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草に萌えてて草

夏休みにオーストラリアに行った話を書いたが、その際に「草」の大発見をした。

日本人観光客も多い街で、日本語の会話も時々耳に入ってきていたのだが、たまたま前方を歩いていた若者のグループが繰り返し「くさ」を語尾につけるではないか。

「○○しててクサ」

周りを見渡しても特に臭そうなものはない。何度か「くさ」を耳にした所でふとSNSで「草」を近年よく目にするようになっていたことを思い出した。

これ、「○○でしょう」を打ち間違えているうちに「しょう」が「そう」になって「草」になったか、「○○してそう」の誤変換かと思っていた。

しかし前方を行く若者の会話を聞いていると、もしかしてこれは「くさ」と読むのかもしれないと気付いた。

私 :あのさ、時々ネットで「草」って見るけど、あれ「くさ」って読むの?
長男:そうだよ、何、どうしたの?

長男はドン引きしたような顔をしている。

私 :えっ、どういう意味で使ってんの?
長男:笑と同じよ。
私 :えっそうなの?草のどこが笑?
長男:wwwって書いたら、それが草に見えるって所から来てると思うよ。
私 :は~!!

wがたくさんならんでいる様子が草が生えているように見えることが始まりとされています。

ネットに発生する「大草原」

そこから真似して使ってみようと思ったが意外にもこれが難しいのだ。

私 :難しいで草
長男:難しくて草だね

あとはどうしても「草」を名詞として使いたくなってしまうため、つなぎがうまく行かない。

長男:文法とか考えながら喋ってる時点でついて行けてないよね。

さらに応用編として、大笑いや大爆笑のことを「大草原」、逆に笑えないことを「草も生えない」などと表現します。

★草の使い方

すごい応用力である。

草を使いこなせないもどかしさは私に限ったことではなさそうで安心した。

いざ例文を考えてみるとかなりの文章構成能力が求められる言葉だということに気づかされました。

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日常に草をw