GIGLIO COFFEE

cafe giglio coffee roaster sapporo,miyanomo…

GIGLIO COFFEE

cafe giglio coffee roaster sapporo,miyanomori,since2007

ストア

  • 商品の画像

    ジリオブレンド 400g

    エチオピアのフローラルな酸味と、フルーティな酸味が身上のタンザニアで作った立体的な酸味を、ブルーマウンテン由来の苗を宣教師が移植したというパプア・ニューギニア・シグリの持つハチミツのアロマでしっかりまとめたブレンドです。甘味 ★★★★☆酸味 ★★★★☆苦味 ★★☆☆☆コク ★★★☆☆※配送料を抑えるため、200gパック2個に分包してお送りいたします。
    ¥2,400
    GIGLIO COFFEE
  • 商品の画像

    深煎りブレンド 400g

    コーヒーの風味を殺さない中深煎で、深煎りらしい強い風味を表現したブレンド。ブラジルの持つストレートな苦味を、マンデリン・トバコのアーシーな風味で彩り、標高の高い農園で育てられたコロンビアの力量がこのハーモニーを受け止めています。甘味 ★★★☆☆酸味 ★★☆☆☆苦味 ★★★★☆コク ★★★★☆※配送料を抑えるため、200gパック2個に分包してお送りいたします。
    ¥2,400
    GIGLIO COFFEE
  • 商品の画像

    ジリオブレンド200g + 深煎りブレンド200g

    立体的な酸味で飲み飽きない日常のコーヒー『ジリオブレンド』と、深いコクと苦味で豊かな一瞬を演出する『深煎りブレンド』のセットです。各200g
    ¥2,400
    GIGLIO COFFEE
  • 商品の画像

    ジリオブレンド 400g

    エチオピアのフローラルな酸味と、フルーティな酸味が身上のタンザニアで作った立体的な酸味を、ブルーマウンテン由来の苗を宣教師が移植したというパプア・ニューギニア・シグリの持つハチミツのアロマでしっかりまとめたブレンドです。甘味 ★★★★☆酸味 ★★★★☆苦味 ★★☆☆☆コク ★★★☆☆※配送料を抑えるため、200gパック2個に分包してお送りいたします。
    ¥2,400
    GIGLIO COFFEE
  • 商品の画像

    深煎りブレンド 400g

    コーヒーの風味を殺さない中深煎で、深煎りらしい強い風味を表現したブレンド。ブラジルの持つストレートな苦味を、マンデリン・トバコのアーシーな風味で彩り、標高の高い農園で育てられたコロンビアの力量がこのハーモニーを受け止めています。甘味 ★★★☆☆酸味 ★★☆☆☆苦味 ★★★★☆コク ★★★★☆※配送料を抑えるため、200gパック2個に分包してお送りいたします。
    ¥2,400
    GIGLIO COFFEE
  • 商品の画像

    ジリオブレンド200g + 深煎りブレンド200g

    立体的な酸味で飲み飽きない日常のコーヒー『ジリオブレンド』と、深いコクと苦味で豊かな一瞬を演出する『深煎りブレンド』のセットです。各200g
    ¥2,400
    GIGLIO COFFEE
  • もっとみる

最近の記事

コラム:コ-ヒ-と暮らす.vol.5 コーヒーの名前と歴史

コーヒーの名前には、基本的に産地の名前がついているが、一部例外もある。マンデリンはその代表格と言えるだろう。  大英帝国との覇権争いをかけてオランダ東インド会社が始めたインドネシアのコーヒー栽培は、1908年、天敵であるさび病の大被害でほぼ壊滅してしまった。その時、高品質の品種を守って復活を導いたのがマンダリン族であったことから輸入業者によって命名されたようだ。 インドネシアにはもう一つトラジャコーヒーという有名ブランドがあるが、これは「トラジャ族のアラビカ豆=トアルコ・トラ

    • コラム:コ-ヒ-と暮らす.vol.4 コーヒー豆の酸味と苦味

      珈琲豆の味について語る時、「酸味」と「苦味」を避けては通れない。焙煎前の生豆(なままめ)は、すり潰して舐めたら酸っぱい味がする。だから当然、焙煎が浅いほど仕上がるコーヒーも酸っぱい。そして世界各国のどんな栽培種の豆も深く焙煎すれば苦くなる。 だからどんな珈琲にも「酸味」と「苦味」が共存している。 しかし、珈琲という飲料の主成分であるカフェインであるが故、どんな珈琲であっても飲料としては「苦い」ものであり、それはカフェインが本来「毒」であるということに起因している。 人間の体

      • その夢なら、今でも僕が預かっている:カフェジリオの始まりの日

        カフェジリオという名前を思い付いたのは、妻とイタリア、モンタルチーノの街を歩いていた時のことだ。 ホテルの看板に掲げられたユリのシンボルに目が止まった。妻の名前は百合子というのだ。 ホテルの名は、『Albergo IL Giglio』 その時、計画していた二人のカフェの名前はカフェジリオと決まった。 わりあいスムーズに開店できたそのお店ではクリスマスケーキの時期が一番賑わう。 そして僕はクリスマスになると、決まってザ・ポーグスとカースティ・マッコールのデュエットによる「ニュ

        • 焙煎日記 2022/12/16 ブラジル フクダトミオ ブルボン

          本日はマンデリンとブラジルを。 この二種にコロンビアを加えると、ジリオの『深煎りブレンド』になります。 ブラジルは国策でコーヒー農園を作った産地です。本来コーヒー豆を作れる土壌ではなく、大規模な改良作業で農園を切り拓いたそうです。 その際に大いに力を発揮したのが日本からの大移民団で、今から100年ほど昔の話です。 今でも日系2世・3世の方が活躍されていますが、ジリオでは「トミオ・フクダ農園」のものを長く使用しています。 トミオフクダ氏のお師匠さんは北大農学部出身の島野さん

        コラム:コ-ヒ-と暮らす.vol.5 コーヒーの名前と歴史

          焙煎日記 2022/12/13 エチオピア シダモG4

          特別販売中の「ラオス」が、おかげさまでご好評いただきまして、早々に予定数を売り切ってしまいましたので、年末お買い得に買っていただける豆を、と思い、普段扱わないスタンダードクオリティの豆を焙煎いたしました。 エチオピア シダモG4です。 G4は欠点豆の多い等級です。なるべくピックオフしておりますが、この豆の愛好者は「欠点豆も豆のうち」と言うそうです。 エチオピアらしい芳醇さをお楽しみください。 多くのお店がレギュラー品として扱っているので、お安く入手できるのがこの豆のいいと

          焙煎日記 2022/12/13 エチオピア シダモG4

          コラム:コーヒーと暮らすvol.3 コーヒー豆を「挽く」ということ

          「コーヒー豆を挽く」という作業は、立ち昇る陶酔の芳香が誘う、エクスペリエンスとしてのコーヒーのクライマックスだと思う。 なにしろ飲む直前に挽く、というのが最良のコーヒーを体験するための最初の関門なのである。 そして一般には、サイフォンは細挽き、ドリップは中挽き、パーコレーターが粗挽きということになっている。 が、私が修行をしたサイフォンの創始メーカーである珈琲サイフォン社では、どの淹れ方でもすべて中細挽きで淹れていた。 一番良く味が出るからである。 お店で挽いてもらう時は「

          コラム:コーヒーと暮らすvol.3 コーヒー豆を「挽く」ということ

          「酸味」と「苦味」

          珈琲豆の味について語る時、「酸味」と「苦味」を避けては通れない。 焙煎前の生豆(なままめ)は、すり潰して舐めたら酸っぱい味がする。 だから当然、焙煎が浅いほど仕上がるコーヒーも酸っぱい。 そして世界各国のどんな栽培種の豆も深く焙煎すれば苦くなる。 だからどんな珈琲にも「酸味」と「苦味」が共存している。 しかし、珈琲という飲料の主成分であるカフェインであるが故、どんな珈琲であっても飲料としては「苦い」ものであり、それはカフェインが本来「毒」であるということに起因している。

          「酸味」と「苦味」

          マダガスカルのコーヒー豆

          ゴリラ・ハイランズ・コーヒーで一躍有名になったBMPジャパンが国連機関との連携で2017年から支援を始め、高品質コーヒーの生産を軌道に乗せたマダガスカル。 これまでも何度かお取り扱いさせていただいておりますが、今回新進の生産者組合「サリアカ組合」が作るブルボン種のコーヒー豆を取り寄せました。 焙煎してみて、その複雑な香味と酸味に驚きました。 わりと深めに焼いているのに、エチオピアやイエメンの珈琲でしか感じることのなかった優しくも輪郭のはっきりした酸味がある。一口目で美味い

          マダガスカルのコーヒー豆

          マンデリンというコーヒーと僕の祈り

          インドネシア・スマトラ島産のマンデリンという豆は、知名度も高く、ストレートの豆としてはよく売れる豆だ。 インドネシアにはオランダの植民地時代にアラビカ種が持ち込まれた。 当時イギリスの東インド会社がエチオピア・イエメン産の珈琲豆でヨーロッパの市場をほぼ独占していた。イエメンのモカ港から出荷されたため「モカ」と呼ばれたこの珈琲の通り名は、そのまま珈琲を指し示す代名詞となったほどだ。 英国以外の欧州列強はこの成功を妬ましく思い、自分たちの植民地で珈琲豆の栽培を試みるが、なかな

          マンデリンというコーヒーと僕の祈り

          有機栽培の是非

          カフェジリオを開業して16年目になるが、現在は「たまたま」有機栽培のコーヒー豆がラインナップに入っていない。 味とコストのバランスでラインナップを決めていった結果である。 有機栽培では、工場で簡単に(製造や精製ではなく)固定できる窒素を、豆類を栽培して土に鋤きこむことで補充したり、化学的に合成できるリンやカリウムを、わざわざ魚を捕ってきて抽出したりするのだから、当然コストが嵩む。 害虫や病気に対しても化学物質を使わないため人手がかかったり、他の生物の力を借りたりして生産能率

          有機栽培の是非

          「苦くも、酸っぱくもありません」の矜持

          焙煎がうまくいくということの定義を、コーヒー豆が持つ香味成分を最大限に焼成できていること、としよう。 豆の加熱の肝は、総熱量と一つ一つの豆の中心部まで熱が届くまでのスピードがどうバランスしているか、ということになる。 コーヒー豆はとても硬く、火が通りにくいので全体の熱量をかなり高くする必要がある。高い熱量の調理では、鍋肌の温度と周囲の空気の温度差が大きくなり、表面が焦げて芯が生のまま、という豆が出来上がる。 そのために回転ドラムの中で豆を泳がせ、空気で加熱するという焙煎機

          「苦くも、酸っぱくもありません」の矜持

          コーヒー豆ってひとり分何グラムですか、の誤解。

          コーヒー豆を買いに来たお客様の質問で、意外と多いのは 「ひとり分って何グラムですか」 というものだ。 この質問の答えはシンプルで、 「それは器具によって違います」 というものだが、これでお客様の知りたいことにすべて答えたことにはならない。 この質問には、一般の人がコーヒーの抽出に対して知らずに抱えている誤解をいくつも内包していて、 その意味では、コーヒーの抽出の根幹に関わる重要な質問であるともいえる。 まず、前提として 「ではひとり分のコーヒーって何ccのことですか」

          コーヒー豆ってひとり分何グラムですか、の誤解。

          コーヒーのお作法

          1962年11月から1963年5月まで、読売新聞に連載された「可否道(かひどう)」という小説がある。後に「コーヒーと恋愛」と改題されたこの小説には、茶道に倣い「コーヒー道」を確立しようと目論むオジサンが出てくる。 コーヒーの歴史は思うほどには長くないが、それでも世界各国でいろいろな作法を生み出してきた。 例えばコーヒーを来客にお出しする時、取っ手はどちらに向けているだろうか。 会社で接客を学んだ人は、取っ手をお客様から見て左側に向けるように教わったはずだ。 しかしこれは

          コーヒーのお作法

          コーヒーノキとカフェインと経験的味覚

          コーヒーを飲んで美味しいと思う子どもは少ない。 コーヒーや茶が「経験的味覚」と呼ばれる所以だ。 その「経験的」なるものの中核を成すのが、お馴染みの「カフェイン」という物質が作り出す風味だ。 カフェインというのは、誤解を恐れずに言えばコーヒーや茶の樹木が自らを害虫から守るために、その身に纏った「毒」なのだ。 コーヒーノキは、この毒をその身に持つために樹木としては非常に短命で、数年の寿命しかない。 そのかわり虫の脅威に晒されずに群生して勢力を伸ばしていく。そういう生存戦略を選

          コーヒーノキとカフェインと経験的味覚

          ペーパーフィルターの誤解

          やっぱりペーパーは白いものより無漂白のもの(みさらし)の方がいいですよね?と訊かれる。 そう、世の中には白いペーパーフィルターと茶色のペーパーフィルターが存在する。 一般的に同じブランドのものだと無漂白の方が少し高価なので、そちらのほうがいい、という先入観を産むのだろうか。 なぜ無漂白のほうが高価なのか。 それは、木材からリグニンという物質を取り去るために、漂白剤ではなく、大量の水で洗い流すためコストが嵩むからだという。 そうしてなお、取りきれず残ったリグニンの色があの「

          ペーパーフィルターの誤解

          「酸味の誤解」を解くコーヒー

          コーヒーの勉強をはじめたばかりの頃、頭でっかちの僕はコーヒーの起源の地であるエチオピア産の豆を飲み比べて歩いた。 酸っぱいお店が多かったが、門前仲町のピコというお店のエチオピアはとても柔らかくて綺麗な味だった。 ピコのマスターがやっていたコーヒー教室に参加して、KONO式の器具に出会い、あまりの味の違いにびっくりして、KONOコーヒー塾の門を叩いた。 そこで社長の淹れてくれたエチオピアの味ときたら! そうか、これが酸っぱいとは違うコーヒーの酸味か、と気がついたが、これやっ

          「酸味の誤解」を解くコーヒー