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ゆったり登校(2)

朗報の続き

我が家が先生の異動でもう一つ気にしていたのが、長男にとってかつて学校生活が崩壊した年に担任だった先生が転出するか否かだった。長男との相性が悪すぎてどうにもならなかった先生だ。そして転出であることがわかり胸をなで下ろしている。万が一、次男の担任になることがあったらという不安もこれでなくなった。

今年度、校長や副校長も新しい方に変わっていて、お二人の長男への眼差しもずいぶんと優しいものであるように感じている。その背景には、恐らく担任の先生が長男のことを話して下さる等の対応をしてくださったからなのではないかと思っている。

ある日、長男が廊下に寝そべってタブレットで何かやっていた際に、知り合いのお母さんが長男を見つけて「隣にいていい?」と言ってそばにいてくれたことがあったそうなのだ。そうしたら副校長先生が通りかかって、「ありがとうございます」と声をかけるとともに、「ここ暗かったね、電気つけとくね」と言って、明るくして行ってくれたそうなのだ。

また、校長先生も時々長男を見かけたら声を掛けてくださるようで、担任の先生経由で聞いた話では、「大人とちゃんと会話できています」と言ってくださったようだ。

長男も今年度の校長先生と副校長先生は警戒しなくても大丈夫そうだと感じているようで、声を掛けられれば素直に対応しているのだろう。

先生達も、長男が周りに迷惑をかけないという一定のラインを守っているため、静かに見守っておいても大丈夫だという思いを持ってくれているのではないかと思っている。

全体として穏やかな目で見守ってもらえれば、長男も反発することが減って話が通じやすくなり、物事がうまく行くような気がしている。親も学校関係では迫られて対応することが減って楽になったように感じている。