見出し画像

イベント参加を通して我が子を知る(1)

長男にとって小学校の生活が今ほど上手く行っていなかった頃、様々なイベントに連れ出すことで何か刺激になればと思っていた。これまで参加したものをいくつかピックアップして気づきと合わせて書いてみる。

大学の一般向け公開講座

長男が一番最初に参加したのが大学の公開講座だった。テーマに興味があったため申し込んでみたが、結果から言うと思ったのとは違っていた。

まず授業が講義形式で双方向な対話が少なかったことが長男には少しフィットしなかった。また講義をして下さった教授の著作を読んだことがあったようで、当日は新しい情報よりも知っていることが中心だったようだ。それでも教授の講義は楽しめたそうなのだが、長男が一番微妙と感じたのが受講生(年配の方が多く、行ってみたら長男だけが小学生だった)の質疑応答で、授業についての質問というより自分の知識を話したくて喋っている感じがしたのだそうだ。

長男はせっかく親が探してくれたということもあって遠慮がちに感想を述べていたと思う。親としては対象年齢の縛りもないから良いかなと思ったけれど、なるほどなと思う経験となった。

小学生の小グループでディスカッションするワークショップ

こちらは少し物足りないかもしれないと思っていたが、意外にも随分と楽しめたようだ。問題解決やロジカルシンキングを行なうワークショップだった。

一例として、国語の点数が伸び悩んでいる場合にどうしたらよいかというテーマがあり、グループワークで付箋にアイデアを書いていくセッションがあったようだが、長男が持ち帰った付箋を見るに何十枚も書いていた。

長男は最終的に、国語の点数が伸び悩むからといって国語だけやるのではなく、社会や算数も含めた幅広い分野をバランス良くやることが読解力や記述力などに繋がるということをロジカルに説明したらしい。

長男のこの国語に留まらない発想は他になかったそうで、発想を褒められたと言っていた。長男を見ていると普段から様々な分野を繋げるということを得意としているため、自身の経験に基づいたアイデアでもあったのだろうと思う。

また、このプログラムでは誰よりも発言したとも言っていた。

オンライン視聴

大学教授による宇宙関連の講義であったり、中学・高校の先生が授業を競い表彰された授業を模擬体験できるイベントも参加してみた。表彰された中には受験が必要な私立中学の授業もあったように記憶している。

ただ公開講座の時と同じく、長男にとっては講義を聴くだけというのは今ひとつだったようだ。双方向がベスト、そうでなければ独学で学ぶ方が合っているのかもしれない。また難易度は高いと嬉しいのだとは思うが、それより実際に手を動かして体験できる等、主体的に動ける活動があると満足度が高まるようだ。

(2)につづく