ECプラットフォーム担当のエンジニアが語る、ギフト特化型ECのポテンシャル。そして我々の”これから”の可能性
今回は、ECプラットフォーム=サイト全般の土台にあたるプログラムに携わるTakuyaが登場。新卒以降数社を経験し、メール配信プラットフォーム、SNSコミュニティ機能の改修、ゲーム開発、サーバー開発を経験したのち、前職でのFoodTech系ベンチャーでは、複雑で課題の多かったECサイトの検索機能の問題を解決した実績を持っています。ギフトモールに参画した経緯や働く環境、エンジニアとして感じるギフトモールの面白さについて聞きました。
Takuya
Giftmall ソフトウェアエンジニア
新卒後、4社を通じてフロントエンド、バックエンドを幅広く経験。経験値と自分で考え動かす実行力を買われ、ギフトモールへ
-エンジニアを目指したきっかけを教えてください。
小学生の頃から漠然とゲーム開発者になりたいと思っていた流れから、大学は情報系学部に進学しました。とはいっても中高大とバレーボールに打ち込んでいたので、初めてプログラミングをしたのは大学1年の授業中。全くの素人からのスタートでしたが、その時から「エンジニアリングで食べていこう」という気持ちは持っていました。
-新卒後、大手、ベンチャーを含め様々な企業で経験を積まれていますね。この業界に入られた経緯から聞かせてください。
新卒からギフトモールに入社するまで、5社ほど経験してきました。最初の会社ではメール配信プラットフォームでデータベースの作成、次のミクシィではコミュニティ機能の改修、新規事業としてミクシィページを立ち上げ、アプリケーションで日記や写真を導入する機能を作ったり、ゲームの開発も行いました。3社目のリクルートマーケティングパートナーズでは新規のサービス「料理サプリ」でサーバー開発のリーダーを経験しました。
ギフトモールの前職となるフードテック系のベンチャーのフーディソンでは、フロントエンド、バックエンドを問わず関わりました。そのなかでメインとなる鮮魚系ECはかなり特殊で、その時の経験は成長に大きく役立ちました。商品の入れ替えが毎日あり、商品分類が複雑な鮮魚系ECでは検索、並び替えが非常に難しいという大きな課題がありました。たとえば、魚介類の名前は地域や条件で異なることも多く、同じ魚を探しているのに人によって検索できなかったり、同じ分類上にありながら検索で候補に並ばなかったりという問題も多く発生していました。そうした問題をマスタ整備、形態素解析、ライブラリ作成などを通して、解決してきた実績があります。
-基礎的なものから特殊なものまで、幅広い経験を積まれたのですね。ギフトモール入社にあたってはどんなことを求められたのでしょうか?
まさに、そうした経験値と、チーム単位でも個人単位でも動けるところが買われたのだと思います。もともと前職はベンチャーでしたので、新しい提案はもちろん、改善点に対しても自分で考えて自分で動かしてきましたから、声をかけていただいたマネージャーの坂本さんには「なんでもできるベテラン」としての力を期待されたのだと思っています。
ECプラットフォームチームとして、サイトの土台強化に邁進。困難さえも楽しみながら、会社と共に成長中
-入社されて現在まで、どのようなお仕事をされてきたのでしょうか。
ECプラットフォームチームとして、ECの根っ子の部分全般に関わってきました。受注から決済、店舗への受注連絡、お客様への発送連絡など諸々の処理など、ECすべての土台にあたるプログラムを作っていると認識していただければいいと思います。
その他に、エンジニア以外の部署、マーケティング、プロダクト戦略チーム、経理など、様々なチームからのリクエストに応えるのも我々の仕事です。例えば、カスタマーサポートからは「お客様の問い合わせがあったのでこんな機能を追加してほしい」、マーケティング部門からは「SEOがもっと有利になるように内部構造を工夫してほしい」などといった依頼があります。
-ここでの仕事の面白さややりがいはどんなところですか。
現在、弊社は非常に伸びていて会社自体に勢いがあります。「こうすればもっと伸びるんじゃないか」「こんなサービスを作りたい」と、各部門から様々な声が出るほどで「伸びしろ」も十分にあると思っています。今はまだ過渡期で整備しなければいけないことも、改善の余地もまだまだあります。つまりやるべきこと、解決すべき課題が本当にたくさんあるということですが、私はそこにやりがいがあると感じます。困難もありますが、それを乗り越えながら、ステージが上がっていくこの場にいるのは楽しいです。
また、我々のチームは、ECサイトの検索機能の改善やネイティブアプリ開発など、フロント部門の開発がスムーズに進められる土台作りの役目もあります。一見地味ですが、会社全体を支えているという自負もあります。
ギフトモールで買うことに価値を感じてもらえるよう、UXの開発・整備に力を注ぎたい
-これからギフトモールでやってみたいことは何ですか?
いわゆる普通のECサイトを越えて、ユーザーに「ギフトモールの体験、いいよね」と思ってもらえるシステムに育てていきたいと思っています。UXが進んだECサイトにしていきたいという強い思いがあり、同じ商品を買うにしても、「ギフトモールで買う」こと自体に価値を感じてもらえるUXを作っていくことが重要だと考えます。
例えば、Appleでは商品を買うと、発送の連絡だけでなく、現在の配送状況をSMSで通知してくれ、箱を空けたときにもきれいに見えるような仕掛けがある。買ってから商品が手元に届くまでのワクワク感まで考えた設計で、「体験」を作っています。
私たちも、届いた時に「ギフトモールで買って良かった、また買いたい」と思われるようなギフトに特化した「ギフトモール体験」を提供できるよう、UXを開発、整備していきたいと思っています。
-具体的には、どんなUXを想定されていますか?
たとえば、登録ユーザーにはイベントや記念日が近くなったら、「おすすめ情報」を提供する。自分だけの特別感がありますよね。弊社が運営するお祝い体験を提供するサイトと連携して、ギフト体験をイベント化するのも面白い。ギリギリの注文でも希望日に確実に届けられるといった柔軟な対応も喜ばれると思います。ギフトの文脈から思いつくだけでも、いろいろな可能性があるわけです。
そうしたちょっと気が利いたサービスを行っていくことで、「さすがギフトモール、選んでよかった」と思ってもらえるサイトになると考えています。
あるべき方向に向かって確実に進んでいる環境で、少数精鋭のプロフェッショナルが力を発揮
-ギフトモールの働く環境について教えてください。
自由というか、いい意味で「ひとそれぞれ」の環境と言えるのではないでしょうか。コアタイムはあるものの、朝型もいれば夜型の人間もいて、一日の使い方も自由。各プロジェクトごとにスケジュールはありますが、基本は個人の裁量に任されているので、休みも比較的取りやすいと思います。
コロナ以降、当たり前になったリモート勤務ですが、そもそも弊社は代表がシンガポールに在住しており、リモートでの勤務が前提にあります。一般的にはコロナ禍をきっかけにリモートを始めた企業が多く、コミュニケーションに課題を抱えるところも少なくありません。コロナ前のオフラインに戻る傾向もありますが、リモート前提である弊社の場合はそうしたコミュニケーションの取り方も知恵を出し合い、不都合を感じることはほとんどありません。
例えば、うちのチームの場合では、朝夕2回のミーティングタイムを設けています。これはオフラインの勤務で気軽にできていた相談の機会、問題を溜め込んでしまうようなことを防ぐ意味合いがあります。こうした小さな工夫を積み重ねることによってリモート勤務のマイナス点を減らよう努めています。
-今、ギフトモールで働く意義とは
ギフトモールは今とても「いい感じ」のところにいると思っています。
今現在、成長し続けているのはもちろんですが、あるべき目標に向かって確実に進んでいる感覚がある。経営陣がちゃんと先を見て進むべき道を整えながら確実に進んでいるから、いい未来が想像できるし、安心感があるんですね。だから、プロフェッショナルな人たちが集まるし、それぞれが自分らしさを発揮しながらも組織を盛り上げる働きができているのだと思っています。
私自身、ギフトモールで働けて本当に良かったと感じています。会社にも自分にも「伸びしろ」を実感しながら、やるべきこと、やりたいことをしばらくここで実現させ、会社と共に成長したい。ここに来るまでに何社も経験していますが、今は他に動く理由が思い当たらないですね。
エンジニアリングは、誰かの暮らしをよくする手段だと私は考えています。自分が開発したり、修正や改善したことによって、これまでできなかったものができるようになったり、不便だったものが便利になったりするのはうれしく思うし、やりがいでもある。
今のギフトモールなら、そうしたチャンスがいくらでもあり、自分で作ることもできると、私は感じています。
《ギフトモールでは一緒に働く仲間を募集しています!!》
https://open.talentio.com/r/1/c/careers.giftmall/homes/3958
【Culture Deck】