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聞くときの在り方(マインドセット)

こんにちは
ご覧いただきましてありがとうございます。
今日から「わもん」の聞き方のコツをかいていこうとおもいます。

わもんの聞き方は傾聴と似ていると言われることがあります。

傾聴とは(けいちょう)とは、相手の話に耳を傾け、相手の気持ちや考えに共感しながら理解しようとするコミュニケーションの技術です。傾聴というやり方です。

でも、わもんの聞き方で一番大切にしているのはやり方ではなく在り方です。
在り方とはいわゆるマインドセットです。
わもんの「聞き方」における在り方は以下の2つです。

2つの在り方(マインドセット)

  1. 絶対尊敬(ぜったいそんけい)

  2. 完全沈黙(かんぜんちんもく)

この2つの在り方が話を聞くことで養われていきます。

絶対尊敬とは


「わもん」において、聞き手が話し手を尊び、敬う気持ちです。聞き手は話し手の存在のすべてを尊敬し、話し手が発するあらゆる考えや感情をありのままに受けとめます。
聞き手の考えや感情を一切さしはさむことはなく、話し手の言葉や、表情。しぐさ、動作などをそのまま包み込むようにして話を聞きます。
このときに話し手を尊び、敬う気持ちを聞き手自身にもそそぎます。
「聞けば叶う~わもん入門」(薮原秀樹 著 文屋 発行) p21より

人間は自分に向けたれる感情を敏感に感じ取ります。絶対尊敬で聞いてもらっていると感じると話しやすくなり「わかってもおらえた」と感じます。

また、脳は自分と他者の区別がつきません。
なので、他者に対して絶対尊敬を贈ること=自分自身に対する絶対尊敬と脳が勘違いし、自分への絶対尊敬が増していくとそれが自信につながっていきます。

完全沈黙とは


「わもん」の聞き手がみずからの心に浮かぶすべての考えや感情を鎮め、あだやかで、静かな心を保っている状態です。
話し手に対する思い込みや先入観、否定的な感情などはいっさい起こらず、いかなる話もありのままに受けとめることができます。
「聞けば叶う~わもん入門」(薮原秀樹 著 文屋 発行)p99より

完全沈黙という言葉は、ルドルフ・シュタイナー氏の著作「いかにして高次の世界を認識するか」に出てきます言葉から「わもん」の創始者でる薮原さんがひらめいたものです。
完全沈黙という在り方は簡単ではなく、わもんは在家の修行と薮原さんは言っていますが、人の話をこの在り方で聞くように習慣づけると、話し手が何を言いたいのかという話の本質がわかるようになります。
結果、話し手は自分の思いが話しやすくなり、「聞いてくれてありがとう」となります。

絶対尊敬と完全沈黙はわもんの「聞く」をするときの基本的な在り方です。すぐにできるものではないけれど、このように聞くと意識するだけで、聞き方が変わってきます。

「聞く」の2つのやり方


では、絶対尊敬と完全沈黙の具体的な方法はどうすればよいのかについてです。

具体的な方法は2つです

  1. 話を最後まで聞く

  2. 信じ切る。自分も相手も

「話を最後まで聞く」とは


話を最後まで聞くは文字通り、話し手の話をさえぎらず最後まで聞ききるということです。
話を聞いて「自分の考え方と違う」「自分の意見はあの人と反対だ」と言いたくなったり、自分の話をしたくなったりしませんか?
これを相手に絶対尊敬を贈ることに専念して、口をはさみたくなる自分を意識することで完全沈黙の習得につながっていきます。

「信じ切る。自分も相手も」とは


課題や悩みを相手が話していたとしても、「必ず解消できる。答えが見つかる」「この人の中に答えがある」と信じ切ると、話し手は本当に自分で答えを見つけます。
また、相手の人の話を本気で信じて聞くと、自分のことを信じる力も強くなってきます。

2つのやり方ができないからと言って自分を責める必要はありません「今の自分はこうなのだな」と自分を認めて、この考えをわきにおいて話を聞くことに専念します。

2つの在り方とやり方はすぐにできるようにはなりませんが、コツコツと続けていくと必ず身についてきます。

「音」を聞くということ

一般的には「聞く」には次のようなスキルがあります
話し手の呼吸や話すスピードに合わせてあいづちを打つ
相手に体を向けて目線の高さを合わせる
相手の言った言葉を繰り返す
これらのスキルは傾聴やコーチングでも学ぶスキルですので、ここでは詳しくは書きません。

わもんの「聞く」では上記スキルの他に
「音」をしっかりと聞く意識をもちます。
「音」とは相手の「声」です。
話し手の発する音は常に変化しています。話の流れに応じて強くなったり、弱くなったり、高くなったり、低くなったりします。この変化が心の奥底の思いを表現しているので、音をしっかりと聞くことで、その人の気持ちがわかるようになります。

「音楽を聞くように人の話を聞く」
これがわもんの「聞き方」の特徴です。
これもすぐにできることではないかもしれません。ついつい話の内容に気をとられたり、言葉だけを聞くこともあるかもしれませんが、音を聞く意識をもつことはわもんの聞き方ではとても大切にしています。

ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
聞き方のコツはまだまだあります。
今回は概要をお伝えしていますので次回からはさらに詳細についてお伝えしていきます。

わもんの「聞く」を磨くと何よりも自分が変わる!
本当の自分で生きられます!!

黒帯SHINKA心徒塾についてはこちらもご覧ください

黒帯心徒塾 | 一般財団法人 わもん財団






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