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入学後3ケ月で 不登校になりました。 #3 休ませることへの葛藤


こんにちは。
子どもと「超」真剣に向き合う母NOAです。

現在、小規模特認校に通う小3の娘が
小1だった頃のお話です。
これまでの葛藤、変化を綴っています(^^)

前回の投稿はこちら⇩



運動会


5月の下旬に運動会があった。
小学生になってはじめての運動会。

「学校に行きたくない」と言いながらも、なんとかこの日まで頑張って通っていた。

運動会でやるダンスを家で練習して、見せてくれることもあった。

ナツコはそれなりに
運動会を楽しみにしていた。


運動会当日。
運動場には、たくさんの保護者。
児童もたくさん。


皆、同じ体操服に同じ帽子。
我が子を探すのにとても苦労した。


だいたいの場所は聞いていたので
何百人もいる児童の中から
なんとかナツコを探した。


ナツコはピシっと体操座りをしている。


「はい、お茶飲みますよ」
先生の言われたタイミングでみんな一斉にお茶を飲む。

「はい、かけあし」
と先生に言われたタイミングで駆け足をする。

遅れた子は先生に注意され、
じっとしていられない子には、ピシっとするよう指導されている。
指示された時間外に「トイレ行きたいです」という子は、「さっき、行く時間あったよね?」と注意されている。


「小学校ってそんなもんなの」
「小学校はそういう場所」
と言われてしまえばそうなのだが、
それが正しい指導か?といわれたら疑問だった。


「先生の指示をしっかり聞いて、
生徒はそれに従う」

そんな光景がたくさんあった。


自分の発想力や、自分で考えて行動することの方が得意なナツコの性格を考えると、もしかしたらこの
「指示されたとおりにしか、動けないことが多いこと」
が辛いのかもしれない、とその時感じた。

でもナツコは、先生に反抗するわけでもなく、
真面目に先生の話を聞き、一生懸命やっていた。


かけっこ、たまいれ、ダンス。
普通の運動会の競技が行われた。
どれも一生懸命取り組み、輪を乱すこともないナツコ。


でも、ナツコらしさ
どこにもなかった。


帰宅したナツコは
「楽しかった。」とぽそっと言った。



学校を休ませることへの葛藤


運動会を終えると、学校を休みがちな日が増えた。

「学校に行きたくない日」→休ませる
その選択が良いのかどうか、誰もわからない。

「行きたくない、休む」と言う度に、親としては毎回、葛藤があった。


「休んでゆっくりしよう。」
と子供には伝えても
葛藤がないわけがない。


「今日は休んで、明日は頑張って行こうね
と言葉もかけたこともある。



この頃、よく子供に話していたのは
『嫌だ→やめた(行かない)』
ではなくて
『嫌だ→対策をとる→対応できる』
を考えよう。
自分の『嫌』に対応できる
「対策の引き出し」を増やそうって話。

間違ってはいないかもしれないが
行きしぶっている子供に話しても
正直、そんなの綺麗ごとだった。


子供の気持ちを受け止めているつもりでいても
私が一人で焦っていた。

このまま休み続けたら?
学校へ行かなくなったら?
居場所はどうなる?
嫌なことから逃げてていいのか?
嫌なことと向き合う力をつけるべきでないか?

ナツコは昔から、気が強いところはあったし、
主張が強いところもあった。
頑固なところもあるし、
思いが叶わないと、クドく(良い言い方でいうと、粘り強く。笑)交渉してくるところもあった。

でも、よく周りを観察していて、
場の空気をよんで動くし
仲間はずれが嫌いで、弱い者いじめされている子をほっとけない優しさもあった。

好奇心旺盛で社交的で、楽しいことが大好き。
友達も大好き。
学ぶことも大好き。

幼稚園の時は、友達との関係も、先生との関係も良好だった。

そんなナツコにとって
学校の何が嫌なのか。
私はそれを必死で探そうとしていた。

本人に聞いても言語化できない日が続いた。


ならば、私が言語化する手伝いをしたい
学校の何が、この子にフィットしないのか
しっかり現場を見よう!

と思い、母子登校することにした。


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