名前も知らない誰かにギフトが贈れたら、世界はもっとHAPPYになる。元ゲーム開発エンジニアが感じる、ギフトモールという組織・プロダクトの持つ個性と可能性
今回は、ギフトモールでエンジニアとして活躍する森垣潤一が登場。新卒で入社したミクシィでサードパーティーへ提供するAPI開発やWEBソーシャルゲームプラットフォーム開発を担当後、ゲーム開発会社のアプリボットへと転職。その後、ミクシィ時代の同僚に誘われギフトモールに参画しました。ゲームからECサイトと全く異なる領域にキャリアをシフトした森垣は、どのような考えからギフトモールへの転職を決意したのか、またギフトモールのどこに面白さを感じているのかについて聞きました。
自分が作ったアプリケーションを使ってもらう喜び。高校時代に感じた、モチベーションの原点
−森垣さんはどのようなきっかけでエンジニアの道を歩み始めたのでしょうか。
初めてプログラミングに触れたのは、高校生の頃だったと記憶しています。当時は、レンタルサーバーやサービスを使って個人のサイトを作り、そこにレンタルの掲示板やチャットをリンクして交流することが流行っていました。一部の人はそのアプリケーションを自分で設置し、色やデザインを変えて、自分のサイトに合うようカスタマイズしていました。規定に沿えばそのプログラムを自由に改造・配布することを許可しているサイトも多くあり、僕も見よう見まねでプログラミングを覚え、配布するようになりました。最初は大元のプログラムと誰かが改造したプログラム、その差分を見比べてどこを書き換えたらこうなるのか?真似をしながら少しずつプログラミングを覚えていきました。
20年近く前のことなので、当時はTwitterもありません。インターネットですぐに数百、数千の人にアクセスされるような世界ではありませんでした。それでも、インターネットという世界にいる顔も名前もわからない数人の人が、自分の改造したプログラムを使ってくれる。そこに面白さを感じていました。
ユーザーとして使っていたサービスの開発者に。ミクシィで学んだエンジニアの基礎
−高校卒業後は大学、大学院と進学し、新卒でミクシィに入社していますね。なぜミクシィを選んだのですか?
当時ミクシィは招待制だったので、僕自身も友人から招待してもらいユーザーとして使っていました。
自分自身が魅力を感じていたWEBサービスの中で、特にミクシィは大規模なユーザーデータ、コミュニケーションのデータの量を捌いている企業でした。人事の方が親身になって選考をサポートしてくれたことにも縁を感じて、入社を決めました。
−ミクシィではどんな仕事をしたのでしょうか。
入社したのはSNSが大分流行ってきていた時期です。繋がりのある人が発信する「これ良いよ」という情報は信頼ができます。だからこそ、ソーシャルの力を活用すればものすごい速さで人から人へ良し悪しの情報が伝わります。ミクシィが持つ繋がりや共有する力を、ミクシィの外の世界にどんどん広げてソーシャルネットワークの価値を広めていこう、大きくしていこうというのが、会社の方針でした。そんな考えのもと、サードパーティのサービスと連携するためのアプリケーションを書いたり、逆にミクシィと連携してもらうためのAPIを書いたりするのが僕の仕事でした。
結局ミクシィには4年弱在籍しました。単にコードを書くという仕事にとどまらず、エンジニアとしてより深く思考するための考え方やスキルを学ばせてもらいました。
技術的な挑戦に惹かれ、ゲーム開発の道へ
−その後、ミクシィからスマートフォンゲームを展開するアプリボットに転職していますね。どのような経緯があったのでしょうか。
次のステップを考えるようになり、色々な会社を見ていた中で惹かれたのがアプリボットでした。当時、説明会等でアプリボットが GAE を用いてスマートフォンゲーム開発を行っているという話を聞き、面白いことをやっている会社だなと感じて入社を決めました。ゲーム自体、元々好きではありましたが、スマートフォンゲームをプレイした経験はありません。ゲーム開発がしたいというよりも、技術的な挑戦を感じたのが入社動機です。
−アプリボットではどのような仕事をしたのですか。
6年在籍し、開発開始からリリースまで通しで携わったゲームアプリは 2 本になります。サーバーサイドを数年経験し、その後はUnity C#を使ったクライアントサイドの開発に従事しました。ゲーム開発のクライアント側というのは、サーバー側との違いはもちろんありますが、通常のスマートフォンアプリ開発ともだいぶ考え方が違います。その違いを知っているだけではなく実際に経験できたことは、後の開発の糧になっていると思います。
また社内にはコンシューマーゲームの開発経験者も多くいました。その方々の知見を実装に反映してゲームを開発していく過程は面白く、ゲーム開発の様々なノウハウを学ぶことができました。
個人と組織、両者のバランスを取りながらやりたいことを追求できる環境に惹かれ、ギフトモールへ
−アプリボットの後に転職をしたのがギフトモールですね。ゲーム開発の世界から、EC領域にキャリアチェンジした背景を聞かせてください。
ミクシィ時代の同僚で、ギフトモールのエンジニアを務める坂本さん、木村さんに誘われたのがきっかけです。ちょうど今後のキャリアをどうして行くべきか、迷っていた時期でした。
アプリボットで最後に携わったゲーム開発は少人数体制で、メインのエンジニアは 3 人、僕はそのうちの一人でした。ですが、「これは僕が開発したプロダクトです」と胸を張って言えるほどチームに貢献できてはいないのではないか。また、恵まれたメンバーや環境に依存し、甘えてしまってはいないか。そんな葛藤も抱えていました。
ギフトモールに転職をすると、今後ゲーム開発の仕事に戻ることは難しくなります。ただ、坂本さんや木村さんから話を聞いてギフトのECという領域に面白さを感じましたし、ここでなら、個人として自分のやりたいことを追求しながら、組織として魅力的なサービスを作る経験が両立できるかも知れないと考えました。
ギフト領域は、パラメーターが多いから難しい。深い思考が求められるから楽しい
−ギフトモールに入社し、2年半が経過しています。ギフトモールではどのようなお仕事をしてきましたか?
ギフトを贈る人が、贈りたい商品を見つけるための機能の開発をしています。提案するという観点で記事や特集のバックエンド開発も行っています。
−ギフトモール開発の面白さをどのあたりに感じていますか?
ギフト領域はユーザーの心理や行動が複雑です。通常のサービスでは主に使う人のモチベーションや気持ちにフォーカスしてサービスを考えると思います。ですがギフトの選択では、贈る人と相手との関係性や、ギフトを贈る場面が関わってきます。そのためギフトの提案にあたっては「サービスを使う人」に限らない情報が必要になってきます。この複雑さをどうプロダクトに落とし込むかを考えるのが難しく、また面白く感じています。
インターネット上の名前も知らない誰かにギフトを贈る。ギフトがもっと手軽になれば、世界はもっと面白くなる
−ギフトモールという組織の話も聞かせてください。ギフトモールらしさは、どういったところに感じますか?
ギフトモールで大切にしている価値観に”BE HAPPY-幸せでいよう-”があります。贈る人、贈られた相手が喜んでくれること、幸せになることを大事にしています。
代表の藤田さんはキックオフやミートアップの場で「ギフトモールのサービスに関わるすべての人が幸せになること、幸せで居ることが僕たちの使命です」と毎回アナウンスしています。プロダクトオーナーの川崎さんも「贈る人と相手が一番喜んでもらえるギフトを見つけてもらうには」という視点を常に持ってサービスを考え続けていると感じます。経営トップからメンバーに至るまで、皆の普段の思考に”BE HAPPY”が浸透しているところがギフトモールらしさだと思います。
−最後に森垣さんがギフトモールで実現したいことを聞かせてください。
「ギフトを贈ること=特別なこと」と捉えると、贈ることへのハードルが高くなってしまいます。ギフトを贈ることをもっと手軽なものにする。インターネット上にいる、名前も住所も知らない誰かにギフトを贈ることがより手軽になれば、世界はもっと”BE HAPPY”になるのではないかと思います。そういった世界を目指して行きたいです。
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https://open.talentio.com/r/1/c/careers.giftmall/homes/3958
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