タフなメンタルが形成されるまで
打たれ強く、何があってもめげずにいられる人はどんどん大きくなれる。
立ち止まらずに突き進んでいけるので、成長が止まることはないからだ。
そんなタフなメンタルを持ちたいと憧れてはいるが、残念ながら私は何かあればとことん凹んでしまう性格なので、立ち直り力が育つまでは、まだまだ時間がかかりそうだ。
辛いことがあると、大抵の場合、私は閉じこもってしまう。そして思う存分落ち込む、泣く。
そして気が済んだら涙を拭いて「よし、また頑張るか」と、ようやく再出発する。
くよくよしていると、「そんな暇はない、走れ!」と言われることがある。
子供と違って、大人は駄々をこねても許されないからだ。
大人の時間は、ほとんど自分のものではない。
背負っている責任の為にも、一分一秒たりとも無駄に出来ない。
生活に追われるとなおさらそうであり、
世の中には、発狂しそうな程辛いことがあっても、
涙一滴でさえ流す余裕を許されない人がたくさんいる。
抱えているものを全て一時的におろして思い切り悩めることは、ある意味とてもとても贅沢なのだ。
だから、まだ悩めるうちは、それに感謝するべきだと私は思う。
そして、ただ落ち込むだけで終わらず、凹んだ分以上に跳ね上がる力を蓄えられるようになりたい。
こういうと凹み癖の言い訳のように聞こえてしまうかもしれないが、
どん底に落ちた時だからこそ
持てる力がある。
例えば私の場合、順調な時は、中々ハングリー精神を出せない。
平和ボケしているせいか、踏ん張る必要性を感じないのだ。
けど、追い込まれるようになると、危機感が湧く。
「このままではやばいぞ」と力が全身に込まれ、頭の回転も速くなる。
凹みながらも、涙を流しながらも、何とかせねばと必死に突破口を探す。
そんな焦りの中、
ハンパなく大きい「強くなりたい」
という願いが生まれる。
それが、私の成長のバネとなるのだ。
一口に「凹む」といっても、その中には色々な気持ちが入れ混じっている。
自己嫌悪。
悲しみ。
悔しさ。
疲れ。
吹っ切れ。
これらの気持ちのどれに焦点を当てるかで、ただ落ち込んで終わるか、それとも更に強くなって復活するかが決まる。
自己嫌悪や悲しみ、疲れだけに目を向けてしまうと、「どうせ自分はダメなんだ」と自ら道を塞いでしまうが、
なにくそと悔しさと吹っ切れを味方につければ、「どうしても諦めたくない」と思えるようになり、再挑戦しては新しいパワーを身につけられる。
落ち込みに打ち勝つ経験が積まれ、これに慣れてくると、凹む度に自然と自分を強くしてくれる気持ちに焦点を当てることが出来る。
そして、それが習慣化されると、凹む時間はどんどん短くなる。
最終的には瞬時に立ち直れるようになる。
これがタフなメンタルが形成される過程なのではないかと、私は思う。
繰り返し落ち込む日々を通して、どんどん丈夫になっていけるのだ。
なんとありがたいことか。
「辛い思いをした分だけ強くなれる」というのは、つまりこういうことなのだろう。
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