不可説不可説転
この数はとてつもなく大きな数である。
何せ仏が悟りを開いたことを表す数の単位だからである。
しかしこの不可説不可説転にも、上があり、具体的にはゴーグルちょっとよく覚えていないが、そういう10のなんとかじょうと言うような数の単位がある。
それらは使うのか知らないが、少なくとも知っていてもあまり得にはならない。
とりあえず今日は、不可説不可説転について考えてみたい。
この不可説不可説転は、仏が悟りを開いたことを表す言葉と先ほど説明したが、仏が悟りを開くとはどういうことか少し考えてみて欲しい。
悟りを開くのだから、わっと視界が開けた、というか、頭の凝り固まった部分がぐちゃぐちゃに踏みつぶされたと言うような感じか。
それを数にして表す。
なぜ数にして表さなければならなかったのか。
その辺が頭の固い学者たちが考えた数と言う気がする。
あるいは宗教家たちがどうにか表現できないかと四苦八苦しながら考えている姿を想像すると少し楽しい。
そんな数考えてもどうしようもない、と言うことにおそらくはみんな気づいている。
けれどもやめられないのが、かっぱえびせんである。
かっぱえびせんは、非常に優秀な調味料がかかっていて、いちど食べ始めると止まらない。
学者や宗教家たちも、一度考え始めたら止められない止まらない状態になっていた。
つまりこの不可説不可説転は、かっぱえびせんである。