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無為(なにもせず)
無為(読み)ムイ
デジタル大辞泉 「無為」の意味・読み・例文・類語
む‐い〔‐ヰ〕【無為】
[名・形動]
1 何もしないでぶらぶらしていること。また、そのさま。「せっかくの休日を無為に過ごす」「無為な毎日」「無為無策」
2 自然のままに任せて、手を加えないこと。作為のないこと。また、そのさま。ぶい。
「日頃忘れていたゆったりした―の歓喜が」〈宮本・伸子〉
3 《〈梵〉asaṃskṛtaの訳》仏語。人為的につくられたものでないもの。因果の関係を離れ、生滅変化しない永遠絶対の真実。真理。⇔有為うい。
何歳まで生きられるのかはわからないが、自分に残された時間は、たぶんあと30年位か。
いや、下手をすると、不治の病にかかったりして、短くなる可能性のほうが高いだろう。
そもそも健康寿命という指標があり、それを計算にいれてしまうと、実はもう残り20年もない。
いや、寿命など、捕らぬ狸の皮算用。
「もしあと1週間で死ぬとしたら」みたいな本を、立ち読みしたり。買ってしまったり。
平易な哲学書をひもといたり。
実は、約一年前に結論は出ている。
紀元前の偉人のこの名言が心に沁みた。
あなたは、たくさんの人たちが、こう言っているのを耳にするだろう……
五十を過ぎたら仕事を引退しよう。
六十になれば、公の役目からも解放されることだろうと。
だが、あなたがそんなに長生きする保証が、どこにあるというのか。(中略)
自分が死すべき存在だということを忘れ、五十や六十という歳になるまで賢明な計画を先延ばしにし、わずかな人たちしか達することのない年齢になってから人生を始めようとするとは、どこまで愚かなのか。
やりたいことがあるなら、今すぐ、自分のために時間を使おう
同意。理屈も通っている。
しかし、ここからが本題。
人生は多様。
考え方もさまざま。
時間の使い方も。
心底やりたいことがある人もいれば、やりたくないことばかりの人もいる。
自分のために時間を使うといったとき、
○どうしてもやりたいことがある
○どうしてもやりたくないことがある
どうしてもやりたいことがある人は幸せだとおもう。
哀しいかな、どうしてもやりたくないことが増えてきた。つまり、「無為」に憧れるようになってしまった。
「無為」は、なにもしないでブラブラしている こと。
「無為」の類語をみてみよう。
評価はヒドイものだ……。
[類語](1)拱手きょうしゅ・怠ける・怠る・サボる・ずるける・だらける・手を抜く・手抜き・骨惜しみ・怠慢・怠惰・横着・便便だらり・便便・のんべんだらり・ずぼら・ものぐさ・ぐうたら・だらしない・しだらない・ぬらりくらり・のらりくらり・ぬらくら・のらくら・だらだら・ちゃらんぽらん・無精・ルーズ・ぶらぶら・ごろごろ・ちんたら・無気力・のほほん・風太郎ぷうたろう・その日暮らし・ふしだら・自堕落・のろのろ・もたもた・ぐずぐず・投げ遣り・レイジー・横着・イージー・イージーゴーイング・風の吹くまま気の向くまま・油を売る・まったり・漫然・たるむ・ぬるま湯・ぬるま湯につかる・もさくさ・もさっと・もさもさ・のそり・のさのさ・のそのそ・とぼとぼ・のこのこ・のっそり・そろそろ・ゆっくり・のろま・のっしのっし・のしのし・遅い・のろい・のろくさい・まぬるい・まのろい・スロー・緩慢・とろい・まだるい・まだるっこい・鈍にぶい・緩徐・遅緩・スローモー・遅遅・ぼやぼや・鈍重・鈍どん・とろとろ・ぼちぼち・ぼつぼつ・ぽつぽつ・徐徐・徐徐に・じわじわ・じわりじわり・じりじり・のたり・のたりのたり・そろり・ゆるゆる・のんびり・ゆったり・悠然・悠悠/
(2)自然・素朴・有るがまま・ナチュラル・もっとも
怠ける、手抜き、ものぐさ…
無気力、その日暮らし、風太郎…
緩慢、ゆるゆる、のんびりなど、
軽蔑からスローライフ的な見方までの広い類語がある。
○仕事をどうしてもやりたくない→
○転職もしたくない→
○おカネは必要
○思い出を残したい
残ったのは、
おカネを稼ぎ、思い出を残したい
ということになった。
あらゆるめんどくさいことを止めたいが、おカネが必要だ。
生きた証とは、家族や友人との思い出だ。
ただ、今日も「無為」に憧れる自分がいる。
ブラブラ、あてのない旅に出たいのだ。
どうしてもやりたい となったら、有給とって、旅に出てしまいますよ、ハイ……。