...

ちなみに、これを読んでくれるラーメン初心者の方向けに二郎系ラーメンについて軽く説明するね。

これが、いわゆる「二郎ラーメン」って言われるやつ。

麺の上にこれでもかっ！ってぐらい野菜乗せて、チャーシュー乗せて、最後にニンニクを乗せる。特徴は圧倒的なボリューム。僕は九州で初めて二郎系食べたんだけど、300ｇの麺と野菜少な目を食うのが限界で、チャーシューは食べきれなかった。量がヤバいんだよね。

こんなボリューミーなラーメンを食べられるなんて、これは取材するしかない、どんな人なんだろうと思った僕は早速取材依頼を申し込んだ。すると、快く取材に答えていただけることになった。

それでは、レンタル二郎系食べる人、清水さんのインタビューです。

本編スタート。

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じ：本日はよろしくお願いします！
清水さん(以下「清」)：よろしくお願いします。

じ：まず、お名前と学部を教えてください
清；早稲田大学 スポーツ科学部 3年の清水祐希と申します。体育会柔道部の方に所属しています。
じ：なるほど、どうりでガタイが良いんですね...！
清：はい、今日も17号館から来ました。部活と就活を頑張っています。そしてピコピコポンというラーメン屋さんでバイトしています。
じ：どうしてそのお店でバイトしてるんですか？
清：僕は地方から上京してきました。もともとラーメンが好きで、昔からよく食べてたんですけど、そんじょそこらのラーメン屋さんの「大盛り」じゃもの足りねえなと。笑　で、東京に「二郎系」というとんでもないラーメンがあるって聞いてから、これはどうしても行きたいなと。それで、大学入って二郎に行ったらまんまとハマってしまって...笑

結構いろんなところに食べに行ってたんですけど、高田馬場に二郎はあんまりないなと思っていたんです。そしたら去年「ピコピコポン」が西早稲田駅の方に出来て。真っ先に行ったら美味しくて。通うようになったら、バイト募集してるって聞いて、じゃあやろう、と。
大学から近くて部活終わりにそのまま行けるし、バイトを始めました。

じ：ラーメンっていつから好きとかありましたか？僕は高校1年生の冬にハマるまであんまり好きじゃなかったので...
清：いや、気が付けば好きって感じでしたね。なにか特別に好きというわけじゃなくて、他の皆さんと同じ感覚でラーメンが好きなんですよ。ラーメンばっかり食べてるわけじゃないですし、1番好きなのは何ですかって聞かれたら「白ご飯」って答えます。笑　それは絶対に折れません。笑

じ：笑　えっ？1番好きなのはラーメンじゃないんですか？笑
清：死ぬ前に最後の晩餐は何を食べたいか聞かれたら「二郎」って答えるのが僕の正解って思われると思うんですけど、普通に白米にから揚げ、ステーキ、ハンバーグ、お刺身とか食べたいですね。笑
じ：それ使って大丈夫ですか？笑
清：全然大丈夫です。笑　NGとかないんで。笑

じ：清水さんのTwitter拝見したんですけど、フォロワーが3000人いらっしゃるじゃないですか、ラーメン食べるだけで3000人って難しいですし、一体清水さん何者なんだろうと思いました。
清：僕は「レンタル二郎食べる人」っていうある種のブランドじゃないかなと思います。まあでも、普通の早稲田の学生ですし、普通に部活してるんですけどね。

じ：その、レンタル二郎食べる人を始める経緯はどういうことがありましたか？部活もしていて、バイトもしていたら普通の学生はそれだけでも忙しいかなと思うんですけど...

清：そうですね、今正直めちゃくちゃ忙しいですね。笑
最初は、部活して授業行ってバイトしてっていう生活だったんですけど、去年、部活で膝の靱帯を断裂してしまって...　1年のときも右膝の靱帯切って手術して、3年になってようやく復帰して試合にも出ていい感じになってきたときに左膝の靱帯も切っちゃって。手術も考えたんですけど、またリハビリに1年かかると集大成の年に試合に出れられるか微妙だったんです。保存療法にするか、大学卒業したあとのことを考えて手術するか悩んだ時期があって。結局僕はその先の人生の方が大事だと思ったんで手術を選んで、11月の早慶戦を目指すことにしました。もちろんしばらく柔道できなくて。でも僕は一応副将を務めているので毎日部活に行ってリハビリしたり、後輩に指導したり部の事務関係の手伝いとかしていたんですけど今までやってきた柔道ができないので。就活もありましたし。何かしないとなって思っていたんです。

それで最初はブログを書き始めたんです。当面の収入になるかなという思いと、時間だけはあったので。それと僕は人よりたくさん食べるので、ピコピコポンでのまかないとかも豪華にしてもらってたんですけど、それをTwitterで拡散したらバズるんじゃないかなって言われて載せ始めたのがちょうどいいタイミングで重なって、フォロワーが伸び始めたんです。

で、またしばらくしたタイミングで「レンタル何もしない人」っていうのをたまたま発見して。もともとまかないの画像もただ載せるだけじゃなくて、見た人がクスッと笑ってくれたらいいなと思ってツイートしてたんですけど、その延長で「レンタル何もしない人」じゃなくて「レンタル二郎食べる人」みたいな内容をツイートしたら、投稿した瞬間からスマホがブルブル鳴りやまなくて...笑　DMとかも、1、2通来たらおもしろいなと思ってたら60通くらい来ちゃって、もう後に引けない、「すみません嘘でした」なんてもう言えなくなっちゃったのがキッカケです。笑　偶然の重なり合いというか...でも、始めてからTwitterのフォロワーも増えましたし、お店に来てくれるお客さんも増えました。

じ：本当に凄いですよね、僕は二郎を食べきれなくて...一度とあるお店でトライしたんですけど、麺300g、野菜少なめでもチャーシュー食べきれなくて...
清：量は完全にトレーニングじゃないですかね、僕の場合は競技柄、食いトレじゃないですけどバカみたいに米盛って食べたりしてたんで、胃が大きいと思います。
それこそ、量に負けて残しちゃって二郎がトラウマになっちゃう人もいるんで、その悪いイメージ払拭のために、とか、野菜とかニンニクのコールがわからない、そもそも女性だと一人じゃ食べきれないとか。そういう人が一生二郎食べずに死んじゃうなんて本当にもったいないと思うので、そのキッカケになればいいなと、活動を始めた今になって思いますね。

レンタル二郎食べる人って、陰ながらニーズはあると思うんですよ。誰かに相談するほどでもないけど、、、みたいな。そのニーズが爆発したのが今なのかなって思いますね。

じ：今までレンタルで何軒ぐらいお店行きましたか？
清：40ぐらいかな...？こないだは週に12杯食べましたね。でも女性の方って少なめでもなかなか食べきれないんで、残しちゃうんですよ。その分を僕が食べるのですよ。そしたら1回で実質2杯くらい食べてる計算なので週に20杯は越えてる計算ですね。死んじゃいます。笑

じ：そんなにニンニクと油摂ったらヤバいですよね。笑
清：ヤバいです。笑　結構僕の始めたことをリスペクトして、僕もやりたいって言ってくれる方多いんですけど、多分死ぬんですよ。笑　僕はかろうじて毎日高強度のトレーニングをしていますし、競技柄、ウェイトコントロールの仕方とかも分かってるんで、他のご飯を抜いたり、栄養素のバランス考えたり...　スポーツ科学部で勉強しているので体調体重の維持はできるんですけど、一般の、部活とかもしてない人がすると週に12杯も食べたら死んじゃうんで、僕の特権というか、いろんなものが上手くマッチしたなって思います。

じ：正直な話、今日はもう二郎キツいなぁ...　って思った日とかないんですか？
清：よく聞かれるんです。飽きないんですか？とか。でも全然飽きないんです。ただ、本当に今は（取材当時は）ラーメンしか食べてないんですよ。他のものも食べたいんですけど、体重管理を考えて、ラーメン以外は炭水化物抜いたりしてるんで、欲を言えば「揚げ物食べたいな、白米食べたいな、お寿司食べたいな」っていうのはありますけど、二郎ばっかり食べて飽きないかということに関して言えば飽きないですね。それこそ、お店によって個性があって、店主さんのこだわりが凝縮されてるので、それを毎日楽しめるなんて幸せだなって思います。

じ：生粋のジロリアンですね...笑　僕は東京に出てきて家系にハマったんですけど、家系とかも食べられるんですか？
清：全然食べます。家系も好きですし、どろっどろの煮干し系も好きですし、とんこつも醤油も好きなんですけど、単純に二郎の中毒性っていう沼にハマってしまったんで二郎がメインって感じですね。

じ：二郎の魅力って何ですか？
清：例えるならスタンプラリーみたいな感じなんですよ。二郎系ラーメンっていう、豚ベースで麺は小麦のゴワゴワしたやつで、野菜が乗っていて大きいチャーシューが乗っていてっていう、二郎としてのベースを守りつつ、各店舗でスープの乳化度合いとか、麺も細かったり縮れてたり、ちょっと小麦感があったり、硬かったり、野菜もシャキシャキだったり、クタクタに茹でられてたり...　そこを楽しめるっていう中毒があった上で、いろんな所で違うものが楽しめるのが魅力だと思います。

じ：答えにくかったら大丈夫なんですけど、一番美味かったお店はどこですか？
清：僕はやっぱりピコピコポンですかね...笑　営業とか、バイト先だからとか関係なく美味いですね。僕が早稲田じゃなくて、都内の他の大学だったとしても高田馬場まで通ってると思います。それくらい美味しいですね。

じ：１位がピコピコポンだとしたら、2位や3位はありますか？
清：順位付けは難しいんですけど、美味しいの3つくらい挙げるならピコピコポンと、ラーメン二郎 ひばりヶ丘店と、三田本店ですかね。本店は豚も美味しくて、歴史も感じるのでそこも含めてですね。

じ：じゃあ、ワセメシの中で一番美味しかったお店ってどこかありましたか？
清：僕が二郎にハマる前は「ラーメンよし丸」ってお店に狂ったように通ってましたね。馬場駅から早稲田に向かって右側歩いてたらあります。あとは図星！図星の油そばは一番美味しいと思ってます。

じ：二郎以外のご依頼は受けてないんですか？例えば、家系とか...
清：全然受けてます、他のラーメンとかもありますし、何なら食べっぷりが見たいから食べ放題でっていうご依頼とかもありますし、食べきれないのが分かってるから一緒にいて手伝ってほしいとかもあります。今日(3/16)も二郎じゃなくて、練馬でつけ麺を食べたいっていうご依頼があります。だから、たまにある食べ放題とかビュッフェに行きたいとかの依頼が凄く嬉しくて...笑　もちろん全然二郎でいいんですけど、ずっと二郎食べてるからこそ、たまにくる変わり種の依頼がつかの間の休息というか...笑

けど、他のラーメン屋さんだったら友達と行けるじゃないですか、だから僕を使う必要性ってあるのかなって思います。こんなに僕に需要があるのは二郎だからだと思うんです。なので、家系とかはそこまで多くないですね、僕に二郎をレクチャーしてほしいっていう依頼がくるんで、他のラーメンのときは食べっぷりを見たい場合か、僕との会話を楽しんでいただけたリピーターの方かですかね。

じ：レンタル何もしない人はほとんど会話も何もしないって書いてるじゃないですか、清水さんはどんな感じなんですか？
清：僕はしゃべりますね、わざわざTwitterを開いて僕にDM送っていただいてるので。
当然、ご依頼は可能な限り受けてます。

じ：ちなみに今（3/16現在）何人待ちですか？
清：3月はもうほぼほぼ埋まってますね。4、5月がちらほらって感じです。時間とか合えば隙間で行けないこともないですけど、ザックリ言うと１ヶ月待ちですね。

じ：絶対１ヶ月待ちって書いた方がいいですよ！笑　そっちの方がもっと依頼増えると思います。笑

そういや、「レンタル何もしない人」ともYoutubeで対談なさってたと思うんですけど、どのようなお話をなさったんですか？

https://www.youtube.com/watch?v=PjLJ7k0bAyQ

清：言っちゃえば僕がパクリなところがあるので、バズったときに許可のDMは送ったんですよ。そしたら、全然どうぞみたいな感じで。で、会うってなったときに、怒ってたりしたら怖いなとか思ってたんですよ。笑　で会ったら実際はとても優しい方でした。あまり口数も多くない、イメージ通りの方でしたね。

で、レンタル○○とかっていっぱいいるらしいんですけど、レンタル二郎を見たときは、他の人はボランティアでやってるんだと思ったけど、清水君は二郎への愛ゆえに活動してるんだなって思ったから頑張ってほしいってエールをいただいて、僕とは別のものだと思ってますってお言葉をいただいたので、本当にうれしかったですね。

じ：今後、レンタル二郎食べる人を有料化する予定とかあるんですか？今は本家も有料化してますし...

清：それはよく言われます。笑　有料だったとしても依頼してたよ！って言ってくださる方もいらっしゃるんですけど、僕はレンタル二郎やってなかったとしても、二郎食べに行ってたと思うので、交通費出してもらってるだけでも僕的には儲けみたいなものなんですよ。笑　なので、考えてるかと言われたら、考えてないこともないって感じですかね...笑　僕的には瞬間移動して食べに行ってるようなものなので。笑　それだけでも全然ありがたいですけど、何かしらビジネス化できたらもっと多くの人に見てもらえるかなと思ってます。

じ：話してて疑問に思ったんですけど、体育会ってそういうのOKなんですか？今もうメディア露出もされて有名になったわけじゃないですか、柔道部の監督の方には何か言われたりしなかったんですか？

清：本当は体育会的には微妙なんですよね。以前オファーがあったときに競技スポーツセンターなり早稲田の広報課の方に電話して、オファーをいただいたんですけど、どうですかって聞いたんです。そしたら、早稲田は起業されてる学生とかいるじゃないですか。でも、体育会でこういうケースは初めてだから...って渋られて。結局は、清水祐希個人宛に届いているのでそれは任せますって言われたんですけど、こうやって取材受けると名前が広まるじゃないですか、しかも柔道部ってことも広まるので何かあったら柔道部も停止になりかねないので、気を付けながらって言われてます。

広報課とか競技スポーツセンターに連絡したタイミングで監督には連絡したんですけど、柔道部の首脳陣の方は理解のある方で、監督も「おお、おもしろいことやってるな、就活に活かせそうだから頑張れ」って言っていただきましたし、結構年配のコーチの方は「素晴らしい。商売っ気があるなあ。」って。正直ちょっと何か言われるかなと思ってたんですけど、逆に褒めてくださって、ありがたいなって感じです。

じ：そういうところも早稲田らしくていいですね。慶應だとちょっと無いような。笑
清：そうですね、他の大学でも「柔道に集中しろ！」って言われそうなところなんですけど。早稲田は、他の部活も多分そうなんですけど、部活だけじゃなく授業を優先させてくれたり、他の時間を使って学生にしかできないような有意義な時間の使い方をしなさいという風潮は感じますね。

じ：そういえば、なぜ早稲田を選ばれたのですか？
清：僕はスポーツ推薦入試で入ってるんです。中学校から柔道頑張ってて、全国大会とかで結果残してたら早稲田の監督さんから直々に誘っていただいて。僕の場合は慶應と早稲田で迷ったんです。高校の監督や周りの友人からは慶應をすごく推されたんです。普通だったら慶應に行っちゃうくらい慶應を推されたんですけど、わざわざ愛知県の高校に足を運んで口説いてくれるくらい早稲田の監督さんの推しが強かったのと、早稲田の柔道部の雰囲気を見て早稲田いいなあって思ったのもあるんですけど、早稲田の学生の自由さというか、自分のやりたいことに本気な学生の雰囲気を見て、最終的に早稲田にしました。

じ：なるほど、ありがとうございます。

そろそろ時間的にも最後にしようかなと思うんですけど、最後に今後の展開とか、夢とか野望とかをお聞かせいただければと思います。
清：ぶっちゃけ、今やってることってご飯食べに行ってるだけなんですよ。なので、もうすぐ社会人ですけど、都合が合えばレンタル二郎はこれからも続けていきますし、体がもつまでは。笑

野望としてはもっとたくさんのメディアに出演して、レンタル二郎の名前が売れればいいなあと思ってます。理想としてはレンタル二郎関連のことで将来生きていけたら幸せだなと思ってます。今のままだと収益ないですけど、そこをどうするか考えてるのも楽しいですし、もっと、ブログ読んでもらってとか、はたまたテレビとか出れるタレントっぽくなれたらとか、Youtubeとかやろうかなって考えてます。

じ：ありがとうございます。本日はお忙しい中ありがとうございました！
清：ありがとうございました。

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いかがでしたでしょうか。

前回とはまた違った、誰でも出来そうだけど絶対その人にしか出来ないことを極めた早稲田生だと思ったし、僕はこっちの方が親近感わきやすいなと思ったよ。

ピコピコポンに行ったときに清水さんに会ったら

この記事読みました！って言ってね！

特にサービスはないと思う！期待させてごめんね。

次は早稲田大学の授業から社会へ飛び出した起業集団の

「Photogenic Station」さんです！次もお楽しみに！！！