中根康浩 岡崎市長が「水道事業にコンセッションを導入しない宣言」を厚生労働大臣に提出(2020年11月4日)
2020年11月4日、中根康浩 岡崎市長が田村憲久 厚生労働大臣を訪問し、「水道事業にコンセッションを導入しない宣言」を提出しました。
水道事業にコンセッションを導入しない宣言
水は命の源です。
本市は、安全安心な水道水を行政が責任をもって直営体制を堅持し、供給し続けることを宣言します。
よって、水道施設運営件を民間事業者に設定する方式(いわゆるコンセッション方式)を導入することはありません。「コンセッション導入に向けた働きかけリスト」から本市を除くようご配慮ください。
厚生労働大臣におかれましては、本市の経営方針をご理解いただくとともに、今後とも水道水の安定供給に係るご指導を賜りますようお願い申し上げます。
令和2年11月4日
厚生労働大臣 田村 憲久 様
岡崎市長 中根 康浩
■ 中根康浩 岡崎市長の文書作成から提出までの流れ
2020年10月11日 「水道民営化拒否を政府に申し入れ」を公約に掲げ、岡崎市長選挙に立候補。
2020年10月18日 岡崎市長選挙で初当選
2020年10月21日 岡崎市役所に初登庁
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「水道民営化反対の厚労省提出用文案の作成に入っています。」
(中根やすひろ Twitter / 2020年10月27日17時19分)
https://twitter.com/nakayasu40/status/1321003485408628736
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「4日に上京し
農水省に八丁味噌GI問題→
→厚労省に水道民営化しない宣言
国交省に矢作川、矢作川古川、鹿乗川、河川改修要望
活動打ち合わせ」
(中根やすひろ Twitter / 2020年11月3日16時42分)
https://twitter.com/nakayasu40/status/1323349699739332608
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「次は厚労省
岡崎市としては今後も、岡崎市直営で市民に安全で美味しい水を安定的に供給する
PFIなど水道事業を民営化する意志はないことを宣言することを厚労大臣あてに提出
厚労省として、厚労省ホームページに掲載されている、民営化働きかけリストを削除してもらうことが確認できた。
→」
(中根やすひろ Twitter / 2020年11月4日18時52分)
https://twitter.com/nakayasu40/status/1323926061059465217
■ 「水道分野におけるコンセッション導入促進について」(厚生労働省 / 2017年2月)
【 コンセッション方式導入に向けた働きかけ(トップセールス)リスト 】
働きかけの進捗(平成29年1月現在)
○ 現在の働きかけリスト(平成28年1月作成)に記載した23事業体のうち、19事業体へ働きかけ済み
大阪市・奈良市・広島県・橋本市・紀の川市・ニセコ町・浜松市・大津市・宇都宮市・さいたま市・柏市・横浜市・岐阜市・岡崎市・三重県・四日市市・京都府・熊本市・宮崎市
< 対象事業体の選定指標 >
① コンセッション方式導入に向けた実施方針を策定済みである
② コンセッションを含む官民連携検討のために、厚生労働省の交付金や委託調査を活用している
③ 下水道におけるコンセッションを検討している
④ 要件に該当している(人口20万人以上、平成25年に原則黒字経営、2040年度まで人口減少率が20%以下)
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(2)更新する事業体の選定方針
○ これまでの働きかけ結果や官民連携推進協議会でのヒアリング等を踏まえて選定指標を検討する
< 対象事業体の選定指標(案) >
① 給水人口が20万人以上(優先的検討規程(※)の対象)かつ、包括委託や第三者委託を実施している自治体
② コンセッションを含む官民連携検討のために、厚生労働省の交付金や委託調査を活用している
③ 内閣府の交付金(上下水道コンセッション事業の推進に資する支援措置)を活用している
④ 他分野(下水道も含む)においてコンセッションを実施(検討)している
※ 優先的検討規程: 多様なPPP/PFI手法導入を優先的に検討するための指針(平成27年12月 民間資金等活用事業推進会議決定)
https://www8.cao.go.jp/pfi/iinkai/kaisai/keikaku/5kai/pdf/iinkai_shiryo_kb0506.pdf
ちなみに、岡崎市は、2013年1月31日付けで「男川浄水場更新事業」(PFI方式)の事業契約を締結、2016年度時点の給水人口が382,885人、2016年10月に「岡崎市PPP/PFI手法導入優先的検討規程」を制定し、2019年4月1日、「岡崎市 上下水道局 検針受付収納等業務」について、2020年3月31日までの期間で「ヴェオリア・ジェネッツ株式会社」と業務委託の契約を締結し、2020年4月1日、「岡崎市 上下水道局 検針受付収納等業務」について、2020年12月31日までの期間で、「ヴェオリア・ジェネッツ株式会社」と業務委託の契約を締結しました。
現在、岡崎市は、受付業務、検針業務、中止精算、未収金整理、システム開発を「ヴェオリア・ジェネッツ株式会社」に包括委託しています。
(2021年1月1日からは、第一環境株式会社に切り替わります。)
■ 岡崎市長による「水道民営化拒否」申し入れ後の厚生労働省の反応
2020年12月1日 岡崎市議会 定例会 本会議 一般質問
永田優 岡崎市 総合政策部長の答弁
八丁味噌GI問題解決と、水道民営化拒否につきましては、11月4日に、農林水産省及び厚生労働省に直接伺い、申し入れを行ったところでございます。
水道民営化拒否につきましては、その後、11月13日付けで、厚生労働省 医薬生活衛生局 水道課より、本市に対しまして、「コンセッションの導入を働きかける予定は、今後もございません。」という旨の返答を文書にて頂いてございます。
■ 水道民営化を考える会岡崎
[ blog ] https://suidouokazaki2.boo-log.com/e535822.html
[ facebook ] https://www.facebook.com/groups/suidouokazaki/
[ YouTube ] https://www.youtube.com/channel/UCSVYKJo4SX4EWQXvpLMV7bQ/videos
■ 中根康浩 岡崎市長
[ web ] https://www.nakanet.jp/
[ Twitter ] https://twitter.com/nakayasu40
[ facebook ] https://www.facebook.com/yasuhiro.nakane.948
[ 動画 ] https://www.youtube.com/channel/UC7IvIsmJTdaKHzsdFc4af6A/videos
[ 動画・ライブ ] https://vimeo.com/channels/1599723
[ 2020年 岡崎市長選挙 ] 選挙公報 / ビラ(表面) / ビラ(裏面)