2024/09/27の日経新聞を読んで
サントリーホールディングスは2025年春、基本給を一律で底上げするベアを含む約7%の賃上げを目指す。24年と同程度となる見込み。ベアを含む賃上げは3年連続。他の企業に先駆けて表明し、人材確保で先手を打つ。記事を要約すると共に所感を述べたい。
新浪剛史社長は26日、日本経済新聞のインタビューで「賃上げ7%程度を目指し、前回レベルを前提に労働組合と議論している」と明かした。
24年12月期の連結業績予想は、売上高に相当する売上収益が過去最高だった前期から5%増の3兆4500億円、営業利益が1%増の3200億円を見込む。
純利益は11%減の1530億円となる見込み。
23年春はベアと定昇合わせて平均約7%の賃上げを、24年春は2年連続で同じく約7%の賃上げをそれぞれ実施した。
サントリーホールディングスの平均年収は1,113万円となる(45-49歳)
【所感】
春闘までまだ期間があるのにも関わらず、サントリーの経営側のトップの新浪社長が賃上7%を目指すと公言しているのは大変頼もしく、サントリー社員にとっては朗報だろう。
一般的には労働組合側が経営側に賃上を要求して、白熱する議論が取り交わされるのだが、最初から経営側がベア7%を公言するのだから、これ以上頼もしいことはない。
こうなると組合側はベア10%を要求するのだろうか?
業績も好調で営業利益も前年比から1%増の3,200億を見込む。営業利益率も10%は見込まれ、稼ぐ力も堅調である。
私の所属する会社は電機連合になるのだが、業界は違えどサントリーを見習って賃上7%以上を実現して欲しい。