腎臓病は薬で簡単に早く治るものではない。生活習慣から治すべきだ。
腎臓病の原因と対策
腎臓病は一度なるとなかなか治らないと言われています。それは長年かけて作り上げてきた慢性病だからです。薬で早く治そうとするのではなく、その原因を考えながら、じっくりと基本的な生活に戻すことが、根本的な解決になります。
腎臓病の原因
過食、ほとんどの人は過食、間食、夜食など食べ過ぎが最も大きな原因となっています。毎日、食べ過ぎがあると、インスリンが血糖値を調整する為、たびたび放出されます。それも長年に渡ると、やがてインスリンの出が悪くなったり、効果が低下したりします。
インスリンの効果が無くなると、血糖値が下がらなくなり、糖尿病となります。高血糖は血管壁を傷つけ、動脈硬化を起こし、動脈の内腔が狭くなります。腎臓内部の毛細血管や、身体全体の毛細血管が硬化し血流の流れが悪くなります。
腎臓には糸球体という微細な血管の塊がありそこで血液をろ過して尿を作ります。しかし、高血糖や高血圧で糸球体の毛細血管が傷つくと、ろ過機能が低下して、老廃物や余分な水分を排出できなくなります。
腎臓だけの問題ではありません。全身の毛細血管が動脈硬化を起こすと、全身の血流が悪くなります。全身の血流が悪くなるという事は、腎臓への血流を供給する動脈も例外ではありません。充分な血流が腎臓へ送られなくなり、腎機能が低下します。
長年の過食、間食、夜食は膵臓から出るインスリンの効果を低下させ糖尿病となり、高血糖は毛細血管を傷つけ、動脈硬化、血管内腔の狭窄、腎臓内部や全身の毛細血管を詰まらせて、高血圧を引き起こし、結果として腎機能が低下するのです。
腎臓病は食生活が招いた慢性病であることを認識することが大切です。根本的な治療としては、食生活や生活習慣から改善する必要があります。長年かけて作り上げてきた慢性病ですから、じっくりと腰を据えて何年もかけて治す構えが必要です。
改善する方法としては、次の4つの方法があります。
1、プチ断食をする。
2、ミネラルを取る。
3、運動をする。
4、バランスの取れた食生活をする。
この4つの生活習慣をじっくりと腰を据えて実行しているとやがて忘れたころに腎臓病が良くなっていることに気が付くようになります。早い人では半年後、遅い人でも3年もあれば腎臓病は改善されます。
1、プチ断食をする。
プチ断食は、朝は味噌汁1杯とリンゴ1個を皮ごと食べて下さい。朝食はそれだけです。昼食と夕食は腹8分目にしてください。ただ、食欲が盛んになるので腹8分目と言っても、食べ過ぎることがありますから、なるべく食べ過ぎないように注意してください。
2,ミネラルを取る。
マグネシウム、亜鉛、などのミネラルを補充してください。白ご飯、白パン、うどん、ピザ、パスタ、白砂糖、など外側のミネラル分を剥がした食材が主食となっている為、慢性的なミネラル不足が起きています。
マグネシウムはにがりを3滴づつ、朝昼晩、味噌汁やお茶に入れて飲んでください。
亜鉛はサプリメントを利用するか、プルーンを朝昼晩、1個ずつ食べて下さい。
3,運動をする。
運動は毛細血管を修復するのに無くてはならない事です。全身の血流を豊かにする。基礎代謝を上げる。免疫機能の向上、体力の増進、心肺機能を高める、膵臓、肝臓、腎臓の機能改善に効果がある。ウオーキングから初めて、毎日30分以上運動することが良い結果を出します。ただし、その人の体力に合わせて増減してください。
4,バランスの取れた食生活をする。
外食をはじめ、美味い物はあまりにも炭水化物や肉類、甘い物に栄養が偏る傾向にあります。麺類、パン類、ピザ、パスタ、ハンバーガー、丼もの、などは炭水化物に偏ります。焼肉、鉄板焼き、ステーキ、豚肉の料理、鶏のから揚げ、などは肉類に偏ります。加糖飲料水、コーヒーミルク、サイダー、オレンジジュース、コーラ、甘いお菓子、ケーキ、ミルクチョコレート、などは甘い物に栄養が偏ります。
天然物の魚介類、海藻類、野菜類、果物全般、オートミール、玄米、押し麦、全粒粉の小麦粉、100%そば粉、ナッツ、レーンズ、クルミ、プルーン、黒豆、小豆、ゴマ、切り干し大根、キノコ類、干し椎茸、するめ、煮干し、味噌、納豆など昔から食べられている食品を取ることが栄養の片寄を防ぐことになります。
上記4つの項目を生活習慣に取り入れることによって、腎臓病は必ず改善されると確信しています。ぜひ、実行してみてください。
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