憂れい (短歌)

 明日へ続く幽霊のような
 遠く伸びる影
 涼し気な顔をして嘲う
 
 「まだだよ」と近くにいる
 誰を思い出すわけもない
 嬉しい風
 
 憂うものも気配ることある
 けど、楽しんでる自分もいる
 それだけ

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