マッキンゼー出身、M&Aのプロがギフトモールで働く理由。社長の藤田との二人三脚で学んだ、「勝者のメンタリティ」とは?
2024年4月、ギフトモールはヤマダホールディングスと業務資本提携を、5月にはプロトベンチャーズからシリーズBラウンドでの資金調達を実施しました。これらの案件を社長の藤田と共に推進してきたのが、CMAO(最高買収責任者:Chief M&A Officer)兼CIO(最高投資責任者:Chief Investment Officer)兼コーポレート統括本部企画総務部長を務める田中秀樹です。
田中は新卒でマッキンゼーに入社後、外資系投資ファンドでM&Aアドバイザリーや企業投資を、ユニコーン企業で全社の経営計画策定やM&Aを推進してきました。華々しいキャリアを歩んできた田中はどのような人物なのでしょうか。また、なぜ次なる挑戦の場にギフトモールを選んだのでしょうか?話を聞きました。
田中 秀樹
CMAO・CIO・コーポレート統括本部企画総務部長
マッキンゼー、オーストラリア駐在、ユニコーン企業での経験を通して感じた、キャリアの軸
−コンサル、M&Aアドバイザリー、スタートアップとキャリアを歩んできた中で、今の田中さんをつくっている印象的な仕事について聞かせてください。
印象的な仕事は大きく3つあります。1つは新卒で入社したコンサルティングファーム、マッキンゼーでの経験です。私は大学では情報工学を専攻していたので友人は大半が大学院に進学したのですが、皆と同じように大学院に進学するということが私にはしっくりこなくて、尊敬する先輩からの助言もあり、大学3年に就職活動をしてみることにしました。
就職活動中に出会ったのがコンサルティングというキャリアであり、マッキンゼーという会社でした。当時はコンサルティングやマッキンゼーについて全く知らなかったのですが、実際に調べてみると理系出身者も多く、何よりも仕事がものすごくクリエイティブで、若いうちから企業の大きな意思決定に関われることが非常に魅力的でした。
私自身は、既に決まっていることを忠実に実行していくことよりも、答えがない事象に対して自分の頭でゼロから戦略を考え、実行して結果を出すことにやりがいを感じるタイプなんです。大学受験も塾には行かず、どのようなアプローチで勉強すれば合格できるか、自分なりに考えて勉強をしてきました。そういう性格なので、マッキンゼーで扱う、答えのない課題解決の仕事というのが自分にとってはとても魅力的でした。
さらにマッキンゼーでは入社1年目であっても、常に自分自身の意見を言うことが求められます。意見を言わないなら価値がない、というのが会社のカルチャーで、自分にはとても合っていたと思います。こうしたマッキンゼーでの経験が、今の私の社会人としてのベースになっています。
2つ目の印象的な仕事は、PwC時代のオーストラリアシドニーでの駐在です。オーストラリアにおける日本企業のクロスボーダーM&Aの支援や、ローカル企業によるM&Aや投資支援を通して、M&Aという仕事に対する理解が深まると同時に、日本企業が海外市場で成功することの難しさを強く認識させられました。ただ難しいからこそ、今後取り組む意義のある重要なテーマだということが改めて認識できました。
そして3つ目が、スマートニュースでの経験です。スマートニュースは当時、日本で数社しかないユニコーン企業の1社でした。未上場ながら時価総額は1000億を超え、日本のみならず海外市場でも大きなインパクトを出すことができる環境でした。
スマートニュース時代に感じたのが、BtoCビジネスの面白さです。BtoBのようにロジックで物事が進んでいくのではなく、ロジックでは全く予期できない動きをするんですよね。これまでのキャリアでは主にBtoBの世界にいたので、BtoCビジネスの動き方が新鮮で、その面白さを強く感じました。
またスタートアップ企業ならではのスピード感や、そこで働く人たちのキャラクター、フラットで自由な組織がとても居心地よく、自分にはスタートアップ企業のカルチャーが好きなんだということを改めて感じました。
−クリエイティブな仕事、グローバルな挑戦、フラットな職場環境。田中さんにとって大切な軸を満たしたのがギフトモールだったのですね。
そうなんです。創業者の1人である川崎は大学時代からの友人で、ギフトモールで経営企画やM&Aをリードできる人を探しているということは以前から聞いていました。その後、連絡を取り合う中でギフトモールのビジネスモデルと経営陣をはじめとする素晴らしいチームであれば海外市場も含めて大きく成長をしていくことができるはずだと興味を持つようになりました。
「この人と一緒に仕事がしたい」ギフトモール社長の藤田と出会い、転職を決めた
−どのような経緯でギフトモールへ?
まずは情報交換という形で、社長の藤田とお話をする機会がありました。そこで「この人と一緒に仕事がしたい」と思ったことが転職の決め手です。
−田中さんはこれまでも、素晴らしい経営者の方々との接点が豊富にあったと思います。その中でも「この人と働いてみたい」と思ったのはなぜでしょう?
藤田は、当たり前といえば当たり前なのですが、弊社が掲げるビジョンやミッションを実現したいという想いが本当に強いんです。起業家は皆、当然高い熱量を持っていると思うのですが、その中でも特に熱量が高い。そして、想いだけではなく、特にビジネスセンスがズバ抜けています。
スタートアップの創業者はエンジニアが多いのですが、藤田はリクルートの中でも圧倒的に結果を出してきた人間なので、ビジネス理解度が圧倒的に高い。一方で、素晴らしく高い能力を持ちながらも、とても謙虚な人間です。だから、これまでもこれからも多くの人がついていくリーダーだと思いましたし、私自身も一緒に働きたいと思いました。
そして、もう一つ忘れてはいけないのが、川崎という藤田にとってベストなパートナーの存在です(笑)。藤田というバランス感覚とビジネスセンスに溢れた経営者がグループ全体を率いていくと同時に、川崎という恐ろしい熱量と事業開発能力を兼ね備えた人が前線を指揮する。この2人がタッグを組んでいるのだから、絶対に成功する。それが私がギフトモールに参画するに至った最大の理由です。
結果が出るまで行動を続けるから、絶対に結果が出る。社長の藤田から学んだ勝者のメンタリティ
−実際にギフトモールに入社し、1年半ほど経過していますね。印象的な仕事について聞かせてください。
ヤマダホールディングス様との資本業務提携と、プロトベンチャーズ様によるシリーズBラウンドでの資金調達です。スタートアップの調達がやや停滞しているこのタイミングで成長資金を調達できたという意味でも、藤田と二人三脚で仕事ができたという意味でも、とても印象的でした。
−この2件は、どのような経緯で話が進んだのでしょう?
2024年に入り、新たにエクイティで成長資金を集めようという方針となり、投資家候補のリストアップを始めました。候補が決まった後は、当社の事業内容や成長戦略について藤田がプレゼンを行い、候補先が意思決定する際に必要になる各種資料の開示やQA対応、投資契約などのドキュメンテーション等については私がリードするという役割分担で進めました。
今回増資をしていただいた2社とも、弊社のビジネスの魅力や、明かな事業上のシナジーがあることに加え、藤田をはじめとする経営陣や強力な組織体制への信頼感が大きな決め手になったように思います。
−藤田さんと実際に働いてみて、いかがでしたか?
凄い人だということは入社前から予想していたのですが、想像を超えている部分も結構ありましたね(笑)。特にずば抜けていると感じたのが、何事も「やり切る」ことへのこだわりですね。結果が出るまでどんなに泥臭い仕事もしますし、絶対にやり切る。弊社のカルチャーとして、みんな「何事もやり切る」メンタリティがとても強いのですが、それでもやはり藤田が一番かなと思います。
とにかく結果を出すために、毎日着実に小さなステップをひたすら重ねていくんです。普通、結果がなかなか出ないと途中で諦めたり、やる気を無くしたりしますよね。でも藤田は違う。ビジネスに限らず、その領域のNo.1になる人間のメンタリティを持っている。大谷翔平やイチローも言っているように、結果を出すまでとにかく毎日小さなステップを無限にやり続ける。
これって絶対に座学では学ぶことができない「勝者のメンタリティ」だと思っていて、どんなに頭が良くてもこのメンタリティがなければどんな分野でも最終的にはNo.1になることはできないと思っていて、藤田は過去に出会った人の中で、このメンタリティを最も強く持っている人だと思います。
結果を出すことに100%コミットしているから、遅かれ早かれ必ず結果が出る。横で一緒に仕事をしていて、結果が出ることはもう分かりきっているんです(笑)。だから、資金調達をすると言ったら絶対に調達できるし、できるまでにとことん動き続ける。その意味で、彼と一緒に仕事ができることがとてもワクワクするし、最終的には自分が彼を超えていくんだという気持ちになります。
世界で一番働きやすい会社に。そして、会社を支えるコーポレートスタッフが報われる会社にしたい
−ギフトモールの職場環境についても聞かせてください。ギフトモールで働く魅力はどんなところにありますか?
藤田のような経営陣と仕事ができ、ギフトという素晴らしい分野で事業を展開していて、ミッションを実現するための仕事を自ら設計できる裁量もある…。魅力は色々とあるのですが、一番の魅力をあげるなら、日々の自由度の高さではないでしょうか。
私には子供が2人いるのですが、ギフトモールへの転職をきっかけに、妻が仕事を再開しました。なぜこれができたのかと言うと、ギフトモールがフルリモートで基本的に自分は自宅にいることができ、それによって妻も自宅にいる必要性がなく時間の使い方を自由に設計できるからです。
自分は子供が帰宅する時間に合わせて自宅にいることができますし、子供達の習い事の送迎もできる。これは恐らく多くの人が真似できないライフスタイルで、それによって自分だけではなく家族の自己実現・人生設計も実現できてしまう会社だと思います。実際、ギフトモールでは働く場所に制約がないので、経営陣のみならずメンバーも全世界に散らばっています。沖縄や北海道に住んでいたり、ハワイで働いている人間もいます。働く場所の制約がないから、他では絶対にできないキャリア、ワークライフバランスが実現できる。これが、優秀で素敵な人が集まってくる大きな理由の1つだと考えています。私も家族との時間が増え、家族からも感謝されることが増えました(笑)。
魅力的な経営陣がいたり、素晴らしい事業を展開しているスタートアップは他にもたくさんありますが、ここまで働き方の自由度が高い会社はほとんどないと思います。もちろん、自由には責任を伴うことをみんな理解しているから、自分の責任を果たすことにも真剣に向き合えます。ミッションベースで働き、働き方に関しては大きな裁量を持って働きたい方には本当に魅力的な環境だと思います。
−田中さんご自身が、ギフトモールで実現したいことについても聞かせてください。
もっと事業を成長させて、まずはアジアでNo.1のギフトカンパニーになりたいというのが1つ。そのために、自分の専門領域であるM&Aや資金調達、コーポレート業務を中心に貢献していきたいです。
また、個人的に実現したいこととしては、ギフトモールが世界で一番メンバーが働きやすい会社にしたい。オーストラリアに駐在していた時、現地企業と日本企業の労働環境の違いを目の当たりにして、これは大きなミッションだなと思いました。オーストラリアでは社員の男女比率も半々で、女性が出産や育児にかかわらずキャリアプランを立てることができる環境が整っている。その背景には、社会前提で男性が育児や家事などを積極的に行う価値観と社会の仕組みが整備されています。
ギフトモールは、国内にある会社ですがフルリモートですし、場所の制約もなく、性別に関わらず活躍できる環境は整っています。その環境を活かして、どんなライフプランを持っている人でも、それを実現できる会社にしていきたいですね。
また、コーポレート側の人間として、コーポレートのメンバーがちゃんと報われる、日の目を見る会社にしたいということも強く思っています。特に、スタートアップではエンジニアや事業開発の人間にスポットライトがあたりがちですよね。彼らにスポットライトがあたることは当然ですが、一方で、その裏側で「会社」としての成長を支えているのはまぎれもなくコーポレートスタッフです。私は、日々膨大なタスクをこなしてくれる彼らが、精神的にも経済的にもしっかりと報われる会社にしていきたいと考えていますし、その観点で世界で一番の会社にしていきたいと思っています。
資金も調達でき、ギフトモールは様々な成長に向けた挑戦ができるフェーズに突入しました。採用も強化しますし、引き続きM&Aも推進していきます。スタートアップとして、まさに今が最も楽しいフェーズに入っていきます。
会社と一緒に成長していきたい、熱量の高い方。自由と責任を理解した上で、ミッションを実現するため主体的に動ける方。そんな仲間と一緒に働けたら嬉しいですね。
《ギフトモールでは一緒に働く仲間を募集しています!!》
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