2024/04/09の日経新聞を読んで
岸田文雄首相は8日、米国に向けて日本を出発した。バイデン米大統領と日米の安全保障や経済を一段と強固にすると確認する。11月の大統領選前に日米で重要政策の継続を確認し、選挙結果が日米関係に影響を与えないようにする。記事を要約すると共に所感を述べたい。
米国のこれから4年間の方向性が決まる大統領選は同盟国の日本にとっても特別な意味を持つ。
日本政府が大統領選を見越して想定するのが(1)民主党のバイデン氏が再選した場合の「継続性」(2)共和党の候補者指名が確定したトランプ前大統領が再登板したときの「不確実性」の2つ
バイデン氏が再選すればさらなる政策推進が望める一方、前大統領の復権もにらんで重要項目の継続性を担保しなければならない。
大統領選の結果によらず強固な日米関係を維持する環境を整えることが今回の訪米の大きな目的となる。
10日の首脳会談で自衛隊と米軍の指揮統制の連携拡大を取り上げる。
日米で防衛装備品に関する協議の枠組みを設け、共同開発の推進や米国の大型艦船を日本で補修できるようにすることでも合意する。
経済では半導体や蓄電池といった戦略物資に関する新たなルールを定める見通しだ。
首相はトヨタ自動車が電気自動車向けの車載電池工場を建設する南部ノースカロライナ州を訪れる。
25年稼働予定の工場では5000人超が勤務する見通しで、同盟国による米国への投資が雇用創出や環境対策につながる
国賓待遇という最上級の待遇でお出迎えされる岸田首相。日本の首相が国賓待遇で米国大統領に迎えられるのは9年ぶり、5人目の様だ。トランプと安倍晋三氏は蜜月関係を築き上げたが、トランプから国賓待遇として、迎えられなかったのは意外である。
さて、今回の米国訪問は何といっても、日米安全保障条約をどこまで強靭化出来るかによるだろう。自衛隊は今年度中に常設の統合司令部を設置して、米軍との平時から有事までのやり取りをスムーズに行得る様に調整している。この指揮統制の連携強化がどこまで進むか注目したい。
また、もしトラが吉と出るか不幸と出るか。バイデン継続かトランプ再選か、どちらに転んでも日米同盟がより強靭なものになるように。かけがえのない唯一無二のパートナーであるように。信じたい。
また、今回の10日の公式晩餐会では私の大好きな、YOASOBIが招待されているという。もしかしたら、翔平も招待されるのかもしれないな。
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