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「質・量ともにトップクラスのデータを武器に、ユーザー3600万人の先にある誰も見たことのない世界へ」〜エンジニアリングマネージャーが語る、ギフトモール開発の醍醐味〜

こんにちは。株式会社ギフトモール採用広報担当です。
公式noteでは株式会社ギフトモールで働く人々や事業、文化にまつわる様々なコンテンツを配信しています。私たちのことをより深く知っていただくため、当社で働く社員がどのようなバックグラウンドを持ち、何をモチベーションに仕事をしているのか、社員に行ったインタビュー内容をお届けします。今回はGiftmallのエンジニアリングマネージャー坂本のインタビューをご紹介します。

新卒でミクシィに入社した坂本は、SNS全盛期の同社で数々の主要機能を開発。その後、スマートフォンアプリを開発したいと、個人事業主として独立します。手がけたアプリが累計100万DLを達成したものの、個人開発の限界を感じて再び組織で働くことを決意。そこで出会ったのがギフトモールでした。坂本はギフトモールのどこに魅力を感じ、参画を決意したのでしょうか。エンジニアとして感じるギフトモールの面白さ、共に働きたい人物像について聞きました。


坂本 典大
Giftmall Engineering Manager
 

新卒で株式会社ミクシィに入社し、日記機能の開発やつぶやき機能のプロダクトオーナーを経験後、個人事業主として独立。iPhoneアプリの企画・開発を行い、リリースした3本のアプリは累計100万DLを達成。2015年LUCHE HOLDINGSに入社し、シンガポール勤務を経て、現在は日本を拠点にエンジニアリングマネージャーを務める。


ミクシィで大規模開発の基礎を学び、
スマホアプリに挑戦したいと独立。

−新卒でミクシィに入社されていますね。ミクシィ入社経緯から聞かせてください。

坂本:大学での専攻は電気・電子でしたが、アルバイトと趣味でプログラミングをしていました。漫画のレビューサイトを自作したり、自分でシステムを作って運用し、人に使ってもらうことの面白さを知りました。これを仕事にしたいと、就職活動ではユーザー向けにWEBサービスを展開する会社を探し、ご縁をいただいたのがミクシィでした。

当時、SNSの中心はミクシィの時代でした。日記機能といった各種機能開発を担当したり、システムアーキテクチャーのリプレイスをしたりと、バックエンド周りの開発を2年ほど経験しました。最後の1年はビジネス寄りのプロダクトオーナーというポジションで、施策の意思決定にも携わりました。

入社から3年弱経ったところでSNSの流れが変わってきたことに加え、スマートフォンアプリの勢いが出てきたことから退職を決めました。サラリーマンだと収入面でもキャップがありますが、アプリは1つ当たればかなり儲かる時代でした。ちょうど兄が会社を辞めると聞き、二人でアプリ開発にチャレンジできないかと考え、独立することにしたのです。

独立後に手がけたアプリは累計100万DL達成。でも、個人での開発には限界がある。もう一度、組織で働きたい。

−独立後はどのようなアプリを手がけたのですか。

坂本:3本ほどiPhoneアプリを開発しました。1本目は、50万ダウンロードを超えて現在もサービス展開中の「ヒミツのアルバム」です。人に見られたくない秘密の写真を管理できるアルバムアプリです。先行リリースされていた写真管理アプリは男性をターゲットにしたものが主流でしたが、レビューを読んでみると、実は女性が多く使っていることがわかりました。そこでターゲットを女性に絞り、プライベートな写真管理アプリとして設計したところ、たくさんの方に使っていただけるアプリになりました。レビューも1.5万件を超えていますが、あくまで集客用アプリと位置付けていたのでマネタイズは別のアプリで行っていました。それが2本目の「掃除機育成アプリ」です。掃除機にゴミを吸わせて大きく育てるという育成ゲームです。

−「掃除機を育成」、面白い発想ですね。

坂本:当時、アルパカを育成する放置系のゲームアプリが流行していたことから着想を得ました。いろいろな育成アプリが出ていましたが、掃除機を育てるゲームはどこにもなかったので、掃除機育成市場ではダントツのNo.1になりました(笑)。

このアプリは広告型の収益モデルで展開しており、ヒミツのアルバムからユーザーを流していました。当時のアプリマーケットでは短期間に多額の広告を投下し、ユーザーを獲得するマーケティングが主流でした。最低でも100万円ほどの広告料を投下する必要があり、個人開発者にとってはリスクの大きな手法です。
そこで僕らはユーザーあたり収益を綿密に計算し、利益を出せるレベルまで長く使ってもらえるよう、改善を続けました。ある程度の利益が見込めるようになったタイミングで広告投下をスタートし、実際にある程度の利益を出すことができました。個人資産から100万円単位の広告費を捻出し、それを数時間で消化する経験は、非常に刺激的で学びも多くありました。

ここまでで2本のアプリを作り、アプリ制作にも慣れてきたところで作ったのが3本目の「にゃんこタウン」です。猫の街を作るゲームで、キャラクターも半分くらいは僕が描いています。ミクシィを退職してからの1年半で手がけた3本のアプリは累計100万ダウンロードを達成しましたが、その辺りから、もう一度組織で働きたいと思うようになりました。

−なぜ、「もう一度組織で働きたい」と思ったのですか?

坂本:独立した背景には「個としてチャレンジしたい」という思いがありました。個として活躍できる市場は未成熟な分野にこそある。そう考えてアプリ業界に参入しました。とは言えこの市場は1~2年で成熟期に向かう可能性があり、その間に自分が手がけた事業が一定規模になったら継続し、そうならなかったらクローズしようと考えていました。

結果、予想通り市場の成熟が進み、大きな資本を持つ大企業が参入を始めました。僕の手がけたアプリはそこまで大きな規模にはならなかったので、個としてのチャレンジは区切りをつけることにしました。

個人が作れるもののサイズ感や、影響を及ぼせる範囲に限界を感じつつあったという側面もありました。大きなチームで、個ではできないチャレンジをしてみたい。そこで人づてに紹介を受けたのがギフトモールの経営陣でした。

経営陣が立てる秀逸な戦略と緻密さ。グローバルな事業構想に感銘を受け、ギフトモール参画を決意。

−ギフトモール参画の決め手について聞かせてください。

坂本:最初に話を聞いたのは、2015年。ギフトモールが立ち上がってまだ1年と経っていない頃です。代表の藤田と取締役の川崎、二人のビジネスの組み立て方を聞いて、そのスキームが洗練されていることに驚きました。社員数人の会社とは思えないほど、これくらいのマーケットでこういう戦略をとってこれくらい利益を出して…というシナリオが緻密に設計されていました。まだ1日に数件しか注文がない時代に、現在の月間ユーザー数になるまでの成長戦略、提供価値の広げ方、収益の上げ方まで明確に描かれていました。

そして「最短でグローバル展開を目指そう。」とシンガポールで創業し、二人は移住しました。経営陣がこのように思い切った決断をできたのは、サービスの成長戦略をリアルかつ緻密に設計できていたからこそだと思います。当時からその点が他社と比べてもズバぬけていると感じ、最終的に入社を決めました。

ギフトにまつわる数千万人のユーザーデータを蓄積し、フル活用。質・量ともに日本トップクラスのデータでサービスを進化させる。

−システム観点で「ギフトモールの強み」はどこにありますか?

坂本:ギフト選びは自分のためのものではないからこそ、難しさを感じることが多いと思います。そこで参考になるのが、他のユーザーデータです。ギフトモールでは、データを集めるためにかなり工夫を凝らしています。弊社で運営しているギフト領域の全サービスを合わせると、訪問ユーザー数は月間数千万人に登ります。この数千万人のギフト選びにまつわるデータの蓄積は、質・量共に日本ではトップクラスです。

例えば、「彼女 20代 プレゼント」と検索するとうちのサイトが1位に表示されますが、この記事を見ている人は20代の彼女がいる可能性が高い。この人が何のカテゴリーの商品を見ているか、どこのブランドの商品をクリックし、最終的に何を購入したかという情報をすべて蓄積しています。通常のECサイトではユーザー登録をしないとわからない属性情報が、うちのサイトでは閲覧した記事コンテンツから割り出すことができます。

このようにギフト領域だからこそ集められる大量のデータを、社内の様々なシーンで意思決定に活用しています。わかりやすいのが検索機能です。20代の彼女に誕生日プレゼントを探している人に、どんな検索結果を表示させるかは、データをもとに磨き込んでいます。また、集客コンテンツもデータをもとに作っています。ユーザーにとって納得感のあるコンテンツになることで滞在時間が伸び、それが検索エンジンに評価されて順位が上がる。よってさらに多くの人が来て、さらに多くのデータが溜まる、という好循環がぐるぐる回っています。

数千万人のギフト選びにまつわるデータの蓄積により、
贈る相手や記念日ごとのトレンド分析が可能に。

このようにデータ活用によってユーザー数を順調に伸ばしている一方、サービスとして未成熟な部分も正直まだまだあります。逆に未成熟なサービスでありながらも、ここまでユーザー数を伸ばしてきたわけです。そうなると、僕ら自身がギフトサービスとして納得のいくクオリティのものを作り上げた時、ユーザー数は一体どれくらいの規模感になるのか。今はそれを見届けたい、そのためにも自分自身が納得のいくクオリティのサービスに仕上げたいという思いで取り組んでいます。

今、開発すべきは今後も長きに渡り使われる機能。だからこそ、中長期視点で「DEEP DIVE」できるエンジニアに来て欲しい。

−サービスの成長に伴い、エンジニアも積極採用していますね。今、ギフトモールに関わる面白さはどこにありますか? 

坂本:先ほどもお話した通り、この領域でやりたいことや課題は山積みなのに、すでにサービス全体の月間訪問者数が3600万人まできていることに、このマーケットの大きさ、ポテンシャルを感じています。
ユーザー数を伸ばす余地が十分過ぎるほどに残されているわけです。データを活用した機能の磨き込みやリピート戦略、物流も絡めたビジネス展開など、まだまだ伸びるポイントがあります。この規模感でこれだけのポテンシャルがあるフェーズの企業は、そう多くありません。

−どんなエンジニアに来て欲しいですか?

坂本:弊社の組織では課題に向き合う姿勢として、「DEEP DIVE 深く潜ろう」というバリューを大切にしています。
今後エンジニアが作るのは「使われるかどうか未知数な機能」ではなく、間違いなく「数百万人という規模の人に」「場合によっては10年、20年と長い間使われ続ける機能」機能です。長く使われる機能だからこそ中長期視点で事業を理解し、考えをソフトウェアに落とし込める、DEEP DIVEできる人材を求めています。サービスをグロースさせていく10→100のフェーズに面白さを感じる方には非常に魅力的な環境ではないでしょうか。

−エンジニアが働く環境としては、どのような魅力がありますか。

坂本:リモートワークを徹底しているところは、魅力の1つだと思います。役員の二人はシンガポールにいますし、エンジニアも関西や九州など皆、拠点はバラバラです。そのため週何回必ず出社しないといけないというルールはなく、完全な、「フルリモートワーク」に振り切っています。

メンバーそれぞれが自身の働きやすさを追求できるのが「フルリモートワーク」という形

また、リモートワーク環境を整備するための費用として、正社員であれば一人当たり最大45万円*使えるユニークな福利厚生の制度の用意もあります。

リモートワーク支援として最大45万円の勤務環境の整備を支援*正社員の場合

個人的には、目的志向なプロフェッショナル人材が集まっている組織・風土が最大の魅力だと思います。エンジニアに限らずビジネスサイドのメンバーも含めて、メンバー全員が会社やユーザーへの提供価値を常に意識しています。そのためチームや職種ごとの対立がありません。「目的はこれだから、これをしたほうがいい」と、事業目的を据えて議論ができるので、非常に仕事がしやすい風土です。

CPOの帰国時など、メンバーとリアルに会える機会を積極的に作っています。

もちろん、まだまだ小さな組織なので、大手企業と比べると体制や各種制度が未整備の部分も多くあります。そんな環境も楽しめる方に来ていただきたいですね。


《ギフトモールでは一緒に働く仲間を募集しています!!》
https://open.talentio.com/r/1/c/careers.giftmall/homes/3958

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