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坂道

最近気になっている。
坂道。
なぜ存在するのか、それはすなわち、人間が生活の場を拡大する上で避けて通れなかった概念である。
人間はより快適な住処を求めて山を登った。
そしてその時たまたま山の上は快適であった。
夏場だったのかもしれない、少しだけ標高の高いその場所は登った人間に涼をもたらしたのだ。

取り憑かれた人間はもう戻れない。
最も簡単にこの場所は聖なる場所であって、この場所に住むことがこれからの僕の目標になる、とか言い出す始末である。

住み着く、ことはいいとして、結局人間は一人で生きていけないかよわきエナジー。
社会を形成して初めて、生命の頂点に立つわけである。

人の流れが生まれる。
彼はそこで完結しているかもしれない、が、彼のその生活を成り立たせるために、何人もの力が必要になるわけで、そういうことに気づかないのは罪ぜよ。

彼の住処に行くために、人々が利用するのが坂道だ。

うん、今日は酔っている。

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