デブさも吹き飛ぶ!?沈黙知らずのお見合いトーク体験!高飛車女の突拍子ない発言が受け入れられる器のデカさをみた#24
魔人ブゥみたいな巨大なお見合い相手が目の前に現れた29歳の私。
初めてのお見合いどうなるかな?
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見た目の確認から始まるお見合い
初めてのお見合いに、とんでもないデカさな人が目の前に現れた。
ゴッドさん:「こちら山さん、こちらなかむーさんです。」
ゴッドさんが両者の紹介をしてくれた。
3人で席の前で立ちながら、お互いに、山さん大きいですねー!、なかむーさんも大きいですねー!とひとしきりお互いの大きさを確認してから着席した(笑)
山さん:「身長どれくらいあります?」
私:「175センチですけど、ヒールを履いているので、今180センチ以上あると思います。」
ゴッドさん:「なかむーさん、何かスポーツされていたのよね?」
私:「はい。水泳を2歳から15年くらいやっていました。」
山さん:「僕も小さい頃ですけど、水泳やっていたんですよ。泳げるようにみえないかもですが(笑)」
ゴッドさん:「そうだったのね!体型いいものね!山さんも何かスポーツやられていたの?」
山さん:「柔道が1番長いですが、アメフトや相撲もやってましたね。」
ゴッドさんがちょうど良いタイミングでお互いへの質問をしてくれたのもあって、体型の話から学生時代に打ち込んだスポーツなど、プロフィールには書いていないことを知ることができた。
汗が止まらない
しばらく話していると、山さんから滝のような汗がでていた。
(季節は3月末です笑)
緊張とか、室内の温度が高かったのかな?
額から汗がダラダラでてきて、山さんは、必死にポケットや鞄の中に手を入れハンカチを探していたようだけど、見つからなさそうな感じだった。
山さん:「ハンカチ忘れちゃったみたいで、汗だくですみません!!」
ゴッドさんがすかさず、
ゴッドさん:「山さん大丈夫?!これ私のだけど気にせずに使って!返さなくていいから!」
と、イブサンローランのハンドタオルを渡してあげていた。
山さん:「すみません!ありがとうございます!」
山さんは、ゴッドさんから差し出されたハンドタオルを受け取って大量の汗を拭っていた。
私はその光景をみていて、ゴッドさん優しいー!という気持ちと、
私が山さんの状況だったら、差し出されたハンドタオルを必死に断っちゃいそうだけど、山さんは違うんだ!と自分とは違うところを見つけて山さんに興味が湧いた。
ハンドタオルを手に入れた山さんは、緊張がほぐれたのか喋る喋る笑笑
お見合い開始20分くらいでゴッドさんは、この後は、お2人でごゆっくりと言い、席を離れていった。
ゴッドさんがいなくなっても、山さんは喋る喋る笑笑
山さんの仕事の事、好きな事、友達の事。
山さんの話は、面白くて話し込んでしまった。
気づいたら、10時から始まったお見合いは、12時近くになっていた。
私は、この辺でお見合い終わるのかな?と思っていたら、
山さん:「お腹空いてきましたよね?ご飯でも行きませんか?」
と聞かれた。あれ?お見合いの後、ご飯行っちゃダメなんじゃないっけ?と思いながら、断る理由もないし、是非と返事をした。
※お見合いルール上は、NGです(笑)
お見合いが終わらない①
ホテルラウンジから出て、入れそうなお店を2人で探したけど、どこも昼時でとても混雑していて入れなさそうだった。
ゆっくり落ち着いて話せるところがいいかなと2人とも思っていたけど見つからないので、空いているカレー屋さんに入った。
カレー屋さんには似合わない、スーツとインコ色ワンピースでカジュアルな装いの周りからちょっと浮いている感じだった(笑)
山さんの注文は、予想通り大盛りカレー(笑)
私は、日替わりカレーとやらを注文。
カレーを食べている時以外は、山さんはずっと喋っている(笑)
山さんには、ユニークな友達がいっぱいいることがわかった。
友達が多すぎて、大学生の頃、年賀状を100枚くらい出していたと言っていて、友達の少ない私には考えられない枚数でビックリした。
山さん友達多いんだ!!なんか分かる気がする・・・。
山さんの話も面白かったけど、私は山さんのカレーにルーが3種類かかっていて、それがどんな味なのか知りたいなと、そのカレーどんな味ですか?と突然、山さんに聞いてしまった。
あ、やってしまった。変な癖でてしまったと一瞬後悔した。
すると、嫌な顔一つせず、これ食べてみます?と言ってくれた。
山さんのカレー皿から3種類のカレーを一口ずつもらった。
私:「スパイス違いますね!これは辛め、こっちはマイルドですね!」
数時間前に初めて会った人のカレーを味見させてもらったのは、初めてだった(笑)
私の話は、突拍子もないことが多く、周りに引かれることが多いので、いつもだったら絶対に言わないようにしていたのに、山さんには自分の突拍子もない発言を何も気にせずできた自分に驚いた。
カレーの代金は、山さんがサラッと払ってくれた。
お腹もいっぱいになったし、これでお見合い終わりかなと思っていたら、
山さん:「お茶でもしませんか?」
と聞かれたので、是非とカフェに行くことになった。
お見合いが終わらない②
ちょうど、この間、たまちゃんと行った隠れ家的なカフェがあったわ!と思い出して、スマホで調べて、そこまで2人で歩いて行った。
お見合いのホテルラウンジもお昼代も山さんに支払ってもらっていて、とても申し訳なかったので、
私:「ここは私が払いますよ!」
と言い、コーヒーを2つ注文した。
山さんの友達の話は、まだ止まらない。ずっと喋っている笑笑
変な友達まだいるんだと、面白くて仕方なかった。
山さんの話は、聞いててとても楽しかった。
時間を見ると、もう16時になろうとしていた。
10時から16時まで初対面の人とこんなに楽しく過ごしたのは初めてかもしれない。
しかも何も緊張しない。自分が落ち着いている感覚があった。
6時間のうち、何度か沈黙はあったはずだけど何も気にならなかった。
いつもの私だったら、沈黙を必死の阻止して話題を振っていそうなのに何もしなかった。なんだろう。この楽な感じ・・・。
もう夕方なので、そろそろ帰りましょうかと10時から始まったお見合いはようやく終わった。
山さんに、何でここまで来たのか聞かれたので、地下鉄できましたと言うと、地下鉄の駅まで送ってくれた。
山さんと別れ、電車に揺られながら、なんかめちゃくちゃ面白い1日だったなと思った。
そういえば、こんな長時間一緒にいたのに8割くらい山さんの話を聞いていたから、自分の話ほとんどしてなかったけど良かったのかなとちょっと心配になったけど、楽しかったから、まーいっか!と割り切った。
あ、いけない!ゴッドさんにお見合い終わったら電話してって言われてたんだった!と電車を降り、16時過ぎに電話をした。
私:「ゴッドさん、遅くなってすみません!今、終わりました!」
ゴッドさん:「え?!今の今までご一緒してたの?(笑)大丈夫なのかしらと思ってそろそろ電話しようと思ってたのよ?!ははは!」
ゴッドさん:「よほど楽しかったのね!プレ交際はどうする?進みたい?」
私:「はい!お願いします!」
何の躊躇いもなく、私はプレ交際希望の返事をした。
※プレ交際というのは、結婚相談所ならではの交際期間のフェーズで、友達以上恋人未満な関係でお互いをもっと知るための交際期間という位置づけ。
お見合い前まで、デブすぎることが気になりすぎて、この人とどうのこうのなるなんて絶対ないと思っていたけど、山さんといる時間は、とにかく楽しくてデブとかの見た目は何も気にならなくなって単純にまた会いたいと思った。
プレ交際OKの返事を両方がすると、ようやくフルネームが公開され、お互いの連絡先を交換できる仕組み。
お互いの連絡先を交換完了すると、”ファーストコール”という男性から女性に電話するルールになっている。
そのファーストコールというものは、お見合い翌日の夜21頃に電話をもらえることになった。
初めての電話
翌日20時58分。
私は、スマホを監視していた。
昨日、散々喋っていたのに、個人的に連絡が来るということにドキドキしていた。
スマホの時計の秒針が、21時0分0秒を回った。
電話はかかってこなかった。
秒針が21時0分10秒、20秒、30秒とくるくる回るのを見ていたけど、ちっとも電話がならない。
21時頃って何分なんだろう。何分に電話がなるのか分からないじゃん、スマホを監視するのをやめようと思ったけど、やっぱり秒針をずっと見ていた。
21時2分に回ったころ。
電話がかかってきた!!
私:「もしもし!」
山さん:「山です!昨日はありがとうございました!」
山さんと電話先でLINEの交換をして、次回どこに行きましょうと話しをしていた。すると、
山さん:「明日の夜、どこかご飯食べにいきませんか?」
明日か!急だけど別に予定もないし、いいですよ!と返答した。
つづく・・・。
29歳の私へのアドバイス
このお見合いは練習だったはずだけど、いつの間にか練習だということを忘れていたよね。ただ、その場が楽しくて、相手の話にのめりこんでいたよね。初めてお会いする人なのに、何も緊張しないし、頑張って話そうというのもなかったし、今まで感じたことのないくらいの居心地の良さだったよね。練習だ!と何気なくお見合いを受けたかもしれないけど、すべてには意味がある。このお見合いもあなたが書いた夢が実現する前兆だよ。すべて今起こっていることは、あなたが意図したから起きているんだよ。
お見合いの後、ご飯とかには、いってはいけないというルールは知っていたけど、山さんからのご飯のお誘いを断らなかったね。ルールを破ることは自分にとって一番やりたくないことだけど、この時ばかりは、お誘いを受けた方がいいとなんとなく思っていたよね。ルール違反してまでもお誘いに行く価値があると分かっていたからだよ。あとからちょこっと注意されたけど(笑) あの時お誘いを受けてよかったと思っているでしょ。
プレ交際への返事、何の躊躇いもなくOKだしていたね。あんなに見た目のデブさに囚われていたのに、この人をもっと知りたいと思ったよね。なんか分からないけど、一緒に過ごした時間が、とても楽しかったそれだけだったね。頭では、デブはNGと思っていたけど、心ではこの人は私を大事にしてくれると感じたんじゃない?