床上時間と平衡感覚
90歳の父。年末年始に実家を訪ねても
「とにかく眠いから寝かせてくれ。立つと後退りしちゃうんだ。」
と言ってずっと寝ていた。
認知症の母からは
「お父さんが食べないでベットで寝てばかりいる。
心配だ心配だ。どうしよう起こそうかしら?」
と引っ切りなしに電話がかかってきた。
脳梗塞なども疑ったが、そんな感じでもなかったし、
本人も病院に行きたがらなかったので、
もう90歳だし寝る時間が増えるのも当たり前なのかなぁと思い寝かせていた。
年明け、かかりつけ医に相談すると
【床上時間が長過ぎると平衡感覚が狂ってしまい、
いざ起きるとクラクラする事がある。
床上時間を減らすように言いなさい】との事!
凄く納得!
そして先生は
「今後寝ている時間が増えて、自分でトイレにも行かなくなったら、
往診をするから連絡するように」 と言ってくれた!
先生優しいッ!( >_<)!
一人で判断するのがとても不安だったので、
いざの時に先生に相談出来ると思ったらホッとした!
家に帰って父に全て説明した所、本人も納得♪
横にならないように努力するとの事。
ホワイトボードにも目立つように書いてきた♪
【床上時間を減らす! 眠たい時はベットに行かないで、椅子に座って舟を漕ぐ程度にする事!狂った三半規管を目覚めさせて平衡感覚を取り戻す!】
と書き自席に立て掛けてきた。
一つ安心したのは、年末年始の母の電話では、
“お父さんが全く食べないで寝てばかり”と聞いていたが、
父の大好物のお雑煮とお節は順調に食べた形跡があった♪
(母は認知症になってから洋食しか食べない人に変貌した)
柚子の皮も父に教えた通りに何度も何度も表面を削った痕跡があって可愛かった♪
90歳の父に、80歳の認知症の母。
今年も大変そうだけど、周囲に助けて頂きながら、踏ん張って乗り切る!
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