10行雑記(樽に住む人)
隠遁、遁世、というと、もう完全に世間との縁を切り、世捨て人になってしまった様子……
隠棲、隠居、山籠りなら、気の会う仲間たちとの、悠々自適な田舎ライフの様相を呈します……
では、この紀元前のギリシャ哲人の生き方はどうでしょう?
○最小限の持ち物しかなく、樽に住む
○犬と蔑まれつつ、人々に人気あり
○アレクサンダー大王が羨望
温暖なギリシャの気候がなせる技なのかもしれないが、おそらく食べ物にも困らなかった様子。
半隠遁を気取る自分だが、完全に世間から隔絶された「隠遁」は、一時的には良さそうだが、おそらく永くは続かないような気がします。
この哲人の生き方を掘り下げてみる必要がありそうです。